官公庁や多くの企業が年内最後の開庁、営業日となった28日、神戸市は毎年恒例となっていた「仕事納め式」を今年は行わなかった。職員の負担軽減や年末の繁忙期への配慮といった業務改革の一環という。
仕事納め式は例年、本庁の課長級以上、区役所や外郭団体など出先機関の部長級以上約500人が集まり、市長訓示などがあった。年始の仕事始めで再度集まる機会があり、日が離れていないため見直した。久元喜造市長の判断という。
久元市長は28日午後、訓示の代わりに全職員に対してメールを送信し、「働き方改革を進めていき、変えるべきものは変えるなど、働きやすい職場環境を実現していきましょう」と呼び掛けた。ほかに神戸港開港150年目の記念事業や10月の市長選当選などを振り返った。(若林幹夫)