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サイクロン襲来から1か月、漁師661人が依然不明 インド
2017年12月28日 13:07 発信地:ニューデリー/インド
【12月28日 AFP】インド当局は27日、同国南岸と隣国スリランカの一部が大型サイクロン「オキ(Ockhi)」に見舞われてから1か月たった後も、漁師661人余りが行方不明になっていることを明らかにした。親族からは当局の対応を批判する声が上がっている。
オキはベンガル湾(Bay of Bengal)で発生し、スリランカを11月29日に直撃。続いてインド南部を襲った後、アラビア海(Arabian Sea)に抜けた。これまでに、インドで250人以上、スリランカで27人の死亡が確認されている。
インドのニルマラ・シタラマン(Nirmala Sitharaman)国防相は議会に対し、漁師661が今なお行方不明になっていると報告した。うち400人が南部タミルナド(Tamil Nadu)州の人で、残りは同ケララ(Kerala)州の人だという。死亡したとみられるかどうかについては言及しなかった。
シタラマン氏によると、軍などが12月20日までに845人前後を救助している。
行方不明となった漁師たちの大半は、原始的な漁船に乗っていたところをオキに巻き込まれた。
政府の対応をめぐっては、漁師に対する警告が不十分だったとの疑いが出ているほか、行方不明者の捜索も不十分だとして親族らが当局を非難している。(c)AFP