少女マンガは恋愛系が好きなんですけど、特に学園ものが好きなんです
──諏訪さんが最近読んでいる本はどんな本ですか?
諏訪最近は英語の勉強をする本を読んでいます。
──英語の勉強をされているんですか?独学ですか?
諏訪いえ、通っていた高校が国際系の学校だったので、その頃はすごく英語を勉強していたんですけど、今はもう全然しゃべる機会がないので、忘れかけているものを取り戻そうと思って。
──何か目的があったりするんですか?
諏訪そういうわけじゃないんですけど、いつか移住したいなと(笑)。
──住みたいところはありますか?
諏訪アメリカとかカナダとか、英語圏のところに住みたいです。
──それで英語のテキストみたいなものを読まれていると。
諏訪今、テキストもすごくかわいい絵が描いてあるものがあって。“使える英語”みたいなちっちゃい本があるんですよ。たとえば「うさまるの英会話」というのがあって。
──うさまる?
諏訪LINEのスタンプにあるキャラクターなんですけど、あの、うさまるの英会話の本があるんですよ。それを読んでます。結構身に付きますよ。
──英語勉強したいので探してみます! では、子供の頃はどんな本を読まれてましたか?
諏訪学校の図書室に通ったり、おばあちゃんちの近くにある図書館によく通っていて、そこにある児童書を読んでました。「かいけつゾロリ」とか。あと、図書館にはすごく昔の本があるじゃないですか。そこですごく昔のまんがを読んだりしてました。
──諏訪さんの言う“すごく昔”とは、どれぐらいのものなんでしょう(笑)?
諏訪小学生の頃によく読んでいたのは「きんぎょ注意報!」っていう、たぶん「りぼん」のマンガだと思うんですけど、それを図書館でずっと読んでました。
──マンガをよく読まれていたとのことですが、好きな傾向やジャンルはありますか?
諏訪少女マンガは恋愛系が好きなんですけど、特に学園ものが好きなんですよ。
──なるほど(笑)。今回ご紹介いただいた3冊はすべて……。
諏訪全部学園ものでしたね(笑)
──本当に好きなものをあげていただいたんだなと分かります(笑)。では、「ひだまりスケッチ」からお伺い致しますが、このマンガをきっかけに諏訪さんは声優の道を志したと伺いました。
諏訪そうなんですよ。当時中学生だったんですけど、美術部に入っていたんです。その頃見ていたアニメが剣道部のアニメとかで、違う部活のアニメはあるのに美術部のアニメはないのかなと思って探してた時に見つけたのが、この「ひだまりスケッチ」だったんです。美術高校を舞台にしていて、私と同じ美術部のマンガだということで興味をもって読み始めました。
──アニメというより原作を読まれていたんですか?
諏訪同時ぐらいですかね。アニメを見て、すごく面白いと思って原作を読み始めました。
──そこから声優さんになりたいと思ったのは、何か具体的なきっかけがあったんでしょうか?
諏訪この「ひだまりスケッチ」の空気感というか、世界観がすごく優しくて、この空間に私も入りたいなと思ったんです。当時、私が入った美術部って、全然活動していない部だったんですよ(笑)。中学生の部活って、だいたいそうじゃないですか?
──そうなんですか?(笑)
諏訪私の中学は、美術家庭科部といって、美術と家庭科が一体化してたんですよ。なので、どっちつかずでどっちもやる、みたいな部活で。だから美術に集中して、美術のことだけを考えてやってるっていうのがすごいなと思って。それでこの「ひだまりスケッチ」のアニメの世界に入りたいなと思って声優を目指しました。
──アニメの世界に入るにしても、たとえば美術部であればアニメーターに興味をもつ、ということもありそうですが、やはり声だったんですか?
諏訪アニメーターさんはアニメの世界を作ってくださっているんですけど、声優さんっていうのは見ている人にも、この人がこれをやっているというのが一番分かりやすいですし、アニメの中で一番生きているっていう感じがするなと思ったんです。
──確かに、絵に魂を吹き込むお仕事の一つですね。
諏訪そうですね。命を吹き込んでいる感じがするので。
──このストーリーの、特にどういうところが好きですか?
諏訪キャラクターがすごくかわいいところと、同じアパートにメインのキャラクターがみんな住んでいるので、家族のような絆もあって、こういう友達ができたらいいな、みたいなって思ってました。「ひだまりスケッチ」は高校の話なんですけど、当時中学生だった私は、読みながらこういう高校に夢見る感じでした。
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