決算書を読む必要ある?
チャート等を駆使するテクニカル投資がメインであるために、決算書を読まない方もいらっしゃると思います。
また、日々忙しく、勉強する時間を取れないために決算書を苦手にしている方もいるかもしれません。
短期間で取引が成立するのであれば、決算書まで見なくても良いかもしれません。
しかし、企業の成長に期待して、じっくり投資をするのであれば話は変わってきます。
決算書を読む方がパフォーマンスを上げられるかもしれません。
企業のことを知る
日々、取引画面に張り付いてトレードができない方々は、中長期の投資がおすすめです。
朝に買付した仕手株が、お昼にスマホを覗くと大幅なマイナスなんてことはよくあります。
それでも資産拡大できるのであれば最高ですが、もし上手くいかない現状なのであれば、これを機に投資スタンスを変えるのもありです。
企業のことを知り、腰を据えて投資することはリスクも軽減します。
「企業のことを知る」といえば、実際の商品を手に取ったり、お店に行くことで勢いを感じることもそうでしょう。
また、ニュースや新聞を見ることでその企業のビジネスを取り巻く環境を知ることが出来るかもしれません。
それに加えて、決算書などIR資料を読むことで企業の『財務面』『業績』『ビジネスモデル』も知ることができます。
「この企業の財務面は安全なのか?」
大切な資産を投資するならば、借金まみれの会社は避けたいですね。
財務面に心配がない企業に私も全力投資をします。
「業績は堅調か?」
業績が下降気味の企業は、株価の上昇も厳しい場合が多いです。
また、大きな設備投資をすれば大きな費用が掛かります。
その設備投資が良いものであれば、費用により利益が多少圧縮されても仕方ないと考えられます。
「同業他社よりも優れているのか?」
他と違いのない企業が群を抜いて成長すると思えません。
利益率は他社より高いのか、他とは違う戦略があるのか。
同じような企業なのに成長スピードに違いが出るのはでもビジネスモデルが異なっているからかもしれません。
おすすめの3冊
前置きが長くなりましたが、決算書を簡単にしてくれる本を紹介します。
私が実際に読んだ本の中で選びました。
※画像もタイトルもクリック頂きましたら検索できます。
1. 大切なとこだけを簡単に
「決算書を読むのと作るのは違う」と書かれた通り、読むのに必要な知識だけをまとめられた本。
本も分厚くなく、簡単に読み終えることができます。
これから読めるようになる方はもちろん、既に読める方々も基本の見直しとして一読をお勧めします。
2. お金の流れをわかりやすく
決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編 (講談社現代新書)
企業のリアルなお金の動きを知ることは、黒字倒産や不正会計が横行する現代においては必須かもしれません。
キャッシュフローを見れば、資金繰りに問題がないのか、怪しいところはないのか見極められることができます。
上記シリーズの第2弾ですので、前作同様に読みやすいです。
3. ネットビジネスの決算もわかりやすく
従来の企業の決算をチェックするのとは少し違う内容です。
ネットベンチャー企業が急増する現在においては、このシバタナオキさんの本が非常に参考になります。
上記2冊よりも少し難しいかもしれませんが、読み物としても面白い良書です。
今後、必要となる知識ばかりだと考えます。
以上の3冊です。
ぜひお時間がある際に読んでみて下さい!
番外編
番外編として学生が書いた決算書の本も紹介しておきます。
私は電子書籍で一読しましたが、そこそこ面白かったです。
ご覧頂きありがとうございます!
今後とも更新します。
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