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逃すな地元の原石 中部地区スカウト増員

2017年12月28日 紙面から

 「お膝元」の原石を見逃すな! 地元重視のドラフト戦略を進める中日が、スカウト網を再編する。球団は27日、編成部とスカウト部を1月1日付で統合するなどの組織改編を発表。これに伴い中部地区の担当スカウトを1人増員し、3人体制で地元スター候補のチェック機能を強化することになった。

 6つの目が地元の逸材を重点チェックする。球団はこの日、来年からの組織改編を発表。チーム統括本部内でフリーエージェント(FA)やトレードに備えて他球団を視察するプロ部門と、ドラフトに備えたアマ部門に分かれていた「縦割り」を壊し、新編成部に統合。その上で、中部エリアのスカウトを2人から3人に増員することが決まった。

 まずは、編成の一本化だ。西山球団代表は「これまでプロ、アマに分かれていた編成部門を一つにまとめる。有機的に選手調査をするとともに、情報を一本化することが目的」と説明。年齢、ポジションなどチーム編成の全体図を見ながらプロ、アマ全体を見渡した上で適切な選手の獲得を目指す組織につくり直すということだ。

 その上で、アマ部門を「1人増」の11人に拡充する。日本国内を関東以北の東日本、東海と北信越の中日本、近畿以西の西日本と3分化。この中で重点強化されるのが地元・中部地区の体制だ。これまで関東担当だった佐藤スカウトが地区変更となり、地区総括となる中原、清水両スカウトとともに3人に増員。「お膝元」の情報を徹底的に収集する。

 言うまでもなく、地元の逸材発掘が最大のミッションだ。「過去を振り返っても、中部地区にも逸材は多い」と西山球団代表。現在のチームにも岩瀬、浅尾、田島、大島ら地元出身の主力はいるが、他球団に「さらわれた」選手も多い。

 白井文吾オーナーが本紙インタビューでも指摘したヤクルトの小川は愛知県田原市、ソフトバンクで育成入団から侍ジャパンのエースに成長した千賀は同蒲郡市の出身。他地域の出身でも広島の菊池のように中部圏の大学や社会人に所属した選手もいる。

 

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