タイトルの通り、私が2017年飲んできた中で、「これは!!!!」と思ったおすすめの日本酒をランキング形式でご紹介します。
まず、大前提ルールとして自分の実際に飲んだ日本酒の中から「本当に美味しかった日本酒」のみを泣きながら紹介します。
最近は飲んでも無いのに紹介している記事も多いので…。この記事は全て飲んだ上で書いている事を保証します。ワタシ、嘘ツカナイ。
本当はまだまだあげられるんですけど、かなり厳選しました、また手に入れられそうな大酒を多めに列挙しました!そして、あまりにも荒ぶりすぎて文字数が多くなってしまったので、《前編》・《後編》と分けています。
日本酒は5本ずつご紹介しておりますので、まだ飲んだことが無いという方は、ぜひこの機会に!!では第10位から! どうぞ!
第10位 『喜楽長 特別純米 冷やおろし』@喜多酒造
滋賀県東近江市に位置する「喜多酒造」(http://kirakucho.jp)で造られた『喜楽長』。
本日はその中でも「冷やおろし」を挙げたいと思います!
私、なんか「冷やおろし」が好きなんですよ…。多分、夏って暑いから「日本酒!」ってゆうか「もう冷たいものをガブガブ飲みたい!」って気になってしまって、最初から日本酒を頼まなかったりするんですよね。
それが秋に近づくにつれて気候も穏やかになり、ご飯もつまみも美味しくなり、寒さが近づくと、あれ?鍋?鍋の季節?
いいですよね~~~鍋。
私、タラとか鰤とか牡蠣とか白子とか大っっっ好きなんです……すみません。日本酒の紹介に戻ります。
まあ、つまり秋口から日本酒をがっつり飲むことが増えるので、その付近にお店に行くと用意されているんですよね、「冷やおろし」が!
この『喜楽長』は、お客様に喜び、楽しく、酒を飲みながら、長生きをしていただけるようとの願いが込められているお酒で、味わいは、スッキリ爽快というわけではなく、舌の上で膨らむ柔らかでキメの細かい味わい。もう秋にぴったりですね。鍋とか鍋とか刺し身とか。
冷やで飲んでだんだん常温に温度が上がると、また味合いが変わるのもまた一興。オススメです、『喜楽長』!
第9位 『天領 秋あがり』@天領酒造
すみません、「冷やおろし」に続き「秋あがり」のご紹介です。秋のお酒…好きなんですよね。ちなみに、「冷やおろし」と「秋あがり」の違いについて書いている記事もあるので良かったら。👇
この「天領酒造」(http://www.tenryou.com/)の『天領』は、全国新酒鑑評会での輝かしい実績を誇る飛騨の名門蔵で造られています。そんな蔵元が、今年搾った新酒をこの時期まで大切に熟成させたのが、この『天領 秋あがり 純米吟醸』。
酒米に「山田錦」と「吟吹雪」を使用し、しっかりとした豊かな旨味と後味のキレの良さを感じさせる爽やかな味わいです。
味が最高に乗った状態で生のまま瓶詰めして、一度だけ火入れをした状態で出荷されているので、冷やはもちろんぬる燗でもいける秋の地酒です。オススメです!
第8位 『まんさくの花 純米吟醸』@日の丸醸造
このお酒を知ったのは、グランドジャンプで連載されていた日本酒漫画「いっぽん~しあわせの日本酒~」の冒頭で出てきて気になって買いに行ったからです。
いっぽん!! ~しあわせの日本酒~ 1 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 松本救助,増田晶文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/04/19
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
ちなみに内容はこちら。
この冒頭の1話、2話で、百貨店の命運を賭けた日本酒銘酒展の責任者になった主人公の紗々竹葉が、デパ地下のお惣菜と日本酒をマリアージュしていく…という話で、実際に「日の丸醸造」(http://hinomaru-sake.com/)の蔵元とお酒についても詳しく掲載されており、日本酒初心者から、詳しい方でも面白い1冊では無いでしょうか?!
ちなみにここのサイトから試し読みも可能です👇面白いのでこちらもぜひ。
グランドジャンプ新連載試し読み|『いっぽん!!~しあわせの日本酒~』増田晶文&松本救助
そしてその中にも出てくる『まんさくの花 純米大吟醸』は、なにがすごいって日が立つにつれ味が変わっていきそれがどれも美味!
開けたての香りは秋田の老舗蔵に相応しい酸味が強そうなリンゴの香りにうっすら熟成香が合わさったような感じ。口に含むと酸味があとから追いかけてきますが、飲みくちはクリア。純米大吟醸で磨いている分透明感のあるお酒に仕上がっているんでしょうね。
2日目になると香りがだいぶ落ち着いて、若々しい赤い果実のようなさっぱりとした甘みが感じられるように。そして開けて3日目以降になると濃厚な甘みが!!まるで蜜のようにとろとろと感じられます!しかもしつこくない!だって純米吟醸!
第7位 『穏~おだやか~ 特別純米酒』@金寶仁井田本家
私、実はこのお酒今年はじめて知りました。福島県郡山市の「仁井田本家」(https://www.kinpou.co.jp/)のお酒だそうです。
なんとここの酒造は自分たちの手で、無農薬の米造りから取り組んでいるそう。自社田や契約農家で栽培しているお米は、農薬・化学肥料を一切使用しないことがルール。
手間がかかるうえに、収量も少なくなりますが、美味しくて、安心・安全なのはもちろん、普通米よりも中身の濃いお米を使用しています。
この『穏~おだやか~』シリーズは代々の蔵元がその名に受け継ぐ「穏」という一文字から名付けられ、味わう方が「日々、おだやかでありますように」との願いが込められているそう。
また最初見た時、ラベルが日本酒っぽくないことに驚き。なんかスタイリッシュ…!ワインか何かなの?
そして調べたら『穏~おだやか~』シリーズはラベルが色分けされているんですね。
なにやら通常ラベルはグリーンで、ピンクラベルは「うすにごり」、赤ラベルは「冷やおろし」だそうです。
いただいたのは緑色のラベル「特別純米酒」。
飲んだ香りはほんのりメロンのような上品な香り。ジャンルに分けると私が好きな薫酒でしょうか。フレッシュな味わいにスッキリしたキレ味でどんどん飲めちゃいます。
このお酒のファンの方は、酒好きももちろんいますが、無農薬米を使った「自然酒」ということでお酒があまり好きではなかった方や、健康を気にされている方も虜にしているそうです。
●第6位 『手取川 neo. 山廃純米大吟醸 無濾過原酒』@吉田酒造店
石川県白山市にある「吉田酒造店」(http://tedorigawa.com/)。
通常の手取川とはパッケージも異なるこの『手取川 neo.』。
「neo」とは …ギリシャ語で『新しい』の意味。150年近くも続く吉田酒造店に新たな風を吹き込むため、この『neo』は吉田酒造店の若手4人がチームを組み「FourHands」を合言葉にが、企画・製造・ デザイン全てを任され完成させた。
原材料米に地元石川県白山市山島地区の「五百万石」、「石川門」を使用し、金沢酵母とリンゴ酸高生産性酵母で仕込まれ、ひと夏を低温で貯蔵された山廃純米大吟醸。
ちなみに、通常の『手取川』はこんなパッケージ。
うん、実に日本酒のラベルらしく筆で書かれて重厚なイメージ。
そして『neo』はこちら。
え、おっしゃれ~~~!
味わいはさすが若手精鋭チームで造っているからか、トレンドの的をしっかり射止めたモダンな味わい。
甘味と酸味、かすかに微炭酸が感じられ軽い飲みくちでぐいぐい飲めてしまう。
おそらくこの日本酒も和食だけではなく、洋食やフレンチでも簡単にペアリングしてしまうのではないでしょうか。
はい!以上で、美味しいおすすめ日本酒ランキング10の《前編》でした…!
いかかでしょうか。皆様が飲んだことのあるお酒、あったでしょうか?
名作として名が知れているものから、私自身今年新たに知ったお酒まで、幅広いジャンルでご紹介してみました…!皆様の新たな日本酒の楽しみになれば幸いです。
次回は、美味しいおすすめ日本酒ランキング10の《後編》です!お楽しみに!