まとめ：ウォーフを、ボアズやサピアの唱えた言語が心に影響するという説の継承者とするのは好意的に過ぎる解釈。彼は神智学協会というオカルト団体のメンバーで、例の説を団体の講演でオカルト思想と絡めて説明している。彼の説はオカルト思想を学問的な形にみせかけたものである可能性が高い。pic.twitter.com/mLw0iLBkkI
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ウスペンスキーは、「我々の言語では定式化できない」高次世界の論理がある、それを知るには時間を空間に包含して四次元存在となり、空間を新たな方向に広げなければならないと主張していた。だからウォーフは、時間の概念なしで世界をとらえるホピ族の言語こそが人の視野をひろげると述べたのだ。
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ウォーフはこのように、言語学的考察を装ってオカルト思想をばら撒いた人物だ。のちにホピ語に時間の概念がないという説自体誤りとわかったことからして、最初からオカルト的先入観にもとづいて主張をおこなっていたのではないだろうか。彼の仮説をサピアやボアズと同列に扱うのはどうかと思う。
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ウォーフとオカルト団体の関係については山中桂一さんの「二つの日本語論」を https://toyo.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=5183&item_no=1&page_id=13&block_id=17 … ウスペンスキー思想については長尾天さんの「ロベルト・マッタと P. D. ウスペンスキー」を参照しました。 http://www.waseda.jp/flas/rilas/assets/uploads/2016/10/Rilas04_109-121_Takashi-NAGAO.pdf …
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