こんにちは、FX主夫です。
今回は何かと話題のビットコイン(bitcoin)についてです。
ビットコインといえば代表的な仮想通貨ですよね。
でも、そもそも仮想通貨ってどういうものなんでしょうか?
なんとなくは知っていてもよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
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仮想通貨ってなんだろう?
ソーシャルゲームの中などで使われる
『コイン』や『ポイント』
オンラインショップでお買い物ができる
『Tポイント』や『amazonポイント』
コンビニや自動販売機などでもお買い物ができる
『nanaco』や『楽天Edy』
といった電子マネー
こういったものは『仮想通貨』とは違うのでしょうか?
ゲームの中のコインやポイントはまだしも
現金と同じような使い方(買い物)ができるショッピングポイントや電子マネーはひょっとしたら仮想通貨の一種ではないかな?
と思った人もいるでしょう。
実はゲーム内のコインやポイントも含めて仮想通貨です。
しかし、それは言葉の意味の上だけであって、
日本の法律上ではゲームやショッピングサイトのポイント、電子マネーは仮想通貨ではありません。
仮想通貨について2016年5月25日、
銀行法・資金決済法が改正されて仮想通貨を法的に位置付ける条文が追加されました。
一
物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二
不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことがきる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
『不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値』
ということが書かれていますので、
特定のゲーム内やショッピングサイト、取扱店だけと限定的に使用できるコインやポイントはこの法律上仮想通貨とはいえません。
じゃあ、コンビニなどの店舗でビットコインが使えるか?
といえばそうではありませんよね?
でもそれはドルやユーロも同じことが言えます。
では、どこが違うのか?と言えば
ビットコインのような仮想通貨は円やドル、ユーロといった現金(法貨)に換金することも可能ですし、他人に譲渡することも可能なのです。
条文にある
”相互に交換を行うことがきる財産的価値”
という条件を満たしているわけです。
仮想通貨と暗号・ブロックチェーン
ビットコインといえば
『マイニング』
という言葉もよく聞きます。
あれってどういう意味なんでしょうか?
みなさんご存知の通りビットコインというのは『コイン』という名前がついているものの硬貨が存在するわけでもありません。
- 誰から誰にいくらビットコインが渡ったのか?
- 受け取った人は、また誰かにビットコインを渡す権利が発生している。
といった履歴
つまりは『帳簿』のシステムが本体と言えます。
この帳簿システムを支えるのは暗号です。
仮想通貨は硬貨といった現物が存在しないのでデータだけでのやりとりになります。
そこで問題になるのはデータ改ざんといった不正です。
その不正対策として重要なのが暗号です。
そして、ビットコインの取引上暗号として使用されているのが
ブロックチェーン
と呼ばれるものです。
ブロックチェーンを証明するのがマイニング
『ブロックチェーン』この言葉も最近、
仮想通貨やビットコインと同様によく聞く言葉ですよね?
簡単に言えば
過去の取引履歴を『ブロック』にして、
そのブロックを
『チェーン』のようにつなげていくシステムのことです。
つまりは取引があるごとにどんどん書き重ねられる
紙媒体の『帳簿』と同じようなものです。
ビットコインはこの『ブロックチェーン』が
不正によって改ざんされていないか?
本当に信用できるかどうか?
本当にビットコインの取引が正しく行われたかどうか?
ということを不特定多数の人に証明してもらうようになっています。
技術的なことを説明すると長くなってしまうのですが、
このビットコイン取引のブロックチェーンを証明にするには
片っ端計算する
という方法がとられています。
そして、
一番早くこの帳簿を証明できた人に対して報酬が支払われます。
これがマイニングと呼ばれるものです。
マイニングというのは採掘という意味で、鋳造という呼ばれ方もあります。
つまり取引があった後、証明されて初めてビットコインという通貨が姿を表すということです。
マイニングは
『片っ端計算する』
という作業が必要なので
通常コンピューターに作業をさせます。
この作業をするコンピューターは処理速度が速くキャパシティ(能力的な許容範囲)が多いほど有利ですよね?
なのでマイナーと呼ばれるビットコイン採掘者は、より多くの処理速度やキャパシティを持ったコンピューターやシステムが必要なのです。
某有名ブロガーがアクセスして来た人のコンピューターCPUパワーを無断で使用していたという事件(?)はこういう背景があるからです。
で、ビットコインって儲かるの?
仮想通貨やビットコインについて
大体どういったものか見えて来たでしょうか?
そこで本題である
「ビットコインって儲かるの?」
ということです。
結論から言うと、
儲けることは可能です。
なんだか微妙な表現ですよねw
ビットコインで儲け(利益)を出すには2つの方法が想定できます。
一つはマイニングによる報酬。
もう一つは通貨としての為替証拠金取引による利益の獲得です。
マイニングによる報酬は先ほど説明した通り、誰よりも速く取引に使われる暗号を解いた人に報酬が支払われます。
元手がいらないと言えばいらないかもしれませんが、競争に勝つためには演算スピードの速いコンピューターやシステムが必要になってくるので、そういった投資が必要と言えるでしょう。
そして為替証拠金取引による利益の獲得です。
現在、ビットコインは日本をはじめ多くの先進国で認められた『通貨』です。
日本円、ドル、ユーロといった他の通貨に換金することが可能なので
FX取引が可能です。
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ビットコインが儲かると言われている理由
現在ビットコインの特徴としては
決済手数料が安い便利な通貨
というものがあります。
海外にお金を送金する場合、銀行を経由して送金すると最低でも数千円の手数料が発生してしまいます。
カード決済にしても通常はお店が負担しているのでわかりにくいですが、手数料が発生しています。
現在ビットコインはこういった手数料に比べて安い手数料で送金や決済が可能です。
つまりは
他の通貨に比べて送金や決済の手数料が安い便利な通貨
と言えるわけです。
そんな便利な通貨であれば
「欲しい」
と思う人が増えるわけです。
そうやって欲しいと思う人が増えれば増えるほど
通貨としての価値が上がります。
これってFXの仕組みそのもの
ですよね。
現在、こうした便利な通貨が生まれたことによってそれを手に入れたいと思う人が多いので高値になりやすい傾向にあります。
なので、他の通貨よりも予想がしやすく
利益を出しやすい通貨と言えるのかもしれません。
ビットコインの不安材料
誰もが便利と思えて欲しいと思うビットコイン。
で、あれば通貨価値が下がるなんてことはありませんよね?
しかしながらビットコインは突然下落したりもしています。
しかも急激な下落であることが多いです。
このことについては様々な要因があると思いますが、
私が考える上では
発行者の不透明さが不安を生んでいる
為だと考えています。
これまでの通貨は国家の中央銀行という明確な発行者が存在します。
日本なら日本銀行
アメリカならFRB
ユーロなら欧州中央銀行
といった具合です。
だから、その国々の情勢によって通貨価値が変化するのです。
しかし、
ビットコインの発行者というのは『謎』なんです。
ビットコインを作ったのは
サトシ・ナカモト
という人物だとされています。
しかし、その正体は謎で
日本人なのか?というレベルではなく
一人の人物なのか?
団体なのか?
会社企業なのか?
全くわかりません。
円やドル、ユーロといった通貨はその国々の情勢や方針によってある程度価値の変化が予測できると思います。
しかし、
サトシ・ナカモトは謎なので情報がありません。
そんな状況ですから、
ちょっとした噂話や大口トレーダーの取引で
大きく相場が揺れ動いているといっても良いでしょう。
ビットコインでFXができるbitFlyer
サトシ・ナカモトの謎ゆえに不安定な要素も否めないビットコインですが、現在は通貨価値が上がり傾向にある読みやすい通貨ではあります。
なのでFX取引を考えた時には比較的利益を出しやすい通貨と言えるのかもしれません。
それでは、ビットコインでのFXはどこで取引できるのかといえば
ビットコイン取引所です。
早々に宣伝を始めたbitFlyerが有名ですよね。
ビットコイン取引所はその名の通り
各通貨をビットコインに換金する場所(バーチャル店舗)です。
そして、bitFlyerはレバレッジをかけてビットコインを取引することが可能です。
つまり、
ビットコインでFX取引ができるということです。
bitFlyerの場合レバレッジは
1倍、2倍、3倍、5倍、10倍、15倍
と選択が可能です。
レバレッジについて「??」と思った人は以前の記事を読んでみてください。
こうした理由から
bitFlyerでのFXは儲かるかどうかという疑問に対しては
FX取引なので確実とはいえない。
といえます。
しかしながら、FX口座と同じでbitFlyerの口座開設は無料ですから、
チャンスを逃さない為にも今のうちに開設しておくのが良いと言えるでしょう。
いざチャンスが来ても
登録から「よっこいしょ」では当然波には乗れず、波を追うことになるでしょう。
口座開設には何のリスクもありませんから早いうちの開設を強くお勧めします。
それは今日はこの辺で。
【参考資料・出典元】
著者:苫米地英人