今、「おじさんLINE」という言葉がメディアを騒がせている。耳にしてドキッとした方も少なくないのではないか。
おじさんLINE(中年男性がLINEで送りそうな文面)の特徴は以下のようになる。
・絵文字、顔文字が多い
・名前を「〜ちゃん」と呼ぶ
・聞かれていないのに自分のことを語る
・文章が長い
・やたらとご飯に誘う
思い当たる人もいるのではないだろうか。
また、女子高生や若い女性は、このような文面を友人と送り合って、「おじさんLINE」ごっこを楽しんでいるのだという。
最近のコミュニケーションは主にLINEなどを通して行われるので、若い子たちは意外に絵文字や顔文字を使わないことも多い。だが、大人世代はメール文化で育ってきており絵文字や顔文字が必須だった。「若い子と言えば絵文字や顔文字を使う」という思い込みが多用につながっているのではないだろうか。
同時に、文面ににじみ出る下心が女子高生たちに揶揄される原因となっていることは想像に難くない。
女子高生を対象とした「Tes Tee Lab!」によるおじさんLINEに関する調査(2017年8月)によると、26.1%が「おじさんLINEごっこを知っている」と回答している。彼女たちは、ご飯や遊びの約束をする時におじさんLINEごっこをしているようだ。
「おじさんLINE」以外にもSNSで揶揄されるのが、「Facebookおじさん」だ。
Facebookおじさんの代表的な特徴は以下のとおりだ。
・自撮りや筋トレの写真などを投稿
・自分語りをする
・文章が長い
・Facebookのテキストに背景色をつける
こちらも思い当たる人は多いのではないだろうか。さらに、以下に挙げるのも、Facebookおじさんの典型的な行動パターン。
・投稿すべてに「いいね!」をつけてくる
・「おはようございます。今日も一日元気で頑張りましょう!」などの無関係なコメントをしてくる
どれも共通するのは、「若い世代は絶対にやらない」という点。
同じサービスを使っているが、大人世代と若者世代はFacebookの使い方もかなり異なっている。若者世代にとって大人世代のFacebookの使い方は奇異に映るため、「Facebookおじさん」がネタになるというわけだ。
LINEの場合は、望んでいないのにメッセージが送られてくるのが嫌がられている理由になっている。同様にFacebookの場合は、つながっていたら嫌でも投稿が見えてしまう点が嫌がられる原因となっているのだろう。