小林銅蟲さんと料理してビーパルに書いた話
December 27 [Wed], 2017, 10:25
もはや年末ですね。
ちょっと前の話ですが、アウトドア雑誌のBE-PAL(ビーパル)に、「有名人に聞く最近買ったよかった道具」みたいな記事を書かせていただくことになり、面識のない人に話を聞くのは無理なので、怪魚ハンターの小塚拓矢さんと漫画家の小林銅蟲さんにお願いしました。
小塚拓矢さんは富山県在住の上、どこかの海外に行っていたため、ネット上でのやりとりで書かせていただきました。著書が出たばかりということもあり、べらぼうにお忙しい中、ありがとうございました。
ご紹介いただいたのは、意外かつ納得のアイテムでした。なるほどー。

先日あった小塚さんのトークショーにて。
で、小林銅蟲さんは料理アイテムを紹介してくれるということで、せっかくの機会だからと仕事場にカメラマンの宮さんとお邪魔して、お気に入りの道具を実演していただきました。新刊でてますよ。
ほら、見てみたいじゃないですか。小林さんの生クッキング。
この日の様子は小林さんもブログに書かれているので(こちら)、合わせて読んで脳内で足りない情報を補完してください。

ご紹介いただいたのは、ブログ「パル」で度々出てくるバイタミックス
です。ざっくりいうと、絶大なパワーと強度を誇るアメリカンミキサー(ブレンダー)。道具に強度が必要な料理を強度料理といいます。いいません。
ビーパルとの相性が謎だったのですが、BE-PALって「パルになれ」という意味ですよね。「BE FREE!」みたいな。だからオッケー。

バイクやチェーンソーみたいな轟音を奏でながら、食材をパワフルに砕きます。
このイチゴとバニラのスムージーみたいなものは、まさかの鶏ガラ。こんなになるんですね。
ちなみに別の機会に烏骨鶏の鶏ガラを小林さんが砕いたときは、胡麻のスムージー、あるいは黒はんぺんの材料みたいになっていました。

これを水と煮て、アク取りシートをかぶせて鶏ガラスープを作ります。
数分で鶏ガラスープが作れる時短テクニックなので、忙しい主婦の方とかにも最適。

その横ではたっぷりのバターでタマネギを炒め、宮さんが持ってきたドライ野生キノコ(アミガサタケとヤマドリタケモドキのブレンド)を牛乳と砕いたものを加えてキノコソース的ななにかを作ります。ドライキノコも砕きまくると、フレッシュな香りが蘇りますね。
「昔よく売っていた魔法のキノコと同じ匂いだなー」と懐かしがったり、がらなかったり。
ところでこういった料理では、写真だけ見ればだいたい流れやレシピを思い出すものですが、この料理に関しては、写真だけだと何をやっているのか全く思い出せなかったので、メモを取っておいてよかったです。

これに塩と胡椒を加えて、さらにガー。

ムース的な何かになりました。すげえ。
なにに使ってもうまくなる、ムースというかポタージュというかスライムというか。
キノコなのにアンキモみたいな力強さ。

話が前後しますけど、私がビーパルで紹介したのがANOVA
でした(小林さんを前にアノーヴァを紹介するのもどうかと思ったのですが)。

横で一緒に作らせてもらった低温調理の豚肩ロースにそのキノコのフワフワを乗せると、うわーってなります。うわーって。

本題に戻りまして、フライパンで鶏ガラ粉砕スープに塩を入れ、生米を炒めていきます。
何を作っているのか全然わからない工程ばかりですが、最終的な着地点はキノコリゾットなはず。
途中で謎のキノコムースと粉チーズをドサッと加え、トータル18分加熱。
リゾットは仕上がり時の水分量を合わせるのが難しいところだそうです。

仕上げに国産トリュフをスライスしてオン。

キノコの香りと旨みを支える鶏ガラスープとたっぷりのバター。
すげーすげー。うまさの総合格闘技だなこれ。
ええと、完成形の綺麗な写真はビーパルでご確認ください。
そしてもう一品。せっかくだからと小林さんと宮さんが以前に捕ってきた海のカニもガーして、ガン汁も作っていただきました。やりたいですよね、ガン汁。ガン汁というか擬音的にはガー汁。

少々の水とカニをバイタミックスに入れて、ガー。
コツはカニの輪ゴムを外しておくことでしょうか。


粉々になるかと思いきや、通り越してドロドロになりました。

これをガーゼなどで濾して、そのカニ汁に水を加えて加熱したものがガン汁ですが、ここでちょっとひと工夫。
ラーメンのスープを作る時に鰹節なんかを入れる不織布の袋、「だしとりサンエース」で濾してみました。

パワーブレンダーとだしとりサンエースの組み合わせ、これがまー便利だこと。
サンエースさん、予想以上に丈夫かつキメが細かく、カニの殻を見事にブロックしつつ、溶けだした成分はグイグイと押すことで通してくれます。歩留りが良い。
これ、流行るんじゃないかな。どこでかは知らないけど。

この汁を適当な量の水で溶き、ゆっくりと加熱すると、フワフワーっとカニのタンパク質が固まってきます。海水育ちのカニなので、塩はなくても固まるみたい。味という面では多少入れた方がいいのかな。

飲んでみると、カニよりもカニの味がしました。
具も汁も、砕かれた甲羅のざらつきは一切なし。
すごいぞ、サンエース。
これをそのまま飲んでもいいけど、さらにひと手間かけて別の食材と組み合わせたりすると、さらに力強いなにかになりそうな可能性を感じました。

小林さんは茸本朗さんがやっている野食会で初めてお見かけして、その時に使われていたアノーヴァいいなーと真似して買い、その後もなんやかんやお会いする機会が多いなーと思っていた次第でして、とても楽しかったです。
それでは良いお年を!
いや、冬コミ出てるから来てね!
12/31 東京ビッグサイト 東5ホール ヒ31b 私的標本
新刊は「趣味の製麺7号」だよ。
ちょっと前の話ですが、アウトドア雑誌のBE-PAL(ビーパル)に、「有名人に聞く最近買ったよかった道具」みたいな記事を書かせていただくことになり、面識のない人に話を聞くのは無理なので、怪魚ハンターの小塚拓矢さんと漫画家の小林銅蟲さんにお願いしました。
小塚拓矢さんは富山県在住の上、どこかの海外に行っていたため、ネット上でのやりとりで書かせていただきました。著書が出たばかりということもあり、べらぼうにお忙しい中、ありがとうございました。
ご紹介いただいたのは、意外かつ納得のアイテムでした。なるほどー。
先日あった小塚さんのトークショーにて。
で、小林銅蟲さんは料理アイテムを紹介してくれるということで、せっかくの機会だからと仕事場にカメラマンの宮さんとお邪魔して、お気に入りの道具を実演していただきました。新刊でてますよ。
ほら、見てみたいじゃないですか。小林さんの生クッキング。
この日の様子は小林さんもブログに書かれているので(こちら)、合わせて読んで脳内で足りない情報を補完してください。
ご紹介いただいたのは、ブログ「パル」で度々出てくるバイタミックス
ビーパルとの相性が謎だったのですが、BE-PALって「パルになれ」という意味ですよね。「BE FREE!」みたいな。だからオッケー。
バイクやチェーンソーみたいな轟音を奏でながら、食材をパワフルに砕きます。
このイチゴとバニラのスムージーみたいなものは、まさかの鶏ガラ。こんなになるんですね。
ちなみに別の機会に烏骨鶏の鶏ガラを小林さんが砕いたときは、胡麻のスムージー、あるいは黒はんぺんの材料みたいになっていました。
これを水と煮て、アク取りシートをかぶせて鶏ガラスープを作ります。
数分で鶏ガラスープが作れる時短テクニックなので、忙しい主婦の方とかにも最適。
その横ではたっぷりのバターでタマネギを炒め、宮さんが持ってきたドライ野生キノコ(アミガサタケとヤマドリタケモドキのブレンド)を牛乳と砕いたものを加えてキノコソース的ななにかを作ります。ドライキノコも砕きまくると、フレッシュな香りが蘇りますね。
「昔よく売っていた魔法のキノコと同じ匂いだなー」と懐かしがったり、がらなかったり。
ところでこういった料理では、写真だけ見ればだいたい流れやレシピを思い出すものですが、この料理に関しては、写真だけだと何をやっているのか全く思い出せなかったので、メモを取っておいてよかったです。
これに塩と胡椒を加えて、さらにガー。
ムース的な何かになりました。すげえ。
なにに使ってもうまくなる、ムースというかポタージュというかスライムというか。
キノコなのにアンキモみたいな力強さ。
話が前後しますけど、私がビーパルで紹介したのがANOVA
横で一緒に作らせてもらった低温調理の豚肩ロースにそのキノコのフワフワを乗せると、うわーってなります。うわーって。
本題に戻りまして、フライパンで鶏ガラ粉砕スープに塩を入れ、生米を炒めていきます。
何を作っているのか全然わからない工程ばかりですが、最終的な着地点はキノコリゾットなはず。
途中で謎のキノコムースと粉チーズをドサッと加え、トータル18分加熱。
リゾットは仕上がり時の水分量を合わせるのが難しいところだそうです。
仕上げに国産トリュフをスライスしてオン。
キノコの香りと旨みを支える鶏ガラスープとたっぷりのバター。
すげーすげー。うまさの総合格闘技だなこれ。
ええと、完成形の綺麗な写真はビーパルでご確認ください。
そしてもう一品。せっかくだからと小林さんと宮さんが以前に捕ってきた海のカニもガーして、ガン汁も作っていただきました。やりたいですよね、ガン汁。ガン汁というか擬音的にはガー汁。
少々の水とカニをバイタミックスに入れて、ガー。
コツはカニの輪ゴムを外しておくことでしょうか。
粉々になるかと思いきや、通り越してドロドロになりました。
これをガーゼなどで濾して、そのカニ汁に水を加えて加熱したものがガン汁ですが、ここでちょっとひと工夫。
ラーメンのスープを作る時に鰹節なんかを入れる不織布の袋、「だしとりサンエース」で濾してみました。
パワーブレンダーとだしとりサンエースの組み合わせ、これがまー便利だこと。
サンエースさん、予想以上に丈夫かつキメが細かく、カニの殻を見事にブロックしつつ、溶けだした成分はグイグイと押すことで通してくれます。歩留りが良い。
これ、流行るんじゃないかな。どこでかは知らないけど。
この汁を適当な量の水で溶き、ゆっくりと加熱すると、フワフワーっとカニのタンパク質が固まってきます。海水育ちのカニなので、塩はなくても固まるみたい。味という面では多少入れた方がいいのかな。
飲んでみると、カニよりもカニの味がしました。
具も汁も、砕かれた甲羅のざらつきは一切なし。
すごいぞ、サンエース。
これをそのまま飲んでもいいけど、さらにひと手間かけて別の食材と組み合わせたりすると、さらに力強いなにかになりそうな可能性を感じました。
小林さんは茸本朗さんがやっている野食会で初めてお見かけして、その時に使われていたアノーヴァいいなーと真似して買い、その後もなんやかんやお会いする機会が多いなーと思っていた次第でして、とても楽しかったです。
それでは良いお年を!
いや、冬コミ出てるから来てね!
12/31 東京ビッグサイト 東5ホール ヒ31b 私的標本
新刊は「趣味の製麺7号」だよ。
[ この記事を通報する ]
- URL:http://yaplog.jp/hyouhon/archive/2196