TOEICも英会話も完璧!2017年最強の英語学習教材ランキング

  • SLA(第二言語習得論)
2017年もたくさんの英語学習の教材が登場しました。ちょっと前まではスマートフォンアプリで勉強できることが珍しいものでしたが、今ではオンラインだけでもかなり充実したコンテンツが登場しています。

今回は2017年にEnglish Hacker編集部が200冊以上の参考書、100以上のオンライン英語学習サービスを使った結果、これぞ今年最強!と思ったサービスを3つの部門でまとめました。

評価ポイント
  1. 教材の量と質の高さ
  2. 学びやすく、短い時間でも学びやすいもの
  3. SLA(第二言語習得論)観点から効果的に学べるもの
また、弊社の英語学習オンラインコーチング『English Hacker CAMP』(以下、EH CAMP)で多くの生徒さんが実際に使ってみてTOEICスコアを大きく上げたり、使いやすいと評判だったりという定性的なリアクションも評価基準にしております。今年の英語学習の締めくくりに是非ご覧ください!

2017年最強の英語学習教材ランキング


①参考書部門


1位:TOEIC対策の英単語なら『金のフレーズ』

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
TEX加藤
朝日新聞出版 (2017-01-06)
売り上げランキング: 38

TOEICerたちから絶大な支持を受けている、「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」以下、金フレ)です。TOEIC旧形式・新形式で何度も満点を獲得している、数多くの著書を手がけているTEX加藤さんの単語帳です。第1版の人気を受け、2017年には第1版に加筆した第2版が発売されるほど人気の一冊です。

目標スコアごとに英単語がわかれていて、自分に合ったレベルの英単語が網羅されています。500点前後から990点満点まで、TOEIC受験者であればこれ1冊で必要なボキャブラリーが身につく良書です。長い間ベストセラーになるのもうなずけます。世の中にはたくさんの単語帳があふれていますが、迷ったらこれで間違いありません。

実際に、EH CAMPの生徒さんも金のフレーズでTOEICスコアを200点ほどアップさせた生徒さんもいます。TOEICの英単語はよく登場するものが限られているので、しっかり対策をすれば恐れる必要はありません。

2位:英文法の基礎固めなら『TOEIC TEST英文法 -TARGET 600』

TOEIC TEST英文法―TARGET 600
TOEIC TEST英文法―TARGET 600
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森田 鉄也
Jリサーチ出版
売り上げランキング: 208,807
TOEICの文法問題パート5をとことん練習できる問題集です。こちらはレベルとしてはTOEICスコア400〜の人でも使いやすくなっているので、600点を目指す方や700点以上あるけど基礎固めをしたい方におすすめです。

3位:英語の音の変化が体系的にわかる『英語リスニングのお医者さん』

英語リスニングのお医者さん [改訂新版]
西蔭 浩子
ジャパンタイムズ
売り上げランキング: 3,955

英語の音の変化を体系的に解説してくれる良書です。こちらは問題集というよりはハウツー本ですが、ここまで英語の音の変化を解説してくれる参考書は他にありません。

例えば、アメリカ英語で
Peter(ピーター)
という単語が、発音されると「ピーラー」とtがrの音になってしまうのはなぜか?という音の変化についても詳しく解説されています。

アメリカ英語ではtterの音は「ター」ではなく「ラー」の音になるのですが、こういう音の変化は独学しているだけではなかなか身につかず、英語上級者も経験的に知っている領域です。そういったあまり知られていないけどリスニングでとても重要な音の変化をしっかり学べる超おすすめの一冊。

4位:TOEICリスニング対策はこれでばっちり!『公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編』 

公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編
Educational Testing Service
国際ビジネスコミュニケーション協会
売り上げランキング: 3,536

TOEIC公式問題集はTOEIC受験者であれば必需品なのですが、公式問題集は問題数がそこまで多くないので、リスニング問題をもっと解きたいと思った時に絶対おすすめな一冊です。

英語コーチングEH CAMPの生徒さんも、このリスニング問題でTOEIC演習をやってもらっています。問題数が多く解説もしっかりしているので、独学であっても取り組みやすいのが嬉しいところ。20セットのリスニング問題があり、合計372問の問題があるので、この1冊をしっかりやりきれればTOEIC対策の演習量としては必要十分です。1度解いたあとも、復習をして繰り返すことでしっかり定着させればスコアアップできるはずです。

ちなみにこちらの対となるリーディング編もあるのですが、こちらは解説が少ないのであまりおすすめできません。リスニング編は問題の内容と解説ともに素晴らしいので、TOEIC公式問題集をやった後やもっと練習問題を解きたい時などはこちらを利用してください。

5位:英会話の基本フレーズが網羅されている『完全改訂版 起きてから寝るまで英語表現 700 起きてから寝るまでシリーズ』


英会話を学びたいニーズはやはり高いですが、まず何から始めたらいいのか?と聞かれた時に迷わずおすすめするのがこの1冊です。

この本の素晴らしいところは、タイトルの通り、1日のうち起きてから寝るまで身の回りにあるもの、日常的に使う英会話フレーズを網羅しているところです。英会話の参考書はたくさんありますが、ここまで網羅性が高く、かつ掲載されているフレーズが実際にも役立つものはかなり少ないです。たいていは、網羅性がないか、英文が実践的でないものであることが多いものですので。

おまけ:SLAの概念とスマホを活用した英語学習なら『最強スマホ英語』

最強スマホ英語
最強スマホ英語
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佐々木真
飛鳥新社
売り上げランキング: 281,785
拙書のこちらも、ランキングにはあえていれておりませんが、おすすめです(笑)EH CAMPでコーチングを受けている生徒様は無料で贈呈してますが、とても良いリアクションを頂いています。こちらKindle版や楽天ブックスで電子書籍も出ておりますので、使いやすい方でぜひご一読ください。Amazonのレビューも好評で☆5のうち4を頂いており、とてもうれしく思っています。以下、レビューいただいたコメントの抜粋です。



②英語学習アプリ部門

1位:日経新聞のリスニングアプリ『Lissn』


英語リスニングのアプリでは圧倒的におすすめなのがLissnです。日経グループの記事を毎朝5本(土日・祝日は3本)、英語と日本語で配信してくれます。また、TOEICリスニング問題と同じように、アメリカだけでなくイギリス、オーストラリアなど様々な国のネイティブスピーカーが記事を読み上げてくれるのも嬉しいポイント。TOEICのリスニング問題はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアのネイティブスピーカーがリスニング問題を読み上げます。

コンテンツが日経新聞の記事なので時事ネタも多く、リスニングしつつもニュースを読んでいるので情報も同時にインプットできます。忙しいビジネスパーソンやTOEIC対策をしたい人に特におすすめのアプリです。

2.位:発音を体系的に学べる『Phonics Genius』


英語の発音を英単語ごとに解説してくれ、音を確認しながら発音の練習ができるアプリです。例えば、実際に英語ネイティブが発音すると、aの音が「えぃ」に近い聞こえる時がありますが、こういった実際にネイティブが発音する音を耳で確認しながら練習することができます。

使い方としては、英単語をまず読んで、そして音を確認し、実際に自分でもつぶやいて発音してみるとどんどん発音がよくなっていくのでおすすめです。リスニングでも、実際に自分が思っている発音と違っていると、知っている英単語であっても聴き取れない・理解できないということはよくあります。せっかく知識があるのに、そういうもったいないことがないようにしっかり発音を勉強しておくことがリスニング上達のためには大事です。1つずつ少しずつ実践していくことでステップアップしていきます。

3位:英会話の先生とマッチングしレッスンを受けられる『フラミンゴ』


今年大型の資金調達をしたことでも話題になった英会話講師とのマッチングアプリです。英会話を教えてくれる先生を探して、レッスン予約をすることができます。先生はアメリカやイギリス、フィリピンなど様々な国の先生がいるので、実際に行ってみたい国の先生を探してみると楽しいのでおすすめです。私はアメリカの先生とチャットをよくします。

4位:TOEIC英単語帳のアプリ版『金のフレーズ』


こちらは参考書ランキング1位で紹介した英単語帳のアプリ版です。コンテンツは参考書とほとんど同じですが。アプリ内で英単語とフレーズ、そしてリスニング音声が一緒に聞けるので学習にとても便利です。紙の参考書で学びたい人もリスニング音声はダウンロードできますが、スマホ1台で英単語の勉強は完璧にできてしまうので、使いやすい方を選んでください。

金のフレーズ 2

5.リーディングアプリNo.1の『Polyglots(ポリグロッツ)』


もはやリーディングアプリの定番とも言えるポリグロッツ、今年もたくさん利用しました。リーディングのコンテンツが毎日更新されるので、日々少しずつリーディングの勉強ができます。
また、WPM(Word Per Minutes=1分で読める単語数)を計測できるので、TOEICリーディング問題で長文問題を解き終えるために必要な読解力を計測できるのもうれしい機能です。

POLYGLOTS(ポリグロッツ)

③オンライン英会話部門


1位: レッスン不要のスマホ英会話『ネイティブキャンプ



1位に選んだのは、アプリ完結でレッスンが受けられるネイティブキャンプです。日々忙しいビジネスパーソンや主婦・学生の方でも、スマホ1つでどこでもレッスンが受けられるのでおすすめ。私も仕事が終わったあと、ベッドの上で横になりながらレッスンを受けて、終わったらそのまま寝るなんてこともやっていました。

また、レッスンが予約不要で受けられるのも嬉しいポイントです。事前に予約をする形式だと、「今日は会議が長引いてレッスン時間に間に合わない…」なんていうこともよくあるでしょう。忙しい人ほど、ネイティブキャンプで英会話の勉強をするのがおすすめです。


2位:ビジネス英会話のレッスンクオリティが高い『ビズメイツ


レッスンのクオリティが非常に高いビズメイツ、ビジネス英語を学べるオンライン英会話なら今年も文句なくNo.1です。レッスンを担当する先生がみなビジネス英語を教えるプロで、ふつうのオンライン英会話よりもかなり本格的にビジネス英語を教えてくれます。TOEIC990点満点の私が受けた時であっても、かなりのフィードバックをもらい厳しく指導してもらいました(笑)ビジネスで英語を使いたい、転職や昇進のために英会話を習得したい方におすすめです。

また、YouTubeチャンネル「Bizmates Channel」でもビジネス英会話の学習コンテンツを配信しています。メールの書き方や謝罪の方法、アポを取る時のフレーズなど、ビジネスの場でよく使うものを解説しています。すべて英語の動画ですが、リスニングの練習もかねてトライしてください。


3.シェアNo.1のオンライン英会話『レアジョブ


国内シェアNo.1のオンライン英会話、全体的なレッスンの質が高いです。また、初心者でもカウンセリングがあるので、どう勉強すればいいか分かりやすいのも嬉しいポイントです

④その他:おすすめサービス

英語学習サービスではないですが、英語学習にとても役立つサービスを紹介していきます。

洋画や海外ドラマが見放題の『Netflix


さまざまな洋画を、英語字幕で観ることができるので、海外ドラマを観つつ英語リスニングができるのでおすすめです。私もかなりヘビロテで海外ドラマを観つつ英語字幕で何と言ったのかチェックしています。

勉強記録がつけられるアプリ『StudyPlus』


学習記録を付けられるアプリです。日々の勉強をなんとなくやるより、StudpyPlusでログをつけると「あ、これだけ勉強したんだな」とモチベーション維持につながりやすくなります。


自分に最適な教材で英語を身につけよう!

以上、いかがでしたか?今年もたくさんの教材がありますが、その中でも迷ったらこれ!というものをまとめました。英語学習はまず教材選びが正しくできれば半分成功したと言っても過言でないくらい、自分のレベルと目的に合った教材を選ぶことは大事です。残り半分は、実行あるのみ。まずは適切な教材選びは、この記事を参考にして新年にそなえてください。

また、2018年、英語を本格的に勉強したい人はオンラインコーチングを始めてみませんか?無料カウンセリングはこちらからお申し込み可能です。新年に向けて多数お申し込みいただいておりますので、年始の予約はお早めにどうぞ!

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