ダヴィンチニュースにてコラムを書きました。
こうブラック企業のコラムを書いていると、
誤解されてしまうと思うのですが・・・
「ブラック企業は全部潰れてしまえ!」
そんな風に思っているワケでも無いんです。
例えば私の知人の話ですが・・・
知人は古い美術品の修復の仕事をしていました。
たしか県の重要文化財の修復ってヤツです。
仕事内容は『超ブラック』
給与も手取りで10数万程度。
仕事も超激務。
炎天下の中でも黙々と作業を続けるのです。
知人は新卒で入社。
しかし3ヶ月程度でカラダを壊し、
病院に運ばれて辞めてしまいました。
待遇も悪く・・・激務。
まさにブラック企業でした。
ですが上司や同僚は
非常に優しい人だったそうです。
本人も「仕事は厳しいけど面白かった」
そう言っていました。
・・・どこぞで古い美術品を見るたびに、
この知人の話を思い出します・・・
このブラック会社は
無くなるべきでしょうか?
でも・・・もしこの会社を潰したとして・・・
その古い芸術品を誰が修復するのか?
「この金額では出来ない」
みんながそう言えばどこかから、
都合よくお金が出てくるのでしょうか?
うーん?
・・・芸術品はどうなるでしょう?
とまぁ・・・・・
こんな出来事があったので・・・
『ブラック企業撲滅!』
と極端な事は思っていないワケです。
これはほんの1例に過ぎませんが・・・
頭の弱い私には
難しい問題だと感じています。
こういうブラック企業の話をすると・・
「待遇が悪くても本人が良ければ良い」
そんな意見も聞こえてきますが・・・
でも・・・クソブラック企業だって、
バカじゃありません。
こんな風に・・・社員が辞めないように、
強烈な洗脳をする会社もあるでしょう。
それこそ給料が0円でも成り立たせている、
そんな会社も存在するワケです・・・
子供向けアニメの悪役のように、
暴力や恫喝で従業員を支配している会社。
そんなコテコテのわかりやすい悪役は、
社会ではなかなか見かけないでしょう?
無いとも言いませんが・・
黒い人達は『自分が黒い』
そう理解しているからこそ、
なかなかオモテにも・・・
出てこなかったりもします。
どの街にもある
小さな小さなブラック企業が、
その黒さを知られることもなく、
この社会をそっと穢し続けているんです。
・・・・・さてさて
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