40代で「疲れない体」にみるみる変わる5習慣

「レジェンド葛西紀明」も実践!改善法は?

「疲れない体づくり」のために一般の人でもすぐにできる「5つの習慣」を、葛西選手が紹介(撮影:今井康一)
史上最多の計7回の冬季オリンピックに出場し、スキージャンプ選手として20年以上のキャリアをもつ葛西紀明選手。
41歳で自己最高の「個人銀メダル」を獲得し、45歳の今なお一線級の成績をマークする葛西選手は「レジェンド」と称され、国内にとどまらず海外でも尊敬を集めている。
その葛西選手が35年間「企業秘密」にしてきた「疲れない体」と「折れない心」のつくり方を余すことなく1冊にまとめた新刊『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』が発売され、早くも5万部を突破するベストセラーとなっている。
どうすれば、40代になって「過去最高の自分をつくり出す」ことができるのか? 何をすれば、いくつになっても「人生のピークを更新する」ことができるのか? 新刊の内容を再編集しながら、その極意を紹介していく。

20代と40代で「努力の仕方」を変える

『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

40代は一般的に「体力や気力が衰えていく年代」と言われています。「いつも使っていた階段がつらくなってきた」「ちょっと走っただけですぐ息切れする」など、40歳を過ぎたあたりから「以前に比べて体がついてこなくなった」という話もよく聞きます。

私自身も20代の頃は、がむしゃらに筋トレに励んでいました。しかし、30代を過ぎた頃から、「がむしゃらに努力するだけでは、いい結果につながらない」ことに気づいたのです。

そこで私は、「年齢に見合った方法」に日々のトレーニングを切り替えたのですが、その中心に置いたのが「疲れない体づくり」です。「『慢性的な疲れ』が『衰え』につながっていく」ことに実感として気づいたからです。

41歳で自己最高の「個人銀メダル」を取ることができ、45歳になっても現役生活を続けている大きな理由の1つは、「疲れない体づくり」をつねに意識するようになったからだと思います。

では、「疲れない体づくり」のために、私は何を心掛けているのか。私自身が実践していることの中で、一般の人でもすぐ日常でできる「5つの習慣」を紹介したいと思います。

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  • NO NAMEbd2360609653
    興味深い内容です。葛西選手が身体と実績で証明されているので、とても参考にしたいと思います。これからの長寿社会。薬を頼る前に、自分自身の管理ですね。
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    2017/12/27 08:26
  • NO NAME771c8daea15d
    目新しいケアではありませんし比較的簡単なことに思えますが、頭では分かっていてもそれをずっと実践するのは容易ではありませんね。葛西選手が実践していると聞くとやはりストレッチ汗をかく栄養をバランスよく取るのがいかに大切か改めて感じました。葛西選手、これからも中年の星でいて欲しいです。
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    2017/12/27 08:55
  • NO NAME5444f462ae88
    東洋経済、久しぶりに安心して読める記事です。自称専門家の執筆した怪しい記事が多過ぎるんだよな。
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    2017/12/27 08:52
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