初代モー娘。復活、つんく曲完全排除の真相…ハロプロ総帥との絶縁事件
つんく
11月に“電撃復帰”を果たしたモーニング娘。の初代メンバー。今月13日に放送されたテレビ番組『2017 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)では、結成メンバーである安倍なつみ、飯田圭織、石黒彩、中澤裕子、福田明日香の5人が約18年ぶりに集結。20年前の映像をバックに、かつての幻の名曲でインディーズデビュー曲の『愛の種』を熱唱し、かつてのファンを熱狂させた。
「1997年にこの5人で結成されたモー娘。ですが、特に話題になったのが福田の復活。かつて初代メンバーのなかでダントツ人気だったにもかかわらず、わずか1年ほどでグループを卒業。その後はインディーズでバンド活動をしていた福田が、まさかのハロー!プロジェクト復活を果たしました。この1年、やたらとテレビに出て、離婚してお金がないなどの話を披露していたので怪しいとは思っていたのですが、もともとハロプロのメンバーが所属する事務所アップフロントグループ会長でハロプロ総帥ともいわれるY氏のお気に入りだったこともあり、再結成への布石だったんでしょう。ただ、最近のファンが福田を知っているかは疑問ですが……」(スポーツ紙記者)
来年春には現在のモー娘。に加わってアルバム発売とツアーに参加する初代メンバー。「今年はモー娘結成20周年ということもあり、事務所を挙げて盛り上げています」(同)とのことだが、ここで疑問が。なぜ、今回の初代メンバー復活に際して、楽曲が彼女たちのメジャーでのデビュー曲である『モーニングコーヒー』ではなかったのだろうか。そこには、モー娘。最大の恩人である元プロデューサー、つんくとハロプロの“確執”があるという。
「意外とファン以外には知られていませんが、かつてのモー娘。プロデューサーである、つんくとモー娘。の関係はすでに終了しています。それも音楽性の違いというよりも、つんくとアップフロントのトラブルがきっかけです」(レコード会社関係者)
「2年前につんくが出した著書『だから、生きる。』(新潮社)のなかで、モー娘。の総合プロデューサーから退いたことを告白。そのなかでは“ハロプロ愛”を綴り、無念ながら退任したことを明かしていますが、その理由はY氏とつんくのトラブルです。かつてつんくは副業で何店舗か飲食店を経営していましたが赤字続きということもあり、Y氏はよく思っていなかった。そういったことをめぐるトラブルから絶縁状態に発展、つんくと手を切ることになったんです。現在のモー娘。はコンサートでもつんくがつくった曲を歌うことは減らしています。そうした経緯もあり、今回の初代復活プロジェクトでは、つんくが関わっている『モーニングコーヒー』ではなく、インディーズ時代の『愛の種』を採用したんです。もともとつんくは『愛の種』は気に入ってなかったそうですが、事務所としても今さらつんくに頭を下げるという選択肢はなかったのではないでしょうか」
現在も進化を遂げているモー娘。だが、今回の“初代復活”を見て、かつての名プロデューサーは何を思っているのだろうか。
(文=編集部)