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レジャーナノS(Ledger nano S)を利用して仮想通貨を保管する方法を画像で解説していきます。
今回の記事ではGMOコインで購入したビットコインキャッシュ(BCH)をレジャーナノS(Ledger nano S)で保管する方法で解説しますが、他の方法でも応用可能となるように書いていきますね。
レジャーナノS(Ledger nano S)を使う上での予備知識
ハードウェアウォレットに該当
レジャーナノSはこちらの記事「仮想通貨(ビットコイン)を管理できるウォレットの種類と特徴」のハードウェアウォレットに該当します。
保管方法をどうするか
ネットに接続されてない状態での保管なのでハッキングによる盗難リスクはなくなりますが、今度はレジャーナノSをどのように保管するかの問題も出てきます。家に保管しておいたら泥棒に入られて盗まれるなんていうこともありえますし、火事になって燃えてしまったなどのケースも考えられます。
基本的には相当な金額になったら銀行の貸金庫なども検討するのが良いでしょう。
購入方法
アマゾンから購入可能です。私もアマゾンを利用して購入しました。⇒レジャーナノS(Ledger nano S)
海外からの輸入も可能でそちらの方が安く購入できるようですが、英語ができないと難しいです。
保管できる対応仮想通貨の種類
現在対応している仮想通貨は以下の通りです。
※順番はアルファベット順です。
- Ark
- Bitcoin
- Bitcoin Cash
- Bitcoin Gold
- Dash
- Digibyte
- Dogecoin
- Ethereum
- Expanse
- HCash
- Litecoin
- Neo
- PIVX
- Qtum
- Ripple
- Stealthcoin
- Stellar
- Stratis
- Ubiq
- Vertcoin
- Viacoin
- Zcash
レジャーナノS(Ledger nano S)で仮想通貨を保管する方法
一連の流れ
以下の手順で進めていきます。
- レジャーナノSの初期設定
- Google Chromeのアプリでインストール
- レジャーナノSで受信設定
- 仮想通貨取引所等から送金
Google Chromeを利用するので、もしGoogle Chromeをインストールしてないのであれば今のうちにインストールしておきましょう。⇒Google Chromeダウンロード
レジャーナノSの初期設定
パソコンとレジャーナノSの接続
まずは以下のように付属品を使ってパソコンとレジャーナノSを接続しましょう。そうすると「Welcom」といった表示が画面に流れます。
両方のボタンを同時に押す
「Press both buttons to begin」と表示されたら上のボタンを両方共同時押しします。
再度同時押し
「confirm/continue or open an application」と表示されるので、再度同時押ししてください。
新しいデバイスを認識
接続しているパソコンと同期しても良いかということなので、OKであれば右のボタン(チェックの付いている側)を押します。
PINコードを入力
まずは、この画面で上のボタン同時押しをします。
ここからPINコードを入力していきます。PINコードは4~8桁で好きに決めることができます。セキュリティ上は8桁くらい有ったほうがよいですが、そこらへんは自由に設定しましょう。
ちなみにですが、PINコードは絶対に忘れないようにしてください。ですので、エクセル等にメモしておくだけでなく紙などにも書き留めておいてください。
入力操作方法
- 左のボタンで数字は小さくなっていきます。
- 右のボタンで数字は大きくなっていきます。
- 両方のボタン同時押しで決定です。
PINコードの確認
上の段階でPINコードをすべて入力し終えたら、再度PINコードの確認が入ります。入力した内容に誤りがないかもここで確認できます。入力し終えたら、ボタン同時押しで決定です。
リカバリフレーズを書き留める
レジャーナノSを紛失・破損してしまった際にリカバリーするためのフレーズになります。こちらも非常に重要なので厳重にメモし保管をしておいてください。
ちなみにですが、リカバリーフレーズはこちらの付属品に書いておきましょう。
1~24の数字があります。下の画像は1番目のワードという意味で、上の画像の1のところに単語を記入しておきましょう。
リカバリーフレーズの確認
記入したリカバリーフレーズを確認します。クイズ形式で表示されるので、適切な単語を選んでください。※私の場合は2回クイズが出ました。5番目と22番目のワードはどれか選べっていうものです。
初期設定完了!
ここまで表示されたら初期設定完了です!
Google Chromeのアプリでインストール
初期設定を終えたらGoogle Chromeのアプリをインストールします。
Google Chromeのインストール
Google Chromeを利用するので、もしGoogle Chromeをインストールしてないのであれば今のうちにインストールしておきましょう。⇒Google Chromeダウンロード
レジャーウォレットにアクセス
アプリのインストールをするにはこちらにアクセスをしてください。⇒https://www.ledgerwallet.com/apps
マネージメントアプリをインストール
まずはレジャーマネージャーというアプリをインストールします。
GET The APPをクリックします。そうすると下までスクロールされます。
以下の赤丸からインストールをしましょう。
インストールしたアプリはGoogle Chromeのブックマークバーの一番左にある「アプリ」からアクセスできます。
こちらですね。
Ledger Wallet Bitcoin & Altcoinsもインストール
- Ledger Wallet Ripple
- Ledger Wallet Ethereum
などもありますが、今回はビットコインキャッシュを保管したいので、Ledger Wallet Bitcoin & Altcoinsを選択します。
下までスクロールしてクロームアプリをインストールします。
インストールしたものはこちらに表示されます。
ここまでできていれば、レジャーナノSにビットコインキャッシュが新しく追加されています
レジャーナノSで受信
続いて、レジャーナノSで受信設定をします。
インストールしたアプリを選択
レジャーナノSと接続した状態(※)で以下のビットコイン&アルトコイン対応のアプリを選択してください。
※以下のような表示がなされている状態で行ってください。
ビットコインキャッシュを選択
以下の画面では今回はビットコインキャッシュを保管するので、ビットコインキャッシュの方を選択します。
ウォレット選択
これどちらを選んでも良いみたいです。私はSPLITの方を選択しました。ちょっと詳しい違いとどちらを選ぶべきかがわからないので詳しい方はコメントを頂けると嬉しいです。
ウォレット内で受信を選択
赤丸部分の受信を選択します。
ビットコインアドレス
BITCOINアドレスを間違いのないようにコピーしてください。このアドレス宛に仮想通貨取引所から送付します。
仮想通貨取引所等から送金
以上の過程を終えたら、次は仮想通貨取引所等からレジャーナノSに送金します。今回はGMOコインで購入したビットコインキャッシュを4.4BCH保管したいと思います。
銘柄選択
GMOコインにログインをしたら、サイドバーの仮想通貨⇒ビットコインキャッシュと選択します。
送付
上のバーから「送付」を選択し、「BCH」が選択されていることを確認します。
更に、宛先として「新しい宛先を追加する」をクリックし、レジャーナノSのBCHアドレスを入力します。
そして、送付数量を選択し、二段階認証コードを入力し、確認画面へ。
※ちなみにですが、GMOコインはビットコインキャッシュの送付手数料が無料です!※2017年12月27日時点
送付の確認
送付した内容は「取引履歴」から閲覧できます。
ウォレットの方にもこのように履歴が表示され、仮想通貨が保管されていることを示しています。
レジャーナノSをパソコンからとりはずす
最後にレジャーナノSをパソコンから取り外します。終えるときには、「Quit app」を選択して終えましょう。
まとめ
以上がレジャーナノS(Ledger nano S)で仮想通貨を保管する流れになります。
レジャーナノS(Ledger nano S)で保管しているメリットとしては、ハッキングにより被害を防ぐことはできるのですが、いざという時にすぐに売りたいとなったら不便です。売るためには仮想通貨取引所に送付してから売るという一手間をかけることになります。
ですから、ガチホするなどのように長期間保管する通貨のみをレジャーナノSに入れるというような感じにするのが良いです。※ガチホとはガチホールドの略で、ずっと保持し続けること意味しています。短期間で売買して儲けようとするのではなくて、何年間も寝かせて利益が出るのを待つ方法ですね。
一度使い方さえわかればかなり便利なのでレジャーナノS(Ledger nano S)です。少々高い(約1万円)ですので、ある程度の金額の仮想通貨を所持していて、ガチホ分だけ保管するために利用することを推奨します。