密封小線源をもちいた前立腺癌治療をおこなっています。密封小線源療法とは非常に弱い放射線を出す小さな線源を、前立腺の中に挿入して内部から放射線の照射を行う治療法です。実際の治療に際しては、麻酔をかけた上で放射線科と協力をして超音波の画像を見ながら、シード線源を前立腺内に永久的に留置します。われわれは米国マウントサイナイメディカルセンタで始められた術中計画法を高精度でおこなうため独自の治療プログラムを開発し、高い線量の放射線を副作用なくあてる経験と技術を有しています。こういった経験と技術を基に浸潤度、悪性度ともに高い高リスクと呼ばれる前立腺癌に対してもこれまで多くの治療経験を有しています。