テレビ大阪(大阪市中央区)は26日、同局内で行われた役員会を経て、就業規則違反でレギュラー全番組を降板したテレビ大阪の庄野数馬アナウンサー(31)を「社内における迷惑行為」により「厳正に処分した」と明らかにした。

 編成局アナウンス部の所属だった庄野アナを編成局付とし、当面はアナウンス業務から離れることになる。

 庄野アナは、山口放送を経て、15年に同局へ入社。今年3月末から、問題発言により降板した長谷川豊氏の“後任”として、夕方報道番組のキャスターに就任。新たにスタートした「ニュースリアル」「金曜報道スペシャル」キャスターを務めていた。

 その庄野アナをめぐっては今月20日夕、突如、報道各社に庄野アナの降板を伝えるファクスが送信され、同局はいったん内容を否定したが、約2時間後に急転。就業規則違反で21日放送分から降板すると発表し「就業規則違反について(現在進行形で)調査をしていますが、プライバシーに関わる問題を含んでいる可能性があるため、内容についてはお答えできません」とコメントしていた。

 同局では以前から、庄野アナが就業規則に違反する事案があるとして、調べていたといい、庄野アナへの聞き取りも複数回、終了。この日の役員会を経て、同局は「本日、社内における迷惑行為により、就業規則違反で編成局アナウンス部、庄野数馬を厳正に処分いたしました」と公表した。

 「迷惑行為」にかかる対象者は「弊社内に関係する各所」とし、同局と業務上関係ない「第三者」は関わっていないとみられる。また、庄野アナから退社の申し出などはないという。