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寝屋川死体遺棄

監禁、カメラで内部確認 機器介し会話

柿元愛里さんの自宅。中央の建物内で監禁されていたとみられる=大阪府寝屋川市で2017年12月26日午前11時35分ごろ、村田拓也撮影

 大阪府寝屋川市の自宅に長女の柿元愛里さん(33)の遺体を放置したとして、両親が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、愛里さんが監禁された部屋には監視カメラが据えられ、スピーカーなどの機器を通して会話をしていたとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。愛里さんの死因は凍死で身長は145センチ、体重は19キロだった。大阪府警は両親が愛里さんの衰弱を把握していたとみて調べている。【山田毅、村田拓也、加藤佑輔】

 逮捕されたのは、父親の会社員、柿元泰孝(55)と母親の由加里(53)の両容疑者で、愛里さんとの3人暮らしだった。23日未明、「娘が18日に死んだ」と府警寝屋川署に自首した。司法解剖の結果、愛里さんの胃に内容物はなく、皮下脂肪もほぼなかった。死亡判明の直後に知らせなかった理由について、両親は「亡くなった娘と一緒にいたかった。日がたち、犯罪になるのではと思うようになった」と話しているという。

 自宅は平屋3棟が連なる。両親は中央の建物内に間仕切りした2畳の部屋を作り、布団と簡易式トイレしかない部屋に愛里さんを監禁していたとされる。両親は「娘に精神疾患があり、暴れたりするので16~17歳の時から部屋の中で療養させていた」と話しており、監禁期間は十数年に及ぶとみられる。部屋に窓はなく、二重扉の出入り口は内側から開かず、水分は室外に据えたタンクからチューブを通じて補給させていたらしい。

 両親は「食事は最近1日1食だった」と供述。愛里さんの背中には床ずれの痕があり、死亡の直前は身動きが取れないほど衰弱し、食事も自力で取れなかったとみられる。両親は病院に連れて行くなどの対応を取っていなかった。

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