話したくても話すことができない場面緘黙症の人は仕事に就こうと思ってもなかなか大変じゃないかなと考えるAya (@aya_haseko08) でございます。
理由は電話。
仕事自体は接客じゃなく工場などの単純作業であっても、まず応募するためには電話をかけなければいけません。
先ほども書きましたが、話すことができない場面緘黙症の人は電話をすることもかなり高いハードルになります。
実際私もそうでしたが、普通以上に電話に対して恐怖感を持っていたので高校生の時やりたかったアルバイトもなかなかできませんでした。(バイトは校則で禁止しているけどね)
そんな電話が怖くて仕事に応募できないあなたのために、元場面緘黙症だった私が実体験も踏まえてアドバイスしたいと思います。
電話って独特の緊張感があるから嫌いだ
電話をかける際、まずダイヤルするのが緊張します。
「声裏返ったらどうしよう。うまくしゃべれなかったらどうしよう…。」
恐る恐るダイヤルを回していました。
そして、ダイヤルし終わった後「プルルルル~♪」と待っているのも嫌でした。
特になかなか相手が出ないと緊張MAX!!
出たとしても「あ、、、あ、、、あの…」というような感じで声も小さくぼそぼそして相手も聞こえづらかったと思いますし何しゃべったらいいのか頭混乱してしまう事もあります。
電話が終わった後は、どっと疲れが出てしまい後は何もする気力がなくなることもしばしばありました。
それだけ当時は電話が大嫌いだったんだなと思います。
だから電話応募じゃない仕事を選んで働いていた
というわけで、高校の時アルバイトやったのは年賀はがきの仕分け作業くらいしかやりませんでした。
年末になると冬休みの間約2週間、年賀状の仕分け作業のアルバイトがありますが、あれ秋口になるとアルバイト募集のはがきが来るのでそれを返送すれば後日面接の案内がきます。
選考結果も確か電話じゃなくて郵送で来たので、全く電話使う事はありませんでした。
仕事自体も、もくもく年賀状を仕分けるだけなので人と接することはありません。
本当の初めてのアルバイトには持って来いの仕事です。
電話が不安な人はまずメモを用意すること
今はフロムエーやLINEバイトなどネット経由で応募するところも増えてきましたが、まだまだ電話での応募は多いです。
興味ある仕事があっても、電話が嫌いだからあきらめるのはもったないことです。
そんな電話が嫌いなあなたのためにアドバイスすることはこちら
というのはちょっと冷たいので、私なりのアドバイスとしましてはまずメモかノートを用意してください。
そして、まずは自分が電話で言うことを紙に書いていきましょう。
「お忙しいところすみません。私○○(求人が載っているサイトやフリーペーパーの名前)を見てお電話させていただきました。ご担当の方お願いします」
(電話が終わったら)「よろしくお願いします。失礼します。」
台本みたいな感じで作っておけば不安も取り除けます。
あと、話すことが得意でない緘黙さんは電話する前に練習しておいたほうがいいです。
そんでもって一番大切なのは、電話で聞いたことは必ずメモすること。
面接の日程や時間・持ち物は必ずメモしましょう。
次に聞き終わったら必ず確認のため復唱してください。
「確認のため復唱します。面接日は〇月×日。持ち物は~。」という感じで。
復唱することによって、聞き間違いやもれがないかの確認ができます。
基本的な事ではありますが、できていない人が多いので注意しましょう。
参考ではありますが、私のメモの取り方はこんな感じです。
上を台本みたいにセリフを書いて、下は電話したやり取りをメモする感じです。
メモ書いていることがわからなくなった場合は必ず復唱しましょうね。
というわけでまとめますと…。
- メモかノートを用意して、自分の言う事を紙に書いていく。
- 面接日と時間、持ち物は必ずメモして復唱すること。
さいごに
場面緘黙関係なしに、電話が苦手な人は場数を踏んでいないからなんですよね。
だから緊張したり不安になるのは当たり前です。
私だって昔は電話嫌いだったけど、仕事で電話取らなきゃいけなくなって何回も電話していたら不安は解消されました。
どうしてもやりたい仕事があるのであれば、「電話怖い」なんて言っていられないと思うのでぜひがんばってください。