はじめしゃちょーのストーカー女性(前科あり)、現行犯逮捕!
クリスマスの深夜、国宝級のYouTuber・はじめしゃちょーが、ストーカー被害の終わりをツイッターで報告なされた。
逮捕されたのは千葉県の派遣社員、29歳の女性、前科あり
過去――2017年2月に、東海オンエアのボス・てつやに対してのストーキングで、逮捕歴のある人物だ。
同年11月に「つきまといの禁止命令」を警察から直接受けていたのだが、なんら反省の姿勢を見せず、一方的で暴力的な愛情を注ぎ続けた結果、あえなく御用となった。
彼女の執念は筋金入りであり、自分自身のことを『ストーカー系YouTuber(マネしないでね)』と名乗り上げているほどだ。
今回も、「Xmasに約束した」という妄想・妄言をまきちらしていた。
ツイッターのアカウント名で、『はじめしゃちょーに乗り換え中 元・春からてつやと同棲!!』と語っているのだが、てつやに乗れた実績などないのにも関わらず、「乗り換え」という言語表現をしている。
恐るべき観察眼でもって、自宅を特定して押しかける
本件で逮捕された女性は、YouTubeに投稿された動画を見て住所を割り出し、執拗にストーカー行為を行った。
こうした住所特定、自宅特定をされるといった個人情報バレは、ニコ生やYouTubeを始めとした業界でずっと以前から盛んに取り上げられている大問題だ。
もはや自然の摂理といえるくらいに、動画に映り込んだ玄関の作りや窓の形から、どこそこのマンションであるか、が事細かに特定されてゆく。
名の知れたニコ生配信者となれば、宅配ピザが届いたり、救急車や消防車を呼ばれたり、挙げ句の果てにはチンピラが乗り込んで来るほどだ。
つい最近でも、今回の被害者であるはじめしゃちょー宅へ、約400kgの牛のフンを送りつけた悪質なアンチがいる。
個人情報の特定をされたり、ストーカー被害に遭わない方法
こちらに関しては、配信歴が10年近く、幾度もの炎上や特定を経験してきた現YouTuber・みずにゃんの動画が参考になる。
内容をざっくり下記にまとめておく。
■SNSに個人情報を載せない
■固有名詞に気をつける(人名の傾向から地域を割り出される)
■玄関を写さない
■飲食店の料理やメニュー表をアップしない(お店の場所は簡単に特定され、ここから最寄り駅を知られてしまう)
上記のように、戦略を練り上げ、ゲーム感覚で特定を楽しむツワモノが、世の中には想像以上にたくさんいる。
YouTuberとは、狂信者ほいほいビジネス
会いに行けるアイドルは、必ずストーカーを呼び込む
AKBの握手会、地下アイドルのコンサート会場などにおける『ストーカー襲撃事件』は有名であるが、そもそも日本だけでいっても、平成24年以降から、ストーキングに興じてしまう――そういった異常なる者たちは高水準で推移している。
去年のストーカー相談件数は2万2737件と発表されており、相談者の9割は女性であったのだが、男性は自分の力で対応しがちという傾向を考えれば、さらにこの数値は高まることが予測出来る。
単なる一般人でもストーカーの被害に遭いやすいのだから、常時、多人数に自分を猛アピールするYouTuberが、格好のターゲットにされやすいのは当然の話だ。
それに加えて彼らは、テレビタレントとは対照的に、『距離感の近さ』や『親しみやすさ』を商品にして売っていることが多い。
はじめしゃちょーにしても、意図的に洗練されていない動画――つまり、手が込みすぎていない、言うなれば温かみのある動画を数多く出している。
そうすることで、リスナーたちが彼らを友達感覚で捉えはじめる。
したがって、信者としての教育・囲い込みが容易になる。
金や人気を運んで来る、『カモ作り』が出来る。
しかしながら、その近い距離感が気の狂った妄想をリスナーに生じさせてしまうリスクもある。
これはつまり、『ストーカー作りの工程』ともいえるだろう。
まとめると、YouTuberとストーカーは切っても切り離せない関係、ということなのだ。
運命といっても過言ではないだろう。
はじめしゃちょーのユーチューバーな日常(1) (KCデラックス)
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