ソルティライムシャーベット

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青春恋愛あるいはラブコメラノベ2017年振り返り

去年もやったしザクッと振り返っていきたいと思います。今年は読書量も激減してるので全然チェックは出来てないということもあり簡単に。

まず今年も青春恋愛枠は、やはりファミ通は外す事は出来ないかなと。デビュー作であるリンドウにさよならをは中々良かった。けっこうベタに清酒恋愛を読みたいという方は読んでみて悪かないと思います。まぁベースはバンドの屋台骨であるみてえな話をされた時は、イラッときたが

リンドウにさよならを (ファミ通文庫)

リンドウにさよならを (ファミ通文庫)

ファミ通と言ったら今年はレーベル内レーベルのファミ通ネクストを刊行したことは外せない。ファミ通としても清酒恋愛モノを外せないという考えからなのだろうか。一読者である自分としては、引き続き頑張って欲しいところ。特に比嘉智康カムバックの新作は、傑作なので超絶オススメです。

後は、ガガガの俺ガイル2年ぶりくらいの刊行、そして完結まで残り2巻との報。そしてガガガの去年からの青春モノの期待できるニューカマー弱キャラ友崎くんの好調ぶり。新旧のガガガの青春モノ。これも来年もわたしゃ気になります。

ガガガと言ったら、今年の新人賞受賞の平浦ファミリズムもとても良かった。エンタメとしてめちゃんこ面白く、ガガガっぽい青春のかほりもこれまた良い。非常にオススメですね。

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

ガガガ繋がりで、細音さんのほま高登山部ダイアリーも。この作者さんは、ファンタジーのイメージが強かったから少し意外だった。明るく気持ちがどことなくほっこりする部活モノ。後は、石川博品新作も清酒恋愛のカテゴリじゃねえかも??いやコレは一人の悲しいラノベ作家の残酷でかつ、優しい物語。そーゆー青春があったて良いとは思うし。

ほま高登山部ダイアリー (ガガガ文庫)

ほま高登山部ダイアリー (ガガガ文庫)

後、フロントライン大賞受賞作家の同時刊行てのもあったな。どちらも何というか地力がありそうな面白さがあるからも少し見届けたいからとりあえず続き書いてと。


ゼロ年代というものをよく知らないし、別に知りたくないから断定的には言わないけど、パンツあたためますかやハードボイルドスクールデイズは少し干支が一周回ったくらいの懐かしさがある暗い青春モノで私は、好みでした。

パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)

パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)

ハードボイルド・スクールデイズ 織原ミツキと田中マンキー (Novel 0)

ハードボイルド・スクールデイズ 織原ミツキと田中マンキー (Novel 0)

後、かりゆしブルーブルーとかも後半のシリアスへの落差は良い青春モノだったかなと。

カクヨム発の作品について、自分が読んだ中では年間ベスト級に面白い傑作ばかりだった。正直、カクヨムで書いてた作家は才能の塊が集ってんじゃないかとロクハルやひとりぼっちのソユーズを読んでマジで思った。どちらもマジで面白いです。マジで面白いのです。超絶オススメです。

君に恋をするなんて、あり得ないはずだった。クラスでイケてる女子と冴えない男子の恋愛モノ。これもまぁど真ん中というかまぁベタな恋愛モノ。売り上げも好調らしい。

講談社ラノベ文庫も読んでる冊数は少ないので何とも言えんが、去年読んでめちゃんこ素晴らしかった友達いらない同盟の続編。この生っぽさある会話劇の気だるげなヤツらの清酒恋愛、たまらん。今年デビューの自殺には向かない季節も少しスレた尖ったループアンド青春でありでした。

暇人同盟 友達いらない同盟2 (講談社ラノベ文庫)

暇人同盟 友達いらない同盟2 (講談社ラノベ文庫)

鷺宮さん名前は少し前から知ってたけど、今年初めて読んだ。清酒恋愛モノはとても面白かった。ラブコメのは少し合わんかった。

読者と主人公と二人のこれから (電撃文庫)

読者と主人公と二人のこれから (電撃文庫)

後は、電撃大賞受賞作、注目ポイントはラストの長台詞の君は月夜に光り輝く。モノクロの君に恋をするなども良かった。もう作家買いするレベルの信頼感ある作家、持崎湯葉の新作なども記憶に残ってる。

モノクロの君に恋をする (新潮文庫nex)

モノクロの君に恋をする (新潮文庫nex)

後は、今年アニメ化された妹さえいればいいやゲーマーズ!も相変わらず面白かった。特にゲーマーズ!はBサイドつーか、あんだけ本編ややこしいのに裏側でもややこしいのにすんかよと期待は大きい。

自分は青春恋愛モノのラノベが好きだけど、青春恋愛モノ全部が好きなわけではない。当たり前だが。けっこう最初は期待して買ったけど、読んでてしっくりこねえなって作品をちらほら読んで、そんな当たり前を再確認した。

君と夏と、約束と。 (GA文庫)

君と夏と、約束と。 (GA文庫)

ワキヤくんの主役理論 (MF文庫J)

ワキヤくんの主役理論 (MF文庫J)

追伸 ソラゴトに微笑んだ君へ (ファンタジア文庫)

追伸 ソラゴトに微笑んだ君へ (ファンタジア文庫)

以上!!

取りこぼしはあっただろうが、こんなもんで。来年もまぁ青春恋愛モノは読んできます!今年ラストの青春恋愛モノはファミ通の次世代青春恋愛モノの柱になると思ってる久遠侑の新作が最後になると思う。後は、17年通年10選と下半期新作10選書いて今年は多分終わるかと。さようなら。ライトノベルのお話でした。
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