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1592話
「……あら、随分と早かったわね。いえ、この場合は遅かったと表現するべきかしら?」
姿を現したレイを見て、マリーナが小さく笑み浮かべる。
もっとも、その笑みの下に怒りが隠されているのは、マリーナと親しいレイにとっては明白だった。
マリーナにとって、この場所にいる者達はジャーヤに所属している者……つまり、他国から女を強引に連れ去っては奴隷の首輪を使い、本人の意思を無視して娼婦として働かせていた者達だ。
いや、それだけであれば怒りはしても、ここまで深い怒りを持つことはなかっただろう。
だが、娼婦をさせただけではなく巨人の子供を妊娠させ、それを産ませる為に腹から食い破らせる。
そのような真似、女としてとてもではないが許容出来ることではない。
ましてや、マリーナの種族であるダークエルフは、エルフ同様に子供が産まれにくいという特徴を持っている。
それだけに、余計に今回の一件に関わっているジャーヤの者達は許せない。
「あー……悪いな。巨人が思ったよりも多かったってのもあるし、この洞窟にいる奴を皆殺しにする為にレーブルリナ国から軍が派遣されてきて、そっちの対処もしてたんだよ」
「……レーブルリナ国の軍が? でも、巨人はレーブルリナ国にとっても貴重な戦力の筈でしょう? なのに、何故?」
「ジャーヤをミレアーナ王国と共に立ち向かうべき敵にしたいらしい。もっとも、これはあくまでもリュータスの予想であって、実際には全く別の理由という可能性もあるけど」
レイの言葉に、マリーナは頷く。
何故そのような真似をしたのか、すぐに理解出来たのだろう。
「なるほどね。……となると、その辺をレーブルリナ国に向かっている使節団に話した方がいいわ。でないと、先に話を通されてしまう可能性があるもの」
「そうなるか? けど、ギルムから派遣された使節だって、その辺りの事情は分かってるんじゃないのか? なら、そんな馬鹿な真似は……」
「しないでしょうね。……けど、絶対とは言い切れないわ。それに、情報というの多ければ多い方がいいのよ。勿論中には無駄な情報とかもあるでしょうけど」
「となると、やっぱり今回の一件は知らせた方がいいのか。まぁ、今は特に何か他にやるべきことがある訳でもないし」
今回レイ達が派遣された最大の理由が、ジャーヤに対する報復だ。
だが、報復という意味では既に十分に達成されている。
いや、ジャーヤに行われているのは、既に報復と呼ぶのも生温い。
現在行われているのは、報復といった容易いものではない。組織そのものを殲滅するかのような、それ程の大きなダメージを受けていた。
レイ達の行動が理由なのか、それ以外の理由からかは分からないが、国から切り捨てられそうになっている今の状況を考えれば、ジャーヤに与えたダメージは相当のものになるだろう。
そうである以上、今は何かする必要もないので、ギルムからやって来ている特使に情報を流すのは悪い選択ではなかった。
(国王派とかの特使は一緒にいないって話だし)
そう納得しながら、レイは改めてここで働いていたのだろう者達を見る。
巨人の暴走により、大勢が死んだ。……正確には食い殺された。
その残骸と呼ぶべき死体の一部や内臓の破片、肉や骨といったものが、一塊にされている。
周囲で動き回っている兵士達は、その死体の残骸と呼ぶべき場所を避けて通っていた。
「まぁ、取りあえずこれからの件はそれでいいとして、マリーナはこれからどうするんだ? まだここにいるのか?」
「戻るわよ。もう、ここに用件はないんでしょう?」
あっさりとマリーナがそう告げる。
レイにとっては予想通りの返答。
だが……この場に残っていたジャーヤの者達にしてみれば、全く予想もしていなかった言葉だった。
「待ってくれ! 今、マリーナさんにいなくなられては、困る!」
「そうだ! この現状を見てくれ! マリーナさんがいるからこそ、皆どうにかなってるんだぞ。なのに、その鍵となる人物を連れていくなど……情というものがないのか!?」
「大体、お前は何の権限があってマリーナを連れがぁっ!」
周囲でマリーナを連れて行かせてなるものかと、そう言っていた兵士の一人が、胴体に穴を開け、そのまま地面に倒れ込む。
何によって穴が開けられたのかと言えば……兵士の胴体を貫いた後、近くにあった建物の壁を貫き、その後穂先が砕けた槍だ。
穂先が砕けたのを見れば分かるように、レイがいつも使っている黄昏の槍ではなく、まだストックが大量にある、壊れかけの槍だ。
レイにとって、目の前で騒いでいる者達は黄昏の槍を使って攻撃するような相手ではない。
それこそ、ゴミのような槍で攻撃するのに相応しい相手だった。
レイによって起こされた突然の凶行に、騒いでいた者達は全員が静まり返る。
もしここで騒げば、自分の胴体にも穴が開くと、そう理解してしまったが故だ。
そんな黙り込んだ者達を前に、レイは口を開く。
「お前達、勘違いしてないか? 俺達は別に、正義の味方ってわけじゃない。……いや、正義の味方なら、ジャーヤに所属しているお前達を皆殺しにしてもおかしくないから、その点はお前達にとって幸運だったのかもしれないがな」
男達を見るレイの視線は、凍えるような冷たい色。
そんなレイの様子に、これ以上ここで何かを言えば自分も先程の男のような結末を迎えると、そう本能的に察知していたからだろう。
事実、もしそのような相手がいた場合、レイは手加減をするつもりは一切なかった。
だが、男達にとってマリーナは自分達を助けてくれた存在だ。
それだけに、マリーナがここから連れていかれるというのは何とか避けたかった。
故に、男達はマリーナに視線を向ける。
口を開いて何かを言えば、レイに殺されるだろう。
であれば、口を開かずに視線で自分達の意思を伝えようとしたのだ。
しかし……その場にいる者達の視線を受けたマリーナは、表情を変えずにじっと男達を見返すだけだ。
もし男達に相手がどのような感情を抱いているのか知ることが出来れば、即座にその場から逃げ出してもおかしくはない。
だが、幸か不幸か、男達はそのような感受性を持っておらず、何よりマリーナは自分の感情を隠すのが非常に上手かった。
結果として、男達はマリーナに懇願、そして期待の混ざった視線を向けていた。
そんな男達に対し、マリーナは冷笑と呼ぶに相応しい笑みを浮かべながら口を開く。
「ねぇ、貴方達。少し聞きたいんだけど……私は女よね?」
突然の質問に意味が分からず、だがそれでもマリーナが女だというのは間違いないので、男達は素直に頷く。
胸の谷間が見える、露出度の高いパーティドレスに身を包んでいるマリーナを見て、女だと思わない者はまずいないだろう。
だからこそ男達は頷いたのだが……それは、致命的なミスだった。
「なら聞くけど、何故女である私が……無理矢理連れてきた女を奴隷の首輪で操って娼婦にして、妊娠したら巨人に妊婦を食い殺すなんて真似をしていた組織の人間に優しく出来ると思うの?」
瞬間、マリーナは今まで押さえていた殺気を解き放つ。
ここにいる男達は、それなりに戦闘の経験を積んでいる。
少なくても、レーブルリナ国の兵士よりは明らかに上の強さを持っていた。
……もっとも、メジョウゴにあった地下施設、巨人の巣を守っていた精鋭達には劣るのだが。
「な……なな……」
「ああああ……」
突然向けられた殺気に、兵士達は歯を震わせることしか出来ない。
今までは自分達の頼みを聞いてくれたし、巨人達に襲われたということもあって、完全に味方だと思い込んでいたのだ。
だが、今この時、自分達の目の前にいるのは……間違いなく自分達にとって味方と呼べる人物ではない。
見られるだけで身体の動きが止まってしまうような、そんな極寒の視線を向けてくる相手が味方だなどと、誰が思うだろう。
ましてや、女という性を冒涜するかのような真似をした相手に対して……と。
勿論、ジャーヤの中には女もいるので、女だからといってジャーヤのやっていることが絶対に許せないという訳ではないだろう。
しかしマリーナの場合、それは絶対に許せるべきことではなかったのだ。
「ど、どうすれば……どうすれば許してくれますか?」
極寒の視線を向けられていた者の中の一人が、何とかそれだけを口にする。
「許す? 貴方達のような人を私が許すとでも? ……でも、そうね。もし本当に後悔しているというのであれば、近いうちにミレアーナ王国から人がやってくるわ。そちらに自分達がやってきたことを素直に話して、証拠になるような物も出せば……少しは認めてあげてもいいわ」
それは、まさに自首をしろと言ってるように、レイには思えた。
だが普通の自首と違うのは、自首する先が警備兵ではなくミレアーナ王国の人間だということだろう。
(ミレアーナ王国も、決して潔癖な国家という訳じゃないわ。いや、大国である以上は当然のように裏には黒々としたものがあるわ。けど……巨人に関しては、もう不可能でしょうし)
そもそも、巨人を産み出すには黒水晶が必要なる。
だが、その黒水晶はレイの手によって既に破壊されており、既に存在しない。
一度あった物の以上、絶対他にないとは断言出来ないが、それでもその辺にそうある物ではないのは間違いなかった。
である以上、研究レポートの類を見つけても、それで新たに巨人を……というのは、まず無理だろう。
だからこそ、マリーナも研究資料の類をミレアーナ王国の者達に提出するようにと言ったのだが。
……そこには当然、現在ここに向かっている者が所属する中立派の中心人物ダスカーであれば、非人道的な真似はしないという思いもあった。
小さい頃からダスカーを知っているだけに、そのような真似をしないという信頼もある。
当然ギルムや中立派を守る為であれば、ダスカーも後ろ暗い手段に手を出すことはあるだろう。
それでも、そこには明確な基準がある筈だった。
「分かりました。そうさせて貰います!」
マリーナの言葉に真っ先にそう口を開いたのは、一人の兵士。
その兵士は建物の瓦礫に埋まっていたところを、マリーナが土の精霊に頼んで救出されたのだ。
だからこそマリーナに対して深い感謝の気持ちを抱いていたし、何より兵士であるという立場上、研究資料の類がなくなっても特に困ることはなかったというのが大きい。
……女の娼婦しかいないメジョウゴには、男にしか性的興奮を抱けない性癖の関係で行くことがなかったというのもあるのだろうが。
「ちょっ、おい、本気かよ! そんな真似をすればジャーヤが……」
最初にやると言った兵士の側にいた別の兵士が、ジャーヤからの報復を恐れて二の足を踏む。
それは、他の兵士達もそう変わらない。
ジャーヤという組織がこのレーブルリナ国でどれだけの実力を持っているのか、それを分かっているからこそ躊躇ってしまうのだ。
「落ち着け! ジャーヤの切り札だった巨人がこの有様なんだぞ!? なら、もうジャーヤにとってはどうしようもないって分かるだろ!」
「だろうな」
最初にマリーナの案に賛成した兵士の言葉に、レイは頷く。
本来はこのやり取りを黙って見ているつもりだったのだが、現状を見る限りここで一押しすれば、間違いなく自分達に有利な方に話を持っていけると、そう思ったからだ。
突然声を発したレイに対し、ジャーヤがもう駄目だと言われて何かを言い返そうとした男が……いや、それ以外にも他の大勢が黙り込む。
つい先程レイの手により、自分達の仲間があっさりと殺されたのを見ている以上、ここでレイの機嫌を損ねるような真似は絶対に出来なかった。
そうして周囲が静かになったのを見たレイは、再び口を開く。
「ついさっきだ。ついさっき、この洞窟のある森にレーブルリナ国の兵士達がやってきた。受けた命令は、この森にいる者は皆殺し。この意味が分かるな?」
「……国が、ジャーヤを切り捨てた?」
「正解だ」
一人が恐る恐る……信じたくないといった様子で呟いた言葉に、レイは短く答える。
「国の上層部は、ジャーヤの存在を隠しきるのは不可能と考えて切り捨てるという判断をした」
そう告げ、リュータスから聞かされた予想を話す。
当然全てを話すのではなく、自分達に都合のいいことを選んでのものだったが。
何も詳しい情報がない現在では、そんなレイからの情報であっても十分兵士達を収めこることは出来たのだろう。
国が裏切ったということに兵士達は憤りを感じ、マリーナの提案に従って研究資料の類を集め始める。
それをレイが預かることになったのは、研究者の生き残りが兵士達の行動に反対したからだ。
このままでは研究資料がどうなるか分からないと、ミスティリングを持っているレイに預けるのだった。
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