どうも、ふぉるらんです!
この記事を書いているのが2017年12月なので、勉強を継続して約2年4か月です。
その① から続いて勉強継続方法を載せておきます。
その①はこちら→勉強嫌いの社会人が2年間毎日勉強を継続した方法 その① - 英語勉強日記
参考になれば幸いです。
最初から全力疾走
勉強にある程度慣れてきて、コンスタントにできるようになってきたら、徐々にペースを上げていくのではなく、勉強に取り掛かったら最初から全力で勉強しましょう。
社会人にとって自由な時間は限られています。学生さんでも試験や模試までの期間で、勉強に割ける時間というのは限られていますよね。
その短い時間の中でいかに効率を上げるか、というのが大事になってきます。趣味や睡眠などに費やす大事な自由時間を削って勉強して、結果が伴わないと誰だって嫌になります。
テスト前の勉強を思い出してもらうと分かりやすいと思います。
短時間でそれまで勉強した範囲を一気に頭に詰め込んだ経験はみなさんあると思います。それまで少しは勉強していたはずなのに、ほとんど頭には残っていなくて、一夜漬けで勉強した後に、「なんだ、こういうことだったのか」と理解できたことはありませんか?
同じ時間をかけたとしても、だらだら勉強していると頭にはあまり残りませんし、理解できません。ですが、全力疾走でその時間だけ必死に勉強したら、何か月もかけて学んだ内容を頭につめ込めるんです。
もちろん、体調が悪いようなときには無理をする必要はありません。
ですがこういう事を頭の片隅に入れておくと、行き詰った時の突破口になると思いますので、ぜひ試してみてください。
勉強した気になってない?
一番気を付けたいことです。
「これぐらい勉強したんだから成績もよくなってるはず」
「(TOEICやテストなら)点数が上がっているはず」
でも実際には上がっていなかった。
こんなことって誰しも経験があると思います。
なぜ勉強したのに成績が上がらないのか?
理由はいくつも考えられますね。
〇勉強時間が圧倒的に足りない
〇勉強した気になっていて、実際には身についていない
〇勉強方法に問題がある
この中で一番怖いのは、勉強した気になっている事です。
私もこの状態に陥った事があります。
フルタイムで働いていた時の事ですが、平日には数時間、休みの日には平日の倍以上の勉強時間を確保して勉強するようにしていました。
睡眠時間を削ってまで勉強していたのですが、TOEICの模擬テストの点数が全く上がらず、横ばいでした。
自分としてはちゃんと勉強しているつもりで、自分の中では点数は上がっているはずなのに、結果がついてこないという壁にぶち当たりました。
「勉強方法が悪いのか?」
「勉強時間が足りないのか?」
色々考えましたが、最終的に分かったのは、勉強した気になっていただけという事でした。
「これだけの時間を費やしたのだから、(必然的に)点数は上がっているはず」
「これだけ頑張ったのだから、成績は良くなるはず」
と完全に思い込んでいました。
その思い込みに気が付くまでは辛かったです。
自分は滅茶苦茶バカで、勉強しても効果がないくらいバカなんじゃないかと本気で思い悩んだくらいです。
勉強しても効果がないレベルののび太君は99%いないと、今では思っていますが(笑)
この思い込みのおかげで一時、もう勉強を止めてしまおうか、と悩みました。
ですが勉強を止めてしまえば何も残らないと思ったので、どうすればいいのか色んな勉強法を調べてみたり、自己啓発のような本を読んでみたり、東大に合格した人の勉強法・考え方などを参考にしてみたりと色々と探ってみた結果、勉強した気になっていたという事が分かりました。
これが分かるとそこからは早かったです。
勉強時間が長くても、どれだけ大変な思いをして勉強しても、その「頑張ったぞ!」という感覚だけでは結果に全く反映されないという事を思い知ったので、勉強の度にどれだけ実際に身に付いているのか、客観的に判断するようにしていました。
具体的に言うと、私の場合は、勉強を開始する前に前日勉強した内容をテストするようにしました。
TOEICの勉強をしていたので、公式問題集でしたら、正誤の理由を全て言えるのか、その他の問題集でも問題が付いている場合は、前日に間違えた問題を全て解けるようになっているのかを試すようにしていました。
もし同じ問題で間違うようなら、どうすれば正解するようになるのか、勉強法や暗記法を考え直すようにするなど、試行錯誤を繰り返していると、徐々にTOEICの点数は上がるようになりました。
私の場合はこのような方法で乗り越えましたが、人それぞれの方法があると思います。勉強しているのに思うような結果が出なくて、勉強しても自分には意味がないのではと悩んで勉強を諦めてしまう前に、まずは素直に、「勉強した気になっているのでは?」と考えてみてください。
せっかく勉強してきたのに、こんなことで止めてしまうのはもったいないですから。
勉強する機会を増やす
勉強効果を上げるためには、勉強する機会を増やしましょう。
机に座って勉強しなければいけないという事はありませんし、長時間続けて勉強しなければいけないという事もありません。
もし1日1時間勉強したいなら、帰宅後1時間でもいいですが、朝15分、昼休み15分、通勤時15分、帰宅後15分でもいいわけです。
「今から1時間勉強するぞ」というのが楽なのか、「今から15分だけ勉強するぞ」の方が良いのか、人それぞれですが、15分の方が気持ちとしても楽で取りかかりやすいですよね。
また、ちょっとした空き時間・隙間時間というのは、忙しい社会人でもあると思います。
出勤するまでのちょっとした時間、通勤時間、休憩時間、お昼休み、晩御飯までの時間、寝る前の時間など、5分10分程度かもしれませんが、空き時間がありますよね。
こういう時間に、前日の復習をやってみたり、ポッドキャストでなにか勉強している分野の事を聞いてみたり、単語を覚えてみたり、後で調べるためにメモを書いてみたり、いろんなことができると思います。
ここに挙げたのは私が実際にやっていたことです。
人は思い出す回数が多い方が記憶が定着するものです。たとえわずかな時間でも勉強する機会を増やすことで、記憶がより定着しやすくなる上、勉強に対するハードルを下げることが出来ます。
ちょっとした時間も積み上げていけばそれなりの勉強時間になります。
時間を区切って勉強してみる
人は時間を区切ると、その時間内になんとか作業を終わらせようとする生き物です。
『ポモドーロ・テクニック』という言葉を聞いたことはありませんか?
ポモドーロ・テクニックとは有名な時間管理術の事で、短時間の作業と短めの休憩を繰り返すことで、集中力を持続させ、生産性をアップさせる方法です。
要するに、『集中→休憩→集中→休憩→・・・』という風に、短時間集中するのを繰り返して、一日中高い集中力をキープしながら作業をこなそうというテクニックです。
本来?は『25分作業→5分休憩』を4セットこなしたら15分休憩、というテクニックのようですが、勉強時間や休憩時間は自分に合うように設定する事をおすすめします。
小さいお子さんにも有効な手法です。
ためしに、タイマーを10分や15分にセットして、とりあえずスタートを押してみてください。
その時間内に終わらせようと決めた事を、タイマーが鳴るまでにどうにか終わらせようとその時間だけは必死になってやるはずです。
実際にやってみると効果を実感できるのでぜひ試してみてください。
最初は10~15分といった短時間の方が良いと思います。
集中する事になれて来たら、徐々に時間をのばせるようになります。人の集中力はおおむね30~90分と言われていて、人によって時間は異なります。
学校の授業が60~90分なのは、人の集中力が続くのがこの程度だからです。
区切られた時間内に終わらせようとする、というのはこのように短時間の場合にあてはまりますが、長期間の場合にも同じことが言えます。
夏休みの宿題をギリギリになって終わらせた経験がありませんか?
本来は短期間で終わることなのに、締切ぎりぎりになるまで時間を使って作業を終えた、なんてことはありませんか?
良くも悪くも、決められた時間を目一杯使って作業を終わらせようとしてしまう人が多いと思います。
長い期間でやると決まっていると、それだけ長時間をかけて物事を終わらせようとしますが、逆に言えば、短い期間と決めてしまえば、その期間内に終わらせようとするんですね。
ですので、前もって長期的な計画をある程度立てておくことをオススメします。
だらだらと時間を浪費してしまうのは、モチベーションにも悪影響です。
自分を理解する
自分がどういう人間なのか知っていますか?
『普段はだらだらやるけど、締切間近となると終わらせようと必死になってものすごい集中力を発揮して期限内に終わらせることが出来る人間』なのか
『コンスタントに何事も計画通りに進められるタイプ』なのか
『負けず嫌いで、ライバルがいると頑張ってしまうタイプ』なのか
『誰にも指図されたくなくて、自分で考えて全てを進めていきたいタイプ』なのか
色んなタイプの人間がいますよね。
さらには、『朝に集中できる朝型人間』なのか
『深夜に最も集中力が高まる夜型人間』なのか
はたまた『早朝が一番冴えている早朝型人間』なのか
自分がどれにあてはまるのかご存知ですか?
世間で言われているように、『コンスタントに物事をこなしせられるタイプ』や『社長などに多い朝型人間』だと思いますか?
ここでは、世間的に良いとされているタイプに近づける必要はありません。
まあ、できれば、『コンスタントに物事をこなしせられるタイプ』や『社長などに多い朝型人間』のような人間だと良いんでしょうが、人間が全員このようなタイプにあてはまるわけはありません。
私の場合は、『普段だらだら締切間近で焦って終わらすタイプ』で『23時~深夜2時くらいがゴールデンタイムの夜型人間』です。
こういう性格なんだと分かってからは、こまめにTOEICなどの試験を受けるようにして自分を追い詰めつつ、深夜に勉強するようにしました。
フルタイムで働いていた時は深夜に勉強するのは体力的に無理だったので、普段起きる時間の1時間前に起きて勉強するようにしていました。
専業主婦になってからは、日中時間があってもなかなか集中できないタイプなので、日中に終わらせられる事は全て終わらせてから深夜に勉強するか、早朝に起きて勉強するようにしていました。
このように、無理に計画的に何かをこなそうとしたり、合わない時間帯に無理やり勉強するのは避けた方がいいと思います。
なんで自分はできないんだろう、と自分を責めるようになってしまいます。
自分を責める必要はまったくありませんし、そのような状態で勉強など続けられません。
自分がどういう人間なのか分かれば、どういう状況に自分を置けば勉強しやすくなるのか、自ずと分かるようになると思います。
ライバルがいる方が頑張れるのなら、ライバルを作ればいいんです。
誰かに指図されたくないなら独学で頑張ればいいんです。
音で聴いている方が覚えられるなら、授業を聞いてみたり音声で学べるように工夫すればいいんです。
書くと覚えられるなら、ひたすら書けばいいんです。
ここに挙げただけでも色んなタイプがいます。
自分のタイプを知ることで、勉強の効果を上げていきましょう。
勉強するスイッチ
これは、これから勉強しますよ、という自分に対する合図です。
私の場合はメガネをかける事です。目が悪いんですが室内だといつもメガネはかけません。
毎回勉強する前にメガネをかけるので、自然とメガネをかけると勉強モードになります。
たとえば、『ガムをかむ』、『ミンティアを食べる』、『イヤホンをする』、『ストレッチする』とか『服を着替える』とか、自分に合ったものなら何でもいいと思います。
徐々に、自然と勉強モードに移行できるようになるのでおすすめです。
なんでこんなことやっているんだろう?
「勉強しても意味ないでしょ」と思い始めたら逃げているサインです。
こうなったら勉強からただ逃げている、と頭に入れておいてください。
「意味ないよ」「なんでこんなことやってるの?」というのは勉強をやめようとしている自分を正当化したいだけです。
別に嫌になったら逃げてもいいと思います。
逃げてるんだな、という感覚が頭の片隅にあれば、ですが。
勉強を始めた理由が各々あるはずです。
なぜ勉強を始めたのか思い出してみてください。
その理由があるのに、「何の意味があるんだろう?」「なんでこんなことしなくちゃいけないんだろう?」といまさら言い出すのは矛盾していませんか?
それでも勉強が辛くなってきたら、究極の質問をしてみてください。
『もし本当に辛くて嫌だと思うなら勉強はやめよう。ただし勉強をやめるなら今後一生勉強しない事を誓おう。それが嫌なら勉強を続けよう』
これはけっこう効きます。
今まで頑張って勉強してきた事なのに、今後の人生で金輪際もう勉強しないと誓えますか?
今後一切できないと考えると、勉強をやめるのは止めようかな、という気になってきます。
そういえばこんなこともあったな、と辛かった記憶だけじゃなくて、楽しいと思った記憶、嬉しかった記憶がよみがえってきます。
「文法でわからない時に調べまくってやっと分かった時には勉強が楽しい」と思えたし、「点数が上がったのを見てすごくうれしかった」、「勉強を始めてから色んなことがあったけど全部乗り越えてきた自分ってけっこうやるじゃん」って思えてくるんです。
今後一切勉強をやらないとする意味は、もし「もう勉強するのは嫌だー!」という気持ちになって、その後だらだらと嫌々勉強をやっているようでは、勉強をやらない方がマシだからです。
だらだら勉強していても身に付きませんし、貴重な時間を無駄にするのは体力的にも精神的にも辛い事です。
勉強が嫌ならやめてもいいと思います。自分でやろうと始めた事なら、嫌々やる必要なんてどこにもありません。
それでも「勉強をやらなきゃ!」という方は、今後も続けていくのか、きっぱり手を引くのか、自分に問いかけてみてください。
まとめ
今回は、成績を上げて結果を出すことで、モチベーションを下げずに勉強を続ける方法についての内容が多かったと思います。
私が勉強を継続するうえで、実際にどれだけ成績に反映されているのかというのは非常に重要でした。
自分がやっている事に意味はあるんだろうか、と悩みながら勉強を続けるのは精神的に辛いことです。
私のように、勉強しているのに行き詰ってしまった人にぜひ参考にしていただきたいです。
その①・その②で挙げた方法を自分なりに組み合わせたり、勉強に行き詰った時に、こういうのがあったな、と見てもらえれば、なにかヒントが得られるのではないかと思います。