今年もコメント、全部読ませていただきました

2018年、まずしっかり目と目を合わせよう

2017年12月26日(火)

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 ついこないだ「2017年はこうなる!」的コラムを書いたばかりなのに……、早い。早過ぎる。
 あっという間に1年が終わる。

 と言いつつ、1つひとつの出来事を思い出すと「え?ソレって今年だっけ?」と記憶は薄れている。
 ふむ。これは要するに……、深く考えるのは止めておこう。

 いずれにせよ、昨年とは違い年の瀬に向かうにつれ「景気いいんだなぁ」と感じることが増えた。かれこれ10年以上、いろいろな企業に講演会に呼んでいただいていると案外景気の動向は肌で感じられるものだ。

 ただし、それが社員に還元されてるかはどうかは謎。儲かっている人は「メチャ儲かってる!」とわざわざ言わないし、残念ながら私個人にいたっては何の変化もない。タクシーの運転手さんに聞いても「あまり実感はないね~。昼間は使ってくれても、夜はダメ。会社の経費で落ちないからダメなんだろうね~」と回答は渋い。

 それでもボーナスの支給額は(民間企業と公務員)、前年比3.6%増の18兆4,270億円で「冬としては2014年以来の伸び(こちら)」。
 一方、賃金格差は4年連続で広がっている。

 その格差は同時に「働き方(働かせ方)」の格差でもあるので、どんなに「バブル期を越える株価だ~!」と騒がれても……、なんだかなぁという感じなのです。

ページビューとコメント数ランキング、発表!

 というわけで今年最後のコラムは、2017年「もっとも読まれたコラム」と「もっともコメントの多かったコラム」and others を振り返りつつ、アレコレ考えてみます(集計は先週までのデータ)。

【2017年もっとも読まれたコラムトップ3】
1位 ブラック企業リストに覚えた新たな怒り
2位 瀕死の部署を再生したら、左遷されちゃった!
3位 大炎上“バニラエア車椅子事件”の大いなる誤解

【2017年コメント数の多かったコラムトップ3】
1位 「#子連れ会議OK」アナタの常識はNOと言う?
2位 大炎上“バニラエア車椅子事件”の大いなる誤解
3位 瀕死の部署を再生したら、左遷されちゃった!

 さて、みなさんの読んだコラムは入っていますか?
 コメントした方は、どうですか?

 昨年末に「みなさんのコメントはちゃんと読んでます」と書いた(こちら)ら、「そんなこと書いたら調子にのってひどいこと書く人がいますよ」と温かい警告をしてくださる方々が何人もいらっしゃいました。
 とてもうれしかったです。そうやって気遣ってくれることが……。

 でも、やはり今年も言います。「ちゃんと読んでますよ」と。

 で、昨年同様、賛同、共感、否定、罵倒、上から目線、感謝コメントetc etc……すべて大歓迎。

コメント23件コメント/レビュー

河合さん、いつも興味深く拝見しております。
今年も私は幾度か、何様だと言われても仕方ないような、厳しいコメントを残させていただきました。

>私が「清廉潔白じゃないと今の社会は許してくれないのだなぁ」と感じた背景に存在する“正義”だ。
これは私も常々、感じております。
インターネットの普及で、社会悪が明るみに出やすくなった一方で、社会に寛容さが無くなってきているようにも思います。
具体的に述べるなら、ブラック経営者やマスコミの悪事がもみ消されず、社会問題になるようになったのは良いことですが
映画やテレビドラマの些細な表現に噛みつく人が増え、創作の幅が狭まってしまったのは、ネットのもたらした害悪だと思います。

このコラムでも厳しい意見が散見されますが、落ち込むことなく河合さんらしさを貫き続けてくださいね。
私も厳しい意見をコメントしてしまうかもしれませんが、河合さんの人格まで否定しようなんて気は全くございませんので、1意見として参考程度にお聞きください。

河合さん、今年もお疲れ様でした。
来年も、河合さんのコラムを楽しみにしております。(2017/12/26 14:08)

「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「今年もコメント、全部読ませていただきました」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

河合さん、いつも興味深く拝見しております。
今年も私は幾度か、何様だと言われても仕方ないような、厳しいコメントを残させていただきました。

>私が「清廉潔白じゃないと今の社会は許してくれないのだなぁ」と感じた背景に存在する“正義”だ。
これは私も常々、感じております。
インターネットの普及で、社会悪が明るみに出やすくなった一方で、社会に寛容さが無くなってきているようにも思います。
具体的に述べるなら、ブラック経営者やマスコミの悪事がもみ消されず、社会問題になるようになったのは良いことですが
映画やテレビドラマの些細な表現に噛みつく人が増え、創作の幅が狭まってしまったのは、ネットのもたらした害悪だと思います。

このコラムでも厳しい意見が散見されますが、落ち込むことなく河合さんらしさを貫き続けてくださいね。
私も厳しい意見をコメントしてしまうかもしれませんが、河合さんの人格まで否定しようなんて気は全くございませんので、1意見として参考程度にお聞きください。

河合さん、今年もお疲れ様でした。
来年も、河合さんのコラムを楽しみにしております。(2017/12/26 14:08)

私がこのコラムについていつも感じることは、サラリーマンの実戦経験のない筆者が果たして上司と部下の人間関係について考察できるのだろうかという疑問です。部下に対する暖かい眼差しではありますが、逆に経営の厳しさを背負った上司側の事情には疎いのではないでしょうか。筆者の挙げる現実のケースはほとんどが伝聞によるものであり、その弱点を避けるためか著名な論文を引用してのタテマエ論に終始しているように思えます。(2017/12/26 13:52)

>「なんでコイツは許されるんだ」と、自分より優遇される人への不満、
>弱者や少数派への排除や断絶を感じさせる“正義”の主張が、「不寛容な社会」そのものだ
>と感じた次第だ。

それは朝日新聞から始まった慰安婦捏造・モリカケ捏造・NHK受信料最高裁判決・NHK上層部の総理以上の月給を見聞きし
電通をはじめとした過労死・そして非正規雇用に対する見て見ぬふり

これらに国民は、「絶句し」「絶望し」「暴動寸前の精神的状況に置かれているからだと推察します。

その辺と中間層との感受性のバランスが記事を書く上で難しくなっているのではないでしょうか?(2017/12/26 13:46)

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