夫(みどりいろ)です。
家族でキャンピングカー旅をしています。
家族4人でキャンピングカーに乗って日本中を旅してみようと思い立った話
多分、50回くらい、その目的を聞かれました。ただ、恥ずかしながら大した目的がないのです。「考えるだけでワクワクした」という小学生が言いそうな理由しか出てきません。
とはいえ、言語化できていないものの、家族みんなにとって、きっといい経験になるんじゃないか、という思いもありました。
そして、ここ1週間、「あっ、キャンピングカー旅をしている理由ってこれかも」という出来事が立て続けにありました。今日は、そんなことをつらつら書きたいと思います。
- 飛び出し坊やがすっごく気になる
- 濃ゆい点をたくさん集めたい
- 子供にも「興味範囲の輪」を広げて欲しい
- 家族で共通の濃ゆい点を持てるということ
- 一度に二度、いや、三度おいしい「旅」
- ツイッターで旅の様子つぶやいてます
飛び出し坊やがすっごく気になる
土曜日のこと。
「数ヶ月放置している電子版日経新聞の元を取らねば」と、貧乏根性と強迫観念を抱きながら、電子紙面を流し読みしていました。
すると、一面トップのコラム欄「春秋」の箇所に、「飛び出し坊や」のことが書いてありました。飛び出し坊やとは、これ。
※画像出典:関西のお出かけ情報サイト「eoおでかけ」
関東では、見かけることがない「飛び出し坊や」。
恐らく、2ヶ月前に同じ記事と出会っても、「飛び出し坊やって何?」と読み飛ばしていたと思います。
ですが、この日は違います。食い入るようにこの記事を読みました。
なぜか。
それは、この「飛び出し坊や」が、メッチャ気になる存在だったからです。この1ヶ月間、東海、近畿地方をキャンピングカーで巡っていました。
そして、あらゆる曲がり角で、この坊やを見てきました。曲がり角だけではありません。この坊やは、ちょっと小洒落たお店で、クリアファイルや付箋やキーホルダー、マスキングテープにもなっていました。
丸刈りの田舎坊主じゃないんです。若い女性にキャーキャー言われる「愛されるキャラクター」なのです。完全に気になる存在です。
そんな時、タイムリーに日経新聞の春秋に掲載されていたのです。コラムの内容を要約すると、以下のような内容です。
・滋賀県東近江市の看板店が最初に制作
・制作した1973年は事故死者が右肩上がりの時期。
・このような看板は全国へ普及
・今では、事故死者は統計を取ってきた48年間で最も少ない
・それは、取り締まり強化や車の技術も寄与していると思うが、「飛び出し坊や」のような草の根活動も評価したい
といったものでした。
この記事のおかげで、坊やの来歴から、交通事故死者数事情まで、人に話せるくらいの知識を持てました。
濃ゆい点をたくさん集めたい
飛び出し坊やの記事を読み終えて、ふと気付きました。今、旅をしている理由はこれだな、と。
一言でいうと、【濃ゆい点集め】です。
自分で見たり、食べたり、触れたり、嗅いだりした一次情報は、濃くてはっきりした【点】です。そんな、濃くてはっきりした【点】が、何かのきっかけで、繋がると、興味範囲の輪が広がります。
今回は、「飛び出し坊や」という、インパクト大 & 近畿地方に大量出現してるパネルという【点】でした。その【点】は、本で読んだ「点」でも、人から聞いただけの「点」でもありません。
自分の目で見て、そのインパクト、量の多さ、地域で愛されている実情を目の当たりにした【濃ゆい点】です。近畿地方を実際に車でぐるぐる回る今回の旅があったからこそ、収集できた【点】です。
旅前であれば、確実に読み流す「飛び出し坊や」の記事も、この【濃ゆい点】のおかげで、坊やのことや、交通事故事情に詳しくなりました。
彦根城もそうです。今回の旅で彦根城に行きました。自分の目でみて、感じて、係の人に聞いたりしながら、城巡りをしました。そして、先日、ブラタモリで、「彦根」が特集されていました。これが楽しくて楽しくて。
もう、タモリさんと一緒に歩いているかのような錯覚に陥りながら、ブラタモリを視聴しました。
普段であれば、半分寝ながら、よだれを垂らして、「彦根城カッケー、ひこにゃん万歳」くらいの感想しか出ない僕も、この日は違います。
彦根城を実際に歩いたという【濃ゆい点】と、ブラタモリでの知識が紐づいて、家康が重臣の井伊家に彦根を任せた理由も、鉄壁の彦根城についてもストーリーで語れそうです。
ただの知識じゃなくて、教養になったな、といった感覚を味わえました。
まだあります。おととい、息子の同級生のパパ達と話していた時もそうです。
岐阜県に「養老天命反転地」という場所があり、「10年くらいずっと、その場所がすごく気になっている」というパパがいました。
養老天命反転地は、今回の旅で、家族で大いに遊んだ場所です。異端な建造物、全体の雰囲気、写真では伝わらない圧倒的な景観、子供の喜びよう、などなど、その場で遊んだから得られた【濃ゆい点】があります。そんなリアルな情報で、大いに盛り上がりました。
旅で得た【濃ゆい点】は人との接点作りにも役立ちました。
子供にも「興味範囲の輪」を広げて欲しい
約半年間のキャンピングカー旅を通して、6歳の息子なりの【点】集めをしてくれればいいなぁと思っています。
若ければ若いほど、取集した「濃ゆい点」が、何かと繋がるチャンス広がっています。息子はまだ6歳。可能性、機会が溢れています。
完全に持論ですが、「興味範囲の輪」が広がるほど、主体的な学びを促すと思っています。旅って、この興味範囲の輪を広げるのにすごく適しています。
昨日まで、存在すら知らなかった土地や文化や食が歴史が、滞在することで自分事化していきます。興味範囲の輪の外にあったものが、輪の中に入ってきます。
算数も国語もいいですが、より「興味範囲の輪が広がる経験」を子供にさせてあげたいなと思っています。興味範囲にあるモノに没頭していく中で、意欲を育み、経験が生まれ、結果として、国語算数的な認知能力もそれ以外の非認知能力も身についていくんだと思います。
モノを知ることって楽しい、学ぶことって楽しい、と思える学びを子供と一緒にできたらな、と思うのです。
人生100年時代。学ぶ意欲を持つ人は、より人生楽しめそうだな、と考えています。
旅の【濃ゆい点】集めは、間違いなく興味範囲の輪を広げてくれると信じています。
家族で共通の濃ゆい点を持てるということ
家族で共通の「濃ゆい点」を増やせることも、いいことだなと思うのです。
今後もブラタモリは、家族みんなで楽しく見れそうです。1ヶ月ほど前、人気芸人が北陸旅行をするというテレビ番組も、「あーっここ、ここ、歩いた場所じゃん!」なんてワーワー言いながらみんなで見てました。
もちろんテレビだけじゃありません。今後も家族一緒に濃ゆい点が繋がる瞬間を味わえそうだなぁと思っています。
一度に二度、いや、三度おいしい「旅」
こう考えると、旅自体を楽しむことも大きな目的なのですが、旅後の【濃ゆい点】が何かと結合することも、旅をする醍醐味と言えます。もっというと、旅前の計画も楽しい時間です。
●旅前の計画でワクワクを味わえ、
●旅中は充実した時間を味わえ、
●旅後は【濃ゆい点】が何かと繋がる楽しさを味わえる
旅が人を成長させるって昔から言いますが、ホントその通りですね。
次の【濃ゆい点】の繋がりが楽しみです。
ツイッターで旅の様子つぶやいてます
夫婦でツイッターやってます。これから、西日本の旅行に出かける予定です。よろしければツイッターもご覧ください。
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