Evernoteのタグは何も考えずに付けていくと雑草のように野放図に増えていくばかりなので一定のルールが必要です。
Evernoteは2008年7月に使い始めて、かれこれ10年近く試行錯誤を続けていますが、タグについては「年月日+トピック」の命名規則を守るようになってからはうまくいくようになりました。
例えば、今年2017年は以下のようなタグを作りました(一部)。
買ったモノ、始めた習慣、イベント、プロジェクトなど、ひとくくりにできるテーマに対してトピック名を与えています。
上記以外に、特別なトピックが2種類あります。
本と映画です。
本は「Q+購入した年月日+タイトル」、映画は「M+観た年月日+タイトル(公開年)」という命名規則。
ちなみに、Qは「Quote(引用することが多いので)」、映画は「Movie」の頭文字です。
▼今年読んだ本の一部
▼今年観た映画の一部(マーベルシリーズはこの時期に集中的に観ました)
» マーベル映画に学ぶ、「短期集中志向」より「長期継続志向」を選ぶ理由
» 続・マーベル映画に学ぶ、「短期集中志向」より「長期継続志向」を選ぶ理由
タグで自分のあらゆる活動を可視化する
本(Q)や映画(M)以外についても、いろいろカテゴリーごとに分けたくなるかもしれませんが、本や映画以外で本や映画ほどかっちりとしたフレームを持つトピックはそうそうないので、この2つだけが特別扱いになっています。
ただ、年月日があるだけで意外と何とかなります。むしろ、いろいろなことを同時並行的に進めていたのだなという縮図をそこに見ることができます。
Evernoteのタグが自分の活動内容を表す、文字通りのタグ(目印)として機能するわけです。
「このアプリを買った前後でこういうプロジェクトに取り組んでいたのか」という、時間が経つと時系列がバラバラになりがちな問題も、タグの先頭に日付をつけておくことで解決できます。
ざっくりレビューがサッとできる
また、年月で絞り込むと、ざっくり月次レビューになります。
以下は、クイック検索(Ctrl+Q)で「1711」と入力したところです(Windowsクライアントです)。
ノートブックかタグのいずれかに「1711」が含まれるものが即座にリストアップされます(今回は「1711」を名前に含むノートブックがないのでタグのみが表示されています)。
それぞれのタグの後のカッコ内にそのタグのついたノートの数が表示されるので、自分の関心度や入れ込み具合の目安になります。
この一覧を目にするだけで現時点の自分が何をしているかがざっくり分かります。
またブログを書いている人なら、「今年買って良かったモノ」とか「今年始めたおすすめの習慣」みたいなまとめ記事を書くときも捗るでしょう。
以上、Evernoteに「年月日+トピック」でタグを作っておくと振り返りが捗る、という話でした。
関連書籍
Evernoteのタグ活用法ほかについては、以下の本にてインタビューを掲載していただいていますので、ぜひご一読ください。
倉下忠憲さんの以下の本、Evernoteを使ったことがある方でも、もしかすると「え、これ本当にEvernoteの話?」と訝るかもしれません。それくらいマニアックに踏み込んだEvernoteの使い方が紹介されています。単にEvernoteの使い方にとどまらない、Evernoteというツールのとらえ方が変わる、もっといえば、あらゆるツールのとらえ方を見直すきっかけを提供してくれる一冊といえるでしょう。
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