「脱毛」をする人が増えてきた今、ワキ脱毛と並んで人気の高い部位が「VIO脱毛」です。
「VIO脱毛をやってみたい」と考えている方も多いですよね。
でも、デリケートな部分である「VIOライン」の脱毛は不安も大きく、なかなか踏み切れないという方もいるのではないでしょうか。
中には「VIO脱毛で性感染症に感染する事がある」という怖いうわさを耳にして、脱毛を躊躇している方もいると思います。
確かに、直接肌に触れて施術を行う脱毛は、衛生面や感染症などのリスクも心配ですよね。
そこでここでは
- 【VIO脱毛で性感染症が感染る可能性】
- 【脱毛サロンや医療クリニックの衛生管理】
- 【VIO脱毛と性感染症の予防】
など、「VIO脱毛と性感染症」に関する不安や疑問を解決していきます。
目次 [表示]
VIO脱毛と性感染症に関する4つの疑問を解決
「VIO脱毛で性感染症が感染る」という噂が本当なのでしょうか。また、実際に医療クリニックや脱毛サロンの衛生管理が安全なのかも気になりますよね。
ここでは「VIO脱毛」で
- 【性感染症に感染るのか】
- 【電気シェーバーと感染リスク】
- 【感染リスクが一番高い部位】
- 【医療クリニックと脱毛サロンの衛生管理】
などについてまとめてみました。
①VIO脱毛で性感染症が感染ることもあるの?
VIO脱毛で性感染症に感染することはほとんどありません。
「性感染症」は、主に性行為によって感染する病気です。そのため、性行為やそれに類似した性的接触(オーラルセックスなど)以外で感染することは極めて低くなっています。
現在の日本で特に感染頻度が高いのは「クラミジア感染」「性器ヘルペス」「梅毒」の3つですが、どれも性行為以外での感染は限りなくゼロに近く、脱毛によって性感染症が感染ることもほとんどありません。
では、なぜ「VIO脱毛すると性感染症が感染る」と耳にすることがあるのでしょうか。
「VIO脱毛すると性感染症が感染る」といわれている理由とは?
理由1:一時的な肌トラブルの可能性
「VIOライン」は、他の部位に比べると色素沈着がある場合も多く、また皮膚が薄いためダメージを受けやすい部位になります。そのため、脱毛後に軽い火傷などかゆみや炎症などの肌トラブルをおこしやすくなっています。その脱毛後の一時的な症状を「性感染症が感染った」と思い込んでしまう方もいるようです。
理由2:衛生管理の問題
感染者の体液が付着したままの脱毛器や電気シェーバー、タオルなどのリネン類を使用しているなど衛生管理の行き届いていない場合は感染する可能性もあります。
理由3:免疫力の低下でかかる性感染症もある
性感染症のひとつである「カンジダ症」は、誰もが持っている「カンジダ真菌」と言う常在菌が免疫力の低下などによって増殖し、かゆみなどの症状が現れることもあります。
しかし、中には全く性交渉をしていないのに性感染症が感染ったという方もいるように100%安全とは限らないため、VIO脱毛を行う時は衛生管理のしっかりと行き届いたところで施術を受けることが重要です。
②電気シェーバーから感染しやすいって本当?
医療クリニックや脱毛サロンで「シェービング」に利用している電気シェーバーの消毒が不十分な場合は、感染リスクが高いため本当です。
脱毛サロンや医療クリニックでは、手の届かない部位や剃り残し部位は「シェービング」をしてもらうこともありますよね。特にデリケートゾーンの中でもI ラインやOラインなど自分の目で確認しにくかったり手の届かない部分はシェービングを手伝ってもらう方も多くなります。
そして、シェービングに使用する電気シェーバーは、消毒して同じものを使用しているところがほとんどです。
「電気シェーバー」は不特定多数に使用する
医療クリニックや脱毛サロンでシェービング用に使用されている「電気シェーバー」は、消毒して不特定多数の方に使用するため、万が一消毒が行き届いていない場合は感染する可能性も考えられます。
もちろん、ほとんどの場合は毎回しっかりと消毒するため、知らない人の体液や血液が付着したまま使用することは考えられません。
消毒方法はアルコール消毒のところもありますが、1回毎に刃を取り替えたり専用の紫外線殺菌機や赤外線殺菌機を使用するなど徹底した管理のもとで使用されているので安心です。
③感染リスクが一番高い部位はどこ?
VIOラインの中で一番性感染症のリスクが高いのは「Iライン」です。
では、なぜ「Iライン」の感染リスクが高いのでしょう。
「Iライン」の脱毛が性感染症リスクが高い理由とは?
Iラインは粘膜に近い部分の脱毛になるため、シェービング時の傷や火傷や腫れ、水ぶくれなどの肌トラブルを起こしやすい部位です。使用する脱毛器具の消毒が不十分だった場合、傷口から細菌が入り込み感染してしまう可能性もあります。
「Iライン」脱毛だけが原因とは限りませんが、脱毛後にかゆみや痛みが強かったり、おりもの量の増加や臭いなど普段と違う症状が現れた場合は、早めに病院で受診するようにしてください。
④脱毛サロンや医療クリニックの衛生管理は信頼しても大丈夫?
電気シェーバーや脱毛器の消毒などの「衛生管理」がどのようになっているのか、見ることができない分心配ですよね。
大手の脱毛サロンや医療クリニックは、衛生管理を徹底して行なっているため信頼して大丈夫です。
大手の脱毛サロンや医療クリニックの衛生管理が信頼できる理由とは?
理由1:感染症についてしっかりと学んでいるため
医療クリニックでのスタッフは医師や看護師といった医療従事者がほとんどです。医療に携わる人達は「感染症」については必ず学んでいます。また、脱毛サロンでは大手になるほど研修制度がしっかりしているところが多く感染症についてもしっかりと学ぶことが多くなります。
感染症に関しての正しい知識とその恐ろしさを知っている分衛生管理も徹底して行われています。
理由2:信用問題に関わるため
感染症が問題になると経営側も存続の危機に立つことになりかねません。実際に問題になると裁判や立入検査など大きな問題になり、脱毛サロンや医療クリニックの信用問題に関わります。そのため徹底した衛生管理が行われているのです。
傷口から感染する場合もある「感染症」は、スタッフも感染ってしまう可能性も考えられますよね。脱毛サロンや医療クリニックではスタッフ自身の身を守るためにも衛生管理には特に気をつけているところが多くなっています。
性感染症の【予防】など3つの疑問を解決
VIO脱毛で性感染症が感染る可能性は極めて低いけれど、絶対に感染らないというわけではありません。少しでも感染リスクを少なくするため自分でできる予防法があると安心して脱毛に臨めますよね。
そこでここでは
- 【VIO脱毛するときに性感染症を予防するための方法】
- 【性感染症だとVIO脱毛できない理由】
- 【VIO脱毛と性感染症予防】
についてまとめてみました。
①VIO脱毛する時に性感染症を予防するための方法は?
VIO脱毛での性感染症を予防する方法は、脱毛サロンや医療クリニック選びと事前カウンセリングがとても重要になります。
性感染症の予防方法は?
方法1:安心できる脱毛サロンや医療クリニックを選ぶ
脱毛を行う時は知名度や評価の高い大手の脱毛サロンや医療クリニックを選ぶと安心です。大手ほど研修制度が整っている場合が多く、また衛生管理も徹底されています。個人で経営している場合は、研修や衛生面に不安が残ることも多いため注意が必要です。
方法2:事前カウンセリングで衛生面を確認しておく
脱毛を契約するには、事前にカウンセリングが必要な場合がほとんどです。
店舗にカウンセリングに行った際は次の点を確認してみましょう。
【店舗内の雰囲気や清潔感】
店舗に入った時の印象は大切です。また隅々まで手入れが行き届いているかも確認してみて下さい。
【トイレの綺麗さ】
トイレが清潔に保たれているかどうかもポイントのひとつです。気づかないような所が、清潔に保たれていれば、脱毛器のお手入れも清潔に保たれている可能性が高いです。
方法3:事前カウンセリングで衛生管理について聞いてみる
カウンセリングの際にスタッフに次のことを確認しておくと安心です。
- シェーバーや脱毛器の消毒方法
- 施術台のタオルを毎回取り替えているか
- タオルやガウンなどのリネン類の洗濯方法(ほとんどの場合は専門のクリーニング業者に委託)
「聞きにくいな」と感じる方もいるかも知れませんが、衛生管理がしっかりしているところは気持ちよく答えてくれます。返答が曖昧だったり不安を感じるような場合は、他の場所での脱毛を検討したほうがよいかもしれません。
方法4:自分専用の「電気シェーバー」を持参する
きちんと消毒されていても、不特定多数に使用している「電気シェーバー」は不安に感じる方も多いですよね。
医療クリニックや脱毛サロンでは自分専用の電気シェーバーを持参しても対応してくれるところがほとんどです。中にはシェーバーの機種の指定がある場合もあるので、事前カウンセリングの際に「自分で電気シェーバーを持参してもよいか」確認するようにしてください。
性感染症を予防し、不安なくVIO脱毛を行うためにも、事前のカウンセリングで「衛生管理」についてしっかりと確認し、納得した上で施術を行うようにして下さいね。
②性感染症だとVIO脱毛できない理由ってなに?
脱毛サロンでも医療クリニックでも「感染症」や「感染症の疑い」がある方は脱毛を行うことはできません。性感染症の場合も同様で、性感染症にかかっている方はもちろん、その疑いのある方もVIO脱毛はできないことになっています。
それにはきちんとした理由があります。
性感染症だとVIO脱毛できない理由
理由1:感染が拡がらないようにするため
他の方に感染しないように性感染症やその疑いがある方は、VIO脱毛をすることができない決まりになっています。
理由2:症状の悪化を防ぐため
性感染症は免疫力が低下していることも多く、施術後に火傷や炎症などの肌トラブルを起こす危険性が高くなります。
理由3:肌の状態的に施術ができないため
性感染症にかかっている場合は肌の状態が悪く施術することが不可能な場合も多くなります。
理由4:まずは早期の「治療」が優先のため
性感染症は放置しておくと不妊や重篤な症状の原因になる危険性が高くなるため、早期の治療が何よりも優先です。治療が中途半端になると再発を繰り返したり悪化することもあるので、自己判断で治療を中断せず、しっかりと治すことが大切です。
中には「バレなければ大丈夫?」と考えている人もいるかもしれません。施術スタッフはVIOの状態や臭いですぐに分かります。嘘をついてVIO脱毛しても、自分も周りも嫌な気分になりますよね。
症状の悪化を防ぎ、気持ちよく脱毛施術を受けるためにも性感染症の不安がある方は、婦人科やウイメンズクリニックなどを受診することをおすすめします。
③VIO脱毛は性感染症の予防ができるって本当?
性感染症の多くは性行為や免疫力や体力の低下によって起こるため、VIO脱毛で性感染症にかからなくなるわけでなありません。
ですが、性感染症の中には性行為以外でも感染する「毛ジラミ」などのように、脱毛することで感染するリスクは低くなる場合もあるため本当です。
VIO脱毛で予防できる性感染症「毛ジラミ」とは?
原虫が原因となる「毛ジラミ」などはトイレや下着、タオルなどから感染することもあります。
「毛ジラミ」は、性器に激しいかゆみがでるのが特徴で、陰毛に1ミリほどの小さな虫(しらみ)が生息することが原因です。そのため、毛がなくなれば虫(しらみ)も生息できなくなり感染リスクも低くなります。
VIO脱毛で菌の繁殖を防ぐ事ができる
VIOラインは毛量が多いためムレやすく不衛生になりがちな部分です。VIO脱毛を行うことで毛量が減り、性感染症の原因となる菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
VIOラインの毛を全部脱毛する「ハイジニーナ」が「衛生的」という意味を持っているように、VIO脱毛を行うことで毛量が減り、デリケートゾーンの衛生状態が良くなるため性感染症を予防することができるのです。
まとめ
VIO脱毛で性感染症が感染る可能性は極めて低いことが分かるとほっとしますよね。
安心してVIO脱毛を行うための注意点をまとめてみると
- 大手の脱毛サロンや医療クリニックを選ぶ
- 事前カウンセリングで衛生面や衛生管理を確認する
- シェービング用の電気シェーバーは持参する
などが挙げられます。
脱毛は、完了するまでに長い期間が必要になります。安心して通い続けるためにも事前カウンセリングで不安な点は全て解消しておきましょう。
また、万が一性感染症にかかっている方はまずは治療を優先し、完治させてからVIO脱毛に臨むようにして下さいね。