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しらべぇ

SNSの虚構描いた『刑事ゆがみ』チェリート羽生が『オトナ高校』入学か!? 

他局ドラマ『オトナ高校』ネタが繰り出され、公式同士がまさかのやり取り

エンタメ

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

浅野忠信演じる刑事・弓神適当と、神木隆之介演じる若手刑事・羽生虎夫のバディを軸に、魅力的なキャストと豪華ゲストで盛り上がる『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)。

23日、りょう、早見あかりらがゲスト出演し、第7話が放送された。

■虚構のリア充SNSが

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

菅能(稲森いずみ)の親友・近江絵里子(りょう)が服毒死。前夜、大学時代の同窓会に出席した菅能は、そこで久しぶりに絵里子と再会していた。

絵里子が自宅マンションで死亡したのは菅能と別れた直後で、発見者は警察官。実は絵里子は、1か月前に300万円をひったくられており、その件で確認に来たのだという。死因は青酸カリによる服毒死と思われた。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

現在の彼女は一流デザイン会社の管理職で、来年にも年下のイケメン実業家と結婚する予定。SNSにアップされた幸せそうな写真を見せられた菅能は、「裏切り者。若い男になびきやがって」と言いながらも、彼女を祝福したばかり。

多々木(仁科貴)や町尾(橋本淳)は自殺の可能性を指摘するが、絵里子が自殺するはずはないと考えた菅能は、交友関係を徹底的に洗うよう指示し、弓神(浅野忠信)や羽生(神木隆之介)らうきよ署強行犯係は、事件として捜査する。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

すると、絵里子は左遷されたことがきっかけで、3ヵ月も前に会社を辞めていたことが判明。やがて、最近絵里子と親密だった三枝優里(早見あかり)に辿り着く。

絵里子がSNSにアップしていた画像の数々は、リア充代行サービスを利用した「盛り」写真であることが発覚。青酸カリも絵里子が闇サイトで購入していたことが判明し、菅能も事件ではなく自殺と判断する。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

しかし、弓神はヒズミ(山本美月)が見つけた裏アカウントから、優里が、絵里子がひったくり被害に遭った1か月前から、ブランド品を買うようになったこと、絵里子が不自然に短い爪だったことなどから、捜査を継続。

羽生に加え、多々木・町尾も積極的に協力して、犯行のアリバイトリックや証拠を確保し、犯人の優里を逮捕する展開だった。

 

■美女たちの共演と元アイドル設定に

絵里子役で出演したりょうは、菅能役の稲森いずみと大ヒットドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)以来、21年ぶりの共演。

美しい大人の女たちの神々しさに、称賛コメントが続出する。

もちろん、あの名作ドラマを思い出す人たちも。

 

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

そして、もう一人の美人ゲスト、犯人・三枝優里役で登場した早見あかりが、元アイドルの設定。ちょいちょい確信犯的な要素が入っていて、反応しまくる人が多数出現する。

しかも、犯人として菅能から語りかけられる場面には、盛大なツッコミが…。

第2話が「イケメン祭」だったが、今回は美人女優が集った「美女祭」だったといえそうだ。

 

■ドラマ本編とInstagramが連動

(画像は弓神適当Instagramのスクリーンショット)

第7話の放送前に、ドラマ公式と浅野忠信の公式Twitterからは「弓神適当Instagram」のアカウントが告知され、放送直前にもこんなツイートが流れていた。

そして、本編で弓神が、優里らリア充代行サービスのスタッフとインスタ用の画像を撮影するシーンと合わせるように、同アカウントの画像が更新される。

事件のテーマに絡むだけでなく、SNS連動を取り入れた演出が今の時代にフィットしている――と高評価。

 

■他局『オトナ高校』とのコラボが!

インスタ連動も賑わったが、今回の放送で最もTLが沸いたのは、まさかの他局ドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)との絡み。

序盤の弓神・羽生のやり取りだけでも、大盛り上がりだったのだが、

そのツイートを『オトナ高校』公式Twitterが、ファボりまくる現象が発生。

そして放送終了後には、なんと! ドラマ公式同士が、まさかのやり取りを…

これには大喜びするファンが続出した。

 

今回はそのネタが繰り出される前、冒頭に羽生が風俗店に行って、「初級 筆下ろしコース」を薦める店員がアレクだったり、

毎回更新される、弓神による羽生の新愛称が、SNSで経歴を盛っていたことから「見栄はるくん」だったりしたのだが、完全に「チェリート羽生」の前に霞んでしまったようだ。

 

■SNSで「盛ってしまう」のリアル感

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

今回の事件が、SNSでのリア充アピールに起因していたことに、現代の闇を感じる人が多く、

また、絵里子のInstagramとTwitterの使い分けに「リアル」な印象を持つ人や、

ドラマの中の事件とはいえ、考えさせられた人が多かったようだ。

 

■今回はバディでなくチームプレイ!

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

いつもは弓神がヒズミの集める情報も得ながら推理し、羽生が動かされるパターンだが、今回は強行犯係のチームで解決した流れに。

まず、親友の死に菅能が感情的になるも、状況証拠から自殺と判断した際には、部下たちに頭を下げる。

この姿には、多くの菅能姉さんファンが慰めモードになる中…

部下である男たちも、その姿に期するものがあったようで、密かにやる気を見せる。

そして、事件が無事に解決すると、いつもと違ったチームプレイにグッときた人たちの声が…。

こうしたドラマの場合「お約束」の型から外れると、観ている側が醒めてしまうケースもある。

しかし、メインとなる弓神・羽生だけでなく、上司としての菅能のキャラクターや、レギュラーとしてはやや少ないシーンの中で、多々木・町尾が同僚刑事としてキッチリとポジショニングしてきたことが、視聴者に「バディ⇒チーム」の変化を自然に感じさせたのだろう。

 

そして、来週の第8話では、出産後初めて母親役に挑戦する市川由衣が、かつて弓神に逮捕されたことのある窃盗犯・猿渡愛実役を演じ、

キャバ嬢役で久松郁実、資産家・沼田徹役で小林隆が出演。

 

今回はリアルタイムのインスタ連動や他局ドラマとのコラボなど、攻めた演出が目立ったが、次回は猿渡が女性といった設定の違いはあるものの、原作コミックの第1巻「働く悪人」がベースになるようで、かなり切ないストーリーが予想される。

アレンジが高評価の作品だけに、どういった変化を見せるのかも原作ファンには楽しみのひとつであり、ドラマ『刑事ゆがみ』の魅力が、しっかり堪能できる展開になりそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・くはたみほ

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