どうも、やっとメインテーマを書き始めた赤西 真論です。
記念すべき第1回目は業界大手のVisual Art'sが開発したRealLiveです。
- どんなエンジンなの?
自他ともに認めるほど出来がよく、馬場社長いわく10万本売れても10件以下のクレームだそうです。なかなか安定してますね。また、数万のコマンド群があるようです。
- 動作環境は?
必須環境 | 推奨環境 | |
CPU | Pentium 500MHz以上 | Pentium 1GHz以上 |
メモリ | 128Mbyte以上 | 256Mbyte以上 |
HDD | 3GB以上 | ← |
光学ドライブ | DVD 2倍速以上 | DVD 4倍速以上 |
グラフィック | 800x600 (16bit/HighColor/6万色) | 800x600 (24or32bit/FullColor/1600万色) |
OS | 2000/XP/Vista | ← |
その他 | マウス DirectX5 | ← |
こんな低スペックなら今のPCであれば大体動くはずです。Win10での動作も一応僕が確認しています。
ちょこちょこ調べたところ、現在RealLiveを使ってるブランドがあったのでそれの動作環境も見てみましょう。
ゲームの名前は「らぶ撮りハレーション」。ブランド名は「裸足少女」です。このブランドはビジュアルアーツ傘下のメーカーらしいです。プレイしたことがないのであんまり知りません。
必須環境 | 推奨環境 | |
CPU | PentiumIII 1GHz 以上 | Pentium4 2GHz 以上 |
メモリ | 128MB 以上 | 256MB 以上 |
HDD | 7.5GB 以上 | ← |
光学ドライブ | DVD 2倍速以上 | DVD 4倍速以上 |
グラフィック | 1280x720 (16bit/HighColor/6万色) | 1280x720 (24or32bit/FullColor/1600万色) |
OS | Vista/7/8/10 | ← |
その他 | DirectX5 | ← |
DirectX5以上って表記がされてますが、OS対応がVista以降の時点でこの表記は要らなかったと思います。あと、HDDが7.5GB以上になっていますがDVD-ROM2枚組と書いてあることから、おそらく1層ディスク2枚なんでしょうね。1枚にしたほうがユーザー側からするとインストールが楽になると思うのですが......
さて、動作環境を見た感じ特に高スペックなPCを必要な感じはしませんね。昔作られたエンジンなだけあって動作は今のPCなら軽そうです。
- 動作画面を見る前にフォルダー覗いとくか
一応リトバスとかもあるんですけど、今PCにインストールしてあったのがこれだったのでこれで見ていきます。
インストール後のフォルダーはこんな感じです。
・ARDフォルダ
マップ情報と思われるファイルが入っています。ARDは何の略なんでしょうか?
・BGMフォルダ
BGMですね。そのままです。生oggで入っていますのでそのまま再生出来てしまいます。
・DATフォルダ
設定データとかでしょうか?これもよく分かりません
・G00フォルダ
画像データです。1つのアーカイブにまとめるとかせずに1つ1つファイルを暗号化しているようです。そのため、すごい数になってます。
・GANフォルダ
アニメーションファイルですね。このゲームをプレイしたことがある人ならわかると思いますが、途中で蝶が飛ぶアニメーションがあると思います。それに使われているのがこのファイルです。ファイルサイズから分かるように画像データはG00フォルダに入っているので、このファイルには動きしか定義されていません。
・KOEフォルダ
出ました、KOEフォルダですww RealLive独特の名前ですね。このフォルダはBGMと違いアーカイブにまとめてあります。流石にこれを分解しちゃうと何万というファイルが出てしまう上に不正利用される可能性があるのでしょうがないと思います。
・MOVフォルダー
動画ファイルですね。OPがmpg形式でそのまま入ってます。
・WAVフォルダ
効果音ですね。独自形式だなと思いますよね?ですが、少しスクロールすると......
oggが出てきたりします。正直意味が分かりません。
・そのまま突っ込んであるファイル
ここからは1つ1つ丁寧に見ていきます。
GAMEEXE.INI→エンジン設定、これを弄るとあるものを見ることができます。
NATUYUME.ICO→アイコン、起動するとタイトルバーやタスクバーにこのアイコンが表示されます。
REALLIVE.EXE→エンジン本体、これが一番重要です。
REALLIVE.EXE.manifest→マニフェストファイル、確か管理者権限としてエンジンを動かすとかの定義がされてるはずです。
rl_d3d.dll→dllファイル、名前からしてDirectXようですね。rlはreal liveの略でしょう。
SEEN.TXT→シナリオファイル、これも重要です。これにシナリオが書いてあり、RealLiveはこれを元にしながら動いていきます。TXTという拡張子ですが、中身はテキストではありません。複数のファイルが固めてあります。また、コンパイル後のファイルであるためテキストを読むことはそのままではできません。
- 実行するか
今回はプレイが目的では無いので、素の状態です。ちなみにSnapCrabのホットキーが動きません。ですが、何故かWindows標準のスクリーンショット機能は動きます。とりあえずこの状態でのメモリー使用量を見てみます。
あー、なんかいろいろ起動してますね。今回重要なのはRealLiveです。(青色反転している行です。)これを見るとなんと17.1MBしか使用していません!何ですか、このエコ仕様は!どこかの糞エンジンとは違いますwww(その糞エンジンもいつか紹介します。)
次はコンフィグ画面を確認します。
これで全部です。横にいろいろ選択があるので大量にページがあるのかな思ってしまいますが、ただスクロールするだけです。オーソドックスな感じで必要な物は全部ついてるようなのですが、出来ればマウスポインタの自動消去とデザイン変更に関しての設定が欲しかったかな。これ以外に個別で設定があるので見てみます。
まずは画面モード内にあるフルスクリーンの設定です。
いきなり普通のウィンドウが開きましたww 結構細かく変更できるのが特徴です。
特にフルスクリーン表示モード内のカスタム表示を選択すると
こんな感じで非常に細かく設定できます。ここまで設定する人はいないんじゃないんでしょうか。僕も使ったことは無いです。というかどんなゲームもウィンドウでプレイするのが好きなのでフルスクリーンにすることすら稀です。
この中のDirect3Dの設定をクリックすると
こんなウィンドウに切り替わります。この設定は今のPCであれば有効に設定することをおすすめします。
次にフォント設定を見ます。
こんな感じです。特に特別な設定があるというわけではありませんが、テストの用のテキストはなぜこれにしたのか気になりますww
次はその他の設定です。もう一度画面を見てみましょう。
ここが一番独特な気がします。サウンドの周波数を変えたりできるんですね。マウスカーソルはモノクロにしたほうが速いんですかね?今のスペックだとあまり変わらない気がします。
この中のMMXのサポートを見てみます。
うーん、よく分からない。とりあえず有効にしておいたらいいんじゃないんでしょうか。現在のCPUはMMXをサポートしてるんで......
ムービーサポートも見てみます。
これも分かりません。標準設定でいいと思います。
さて、プレイ画面も軽く確認しておきましょう。こっちにしかない設定があるんで......
えっと、Qセーブが無いじゃん。そんなことはどうでもいいのでこの画面で右クリックします。
メニューが出てきました。やっぱ、Qセーブ無い...... 見てほしいのはオートモードの横の設定です。
いい感じに細かく設定できます。この方式はどのゲームにも実装して欲しいですね。セリフ長いのに短い場合と同じ時間だと読めないことがあるんで......
じゃあ、通常モードはこのぐらいにしておきましょう。っとその前にプレイ画面でのメモリー使用量も確認しておきましょう。
えっと、少し増えて24.4MBです。もう少しプレイすればどんどん増えていくはずです。まあ、そこまで気にしなくていいと思います。この感じだと最大でも100MBはいかないでしょうから......
- さあ、研究開始だ
先ほどフォルダー説明の中でGAMEEXE.INIがあったと思います。それを普通のテキストエディタで開いてみます。
いろいろ書いてありますね。全部で1270行あります。これを読むためにあるものを準備しました。
- あるものってなんだ?
ダウンロードサイトはググれば出てきます。あえてここにはリンクを張りません。
ダウンロードしたファイルを展開するとこんな感じになっています。
えっと、StartっていうのはインストールせずにRealLiveを使用できるようするためのものなので今回は関係ありません。主に体験版で使うみたいです。RealLive開発環境を開いてみます。
こんな感じのはずです。マニュアルを発見しました。開きます。
「マニュアルについて」というテキストがあります。それを読むとCHM版が一番詳しいようです。では、見てみましょう。(ちょっと手順を飛ばします)
ほう、なかなかに読みやすそうです。では、GAMEEXE.INIについての項目を読みます。
多すぎますw 目的のデバッグモードについては一番最初に書いてありましたが、少し気になる項目があったので軽く読んでおきます。(スクショは貼りません)
- 本題にもどるぞ
そして、RealLiveを起動すると
なんかいろいろ増えてます。
すごい数です。多いすぎて使い切れる気がしません。この状態でのメモリー使用量はどんな感じでしょうか?
流石に増えてますね。20MBぐらい増えてます。
ひとつひとつ説明したいのはやまやまなのですが、それをするとえらいことになるのでやめます。というか、もうそろそろ書くのが面倒になってきましたw
ということで無理やりまとめに入ります。
- まとめ
次回はこれの次世代版SiglusEngineについて扱う予定です。いつになるかは分かりませんw
では、次回までさようなら
- 以下愚痴(読まなくていいです)
[今回参考にしたページ]
https://ja.wikipedia.org/wiki/RealLive
http://togetter.com/li/33797
http://sagaplanets.product.co.jp/works/natuyume/
http://hadashi.product.co.jp/lovedori/
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