Voice Kitで自作GoogleHomeを作る際に付け足したこと

Google AIY Voice Kit とラズパイで
簡易 Google Home を自作しました。

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まず、VoiceKitとRaspberry Pi 3 Model Bを準備するのは当然ながら、
まだ注意するポイントがありました。

■注意ポイント

  • 無料でできるのは英語版
  • 両面テープが必要
  • 細いプラスドライバーが必要

まず、課金なしでできるのは、英語版のみということ。
日本語対応やカスタマイズにはお金がかかる(トライアルあり)

両面テープは、なくても工夫次第でできるかなと思いましたが、
やはりあった方が良いです。

プラスドライバーは#0のものが必要です。

手順や設定は他のサイトを見れば
参考になるものがあるのでそちらに任せますが、
まだまだかゆいところに手が届かない部分がありました。

それは、

  • ラズパイ起動時にGoogleアシスタントを自動起動したい
  • 初期ボリュームがでかい

当方、楽をして
VoiceKitと一緒にRaspberry Pi 3 Model Bをセット購入したので、
ある程度セットアップ済みのSDカードでした。

その環境前提です。

■Googleアシスタントを自動起動

起動時に自動化する方法はいくつかあるようですが、
今回は systemd を使う方法で試したいと思います。

まず、どこでも良いのでスクリプトを作成します。

$ vi my_assistant.service
Description=My awesome assistant app

[Service]
ExecStart=/bin/bash -c '/home/pi/AIY-voice-kit-python/env/bin/python3 -u src/my_assistant.py'
WorkingDirectory=/home/pi/AIY-voice-kit-python
Restart=always
User=pi

[Install]
WantedBy=multi-user.target

と記述して保存します。

保存したファイルを以下のように移動します。

$ sudo mv my_assistant.service /lib/systemd/system/

そしたら、以下のコマンドで
サービスとして登録しておきます。
ついでに一応開始させておきましょう。

$sudo systemctl enable my_assistant.service
$sudo service my_assistant start

■初期ボリュームを変更

ボリュームの変更は amixer コマンドでできます。
が、出力デバイス名を知る必要があります。

$ sudo amixer -M
Simple mixer control 'Master' , 0

この環境では「Master」という名前のようです。
※他に「PCM」とか

とりあえず音量を70% にしてみる。

$ sudo amixer sset Master 70% 

ちゃんとボリュームが変わりました。

これをOS起動時に自動セットするようにします。

起動時に自動化する方法はいくつかあるようですが、
今回は /etc/rc.local に処理を書き込む方法で試したいと思います。

$ sudo vi /etc/rc.local
if [〜]
…
fi
exit 0

とか既に書かれていますが、
この fi と exit 0 の間に処理したいことを記述して

if [〜]
…
fi

amixer set Master 70%

exit 0

としました。
これで保存すればOK。

これで無事
ラズパイ起動時に
そのまま良い音量でGoogleアシスタントが使える状態になりました。