妹尾隆一郎とのお別れをして戴けなかった方々にお詫び致します。
まず始めに、妹尾隆一郎を愛してくださった方々、
お悔やみのお言葉、本当にありがとうございます。
天国の妹尾隆一郎にも届いていることでしょう。
妹尾隆一郎と私は、自分自身が死んだ時どんな風にして欲しいか、
と何度も話しておりました。
私は、
「葬式無用。戒名無用。 樹木葬、できれば桜の樹の下に眠りたいなぁ」
というと
妹尾さんも
「ワァー、それいいなぁ!! 気持ち良さそう!!」
また、ある時テレビを見ていると
安置所なのですが、家族はもちろん、
家族以外の方でも来て戴けて故人とお別れしていただけるという
建物が出来ていると放送されました。
これを見た妹尾さんは
「へえー、こんなことも出来るのか、これ、すごくイイね!!」
寂しがり屋の妹尾は、たくさんの方々に来てもらえる、これにしたいね!
という話をよくしていました。
ある日、
「今の僕をよく分かってくれているのは菊江ちゃんだから、
喪主をやってくれるよね。」
と頼まれました。
その為、妹尾に勧められ今年の12月5日に入籍致しました。
妹尾は、頑なに病状を隠しておりましたが、
自分が亡くなった時は、すぐに皆様にお知らせして、
最後のお別れに来て戴ける方はみんな来て戴きたいと思っておりました。
しかし、真逆な葬儀となってしまいました。
妹尾隆一郎の意志を通してあげられなかった事を今は深く悔いております。
全部、私の弱さ、私の責任です。
妹尾隆一郎と最後のお別れが叶わなかった皆様には、
なんと言ってお詫びしてよいか分かりません。
お許しください。
2017年12月23日 妹尾菊江