猫の手よりは役に立つかな…。
Federico Ciccareseと彼の会社であるYoubionic(ユーバイオニック)が想像したのは、何もかもが拡張されたそう遠くない未来。手はじめに2,100ドル(約24万円)の3Dプリンター製グローブで1本の腕を2本にしてみるのはいかがでしょう?
手が4本になったらどれだけ便利なことでしょう。攻殻機動隊に出てくるロボットみたいなタイピングができるようになるし、ナイフとフォークを持ちながらお箸とコップも持てます。ドラマーにとっては夢のようですが、ギタリストにはあまり魅力的じゃないかも…。いずれにせよ、使い方次第で可能性は無限大ですよ!
そんな夢がYoubionicのダブルハンドグローブに約24万円かけるだけで叶うかも。手を4本にしたければグローブをふたつ買うしかありません。
気をつけてほしいのは、3Dプリンター製で金属より軽い素材なので生身の腕ほど丈夫じゃないってことです。クロスチョップとか最強の技を繰り出したり、受けたりするのは期待しないほうがいいかもしれません。
うすうす気づいていたかもしれませんが、実はこのロボットアーム、細かい作業はできません。生身の小指と薬指を握ると右側のロボットアームを、人差し指と中指を握ると左側のロボットアームを握ることができます。握る速度は調整できますが、グーとパーだけなのでじゃんけんもまともにできない…。「ナイフとフォークを持ちながらお箸とコップも持てる」といいましたが、あくまで「持てるだけ」です。
とはいえ未来なら、細かな作業でもAR環境で完結できることが増えているんでしょうね。
Image: Youbionic
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(瀧川丈太朗)