各メディアも取り上げていましたが、12月22日の夕方。
仮想通貨が大暴落を起こしました。
見て下さい。この真っ赤のチャート…まさに阿鼻叫喚ものです。
この日はビットコインも140万円代まで下がりました。
仮想通貨民もこの日ばかりはさすがに顔面蒼白した人も多かったのではないでしょうか。
仮想通貨やビットコインをやってる人なら暴落にもすっかり慣れてしまっていて、あーまたかって思ってる人も多いのが仮想通貨クラスタの特徴。
私、自身もどうせ大丈夫だろと思ってはいたものの内心ひやひやでした( ;∀;)
特にモナコインはさすがにもうダメかと思ったぜw
どんなにビットコインに詳しい人でも何日の何時に暴落があるなんて予想出来る人はいるのでしょうか。
私はいないと思ってます。
大きな力が働いてしまったら正直、どうしようもないんですよね…
仮想通貨やビットコインは不動産などと違い、いきなり価値が0になってしまうかもしれない怖い側面もあります。
しかし、そんな恐ろしい暴落の時でも、正しく暴落と向き合う事で、億り人になるチャンスが巡ってくるかもしれませんよ。
今回は2017年に起こった仮想通貨やビットコインの暴落についてまとめてみました。
どういったときに暴落するのか。
また暴落した時はどう対処して、資産を増やせばいいのかについて書いてます。
目次でササッとチェック [hide]
- 1 仮想通貨もビットコインも大暴落!2017 年に起こった恐ろしい大暴落まとめ!
- 2 ■中国の規制の関係で暴落があった
- 3 ■取引所が停止されてもビットコインや仮想通貨の暴落は続く。先に防衛線もはっておこう
- 4 ●勢いのある今の暴落時は逆にビットコインや仮想通貨の資産を増やすチャンス
- 5 ■ビットコイン、アルトコイン共に全体的に値段は底上げしている
- 6 ■当然、2018年にも大暴落の可能性はある!考えられる今後の暴落の可能性
- 7 ■年始に納税の関係で暴落の恐れがあるとされている
- 8 ■暴落時に取引所からアラームを受け取る方法
- 9 ■現在のビットコインの相場はバブルっていつもいってる気がするというのが私の本音wまだまだ仮想通貨は盛り上がる
仮想通貨もビットコインも大暴落!2017 年に起こった恐ろしい大暴落まとめ!
ビットコインを始め仮想通貨はまだ実際にはまだあまり普及しておらず、現在購入されているのは投機的な目的で買われている事がほとんどな為か相場が安定せず、今年2017年も何回か暴落しています。
暴落は細かく言えばいくつもありますが、規模が大きいものに関しては1月、3月、6月、7月、9月、11月、12月でそれぞれ起こっています。
●1月 中国で使われる通貨(人民元)の高騰
1月は5日と11日にそれぞれ下落率が約-13%と約-15.5%という具合に下落しています。
5日に関しては中国の人民元が急上昇したことにより、ビットコインを保有していた中国の投資家などが慌ててパニック売りを行い、加えて中国では取引シェア率が高いことから、こうした事が要因で暴落しました。
また11日にも15.5%程下落しており、これについてははっきりとは言えませんが、恐らく1日に起きた騒動が原因になっているのではないかと推測されています。
●3月 ビットコインETF(上場投資信託)が否認された
1月に次いで3月の10日では約-12%もの価格の下落が見られました。
これは米国証券取引委員会(SEC)に申請されていた、ビットコインETFが否認された事が要因だと考えられます。
ビットコインETF(上場投資信託)とは、ビットコインを有価証券化して金融商品化するというものです。
これが承認された暁にはビットコインの信頼度が上がって、更に価格が上昇していく事が期待されていました。
しかし実際にはSECによって否認されるという形になり、失望されビットコインの価格も下落していく事になりました。
●6月 大口の売りがきっかけ?
6月の中旬には約18%もの下落がありました。
この時の暴落の理由は特に良く分かっていませんが、大口の売りがきっかけでこのようになったと考えられています。
大口のビットコインが売られることで、更にそれにつられて売りが加速し、結果的に価格が大きく下げられたというのです。
仮想通貨の市場はまだ成熟しておらず、このように大口の売りや買いがその後の価格に大きく作用するきっかけにもなりえます。
●7月 原因はビットコインの分裂問題?
7月の中旬には約28%も下落しました。
このタイミングでの暴落も6月と同様に原因という原因はないようですが、強いて言えばビットコインの分裂問題によるものではないかと言われています。
この分裂問題による不安の煽りからか、結果的にビットコインの価格は大暴落しました。
●9月 中国でICO規制&仮想通貨取引所が停止されるという報道
2017年9月には中国人民銀行によって、中国におけるICOを全面禁止にするという発表がされました。
ICOというのは「Initial Coin Offering」(新規仮想通貨公開)の略で、企業や事業プロジェクトが独自の仮想通貨を発行・販売することで資金調達を行う手段の事を指します。
そのころ中国ではこのICOを使った詐欺が危険視されており、この事からICOが中国で規制されることになりました。
更に
中国のメディアでは中国当局が「仮想通貨取引所を停止させる」というような内容の報道
しました。
しかしこの報道は後に中国の3大取引所である「BTCC」「OKCoin」「Houbi」から否定され、デマである事が分かりました。
これによって一見事態は収束したように思えたのですが、なんとそのあとで中国最大の取引所である「BTCC」がすべての取引を停止するという発表をしました。
その後ビットコインの価格は下落し続け、一時期は最低30万円台にまで暴落するという結果になりました。
ちなみに9月の暴落はこの中国でのICO規制と取引所の停止以外にも、JPモルガンのCEOが「ビットコインは詐欺だ」という発言も悪材料になったと言われています。
●11月 Segwit2x分裂騒動
11月の10日前後にはビットコインの価格が約20%も下がっています。
この時の下落の理由については、ビットコインが新たに
「Segwit2x B2X」に分裂するという事が理由
として言われています。
「Segwit2x B2X」というのはビットコインの容量を2MBにまで引き上げるようにアップデートが施されたもので、ビットコインとはまた別ものです。
このハードフォークが行われれば、元の性能が低いビットコインが消滅する事も考えられる訳です。
しかしその一方で「Segwit2x B2X」もビットコインキャッシュよりは性能が劣っていたり、ハッキング対策が不十分だったり、利害関係が絡んでいてシステム的にも重大な問題があったりしました。
この事からビットコインがこれとSegwit2x B2Xに分裂した場合、先行きが不透明で不安がられるようにになった事から、マイナーや投資家たちはビットコインキャッシュの方に流れていき、ビットコインキャッシュが高騰したのと同時にビットコインは下落していきました。
ちなみにSegwit2x B2Xに関しては、上記のような様々な問題点から分裂は中止になり、不安は解消されたためかその後は再びビットコインの価格も上がっていきました。
また11月の30日の深夜にも一気に価格が下落したタイミングがあります。
これに関しては仕手筋の叩き売りが原因だと言われており、これにつられてロスカットで次々と売られていった結果、20%程価格が下がることになりました。
●12月 トレーダーたちの利確
今月12月における暴落に関しては、参入者が増加したことによる送金手づまりなど諸説色々とありますが、年末のこの時期に関してはトレーダーたちが利確に入る時期でもあるので、こうした理由により年末年始にかけては価格が暴落すると言われています。
その他
ウクライナの仮想通貨取引所「Liqui」でハッキングされたことにより、6万枚ものビットコインが盗まれたりしたことなども下落の要因
として挙げられていますが、肝心のLiquiからは何の発表もなく、これはあくまで大口コイン保有者が売り出したときの言い訳として流されたデマではないかとの見方もあります。
■中国の規制の関係で暴落があった
今年の暴落の中でも一番長きにわたり価格が下がり続けたのが9月の暴落です。
この時期の暴落に関しては、価格の下落率が高いうえに下落の時期も長く、暴落理由にしても中国でICO規制がされたり取引所が停止になるなど深刻だったので、2017年における暴落の中でも非常に厄介な暴騰だったと思います。
ただしその後は相場も回復し、わずか3か月後には200万円にまで価格が高騰しました。
9月の暴落時では下落が長引いたことから、損きりを行った方々もたくさんいましたが、ふたを開けてみれば3か月後には約4倍にまで膨れ上がっています。
暴落時に下手に損きりをせずに持ちこたえた場合は、含み益も大変なことになっている事でしょう。
■取引所が停止されてもビットコインや仮想通貨の暴落は続く。先に防衛線もはっておこう
もし万が一取引所がDoS攻撃(相手のサービスにネットワーク上で負荷をかけて妨害する攻撃)を受ければ、注文が通らなくなりチャットや板も機能しなくなってアクセスできなくなるといった事も起こり得ます。
そして復旧したら売り注文が殺到して暴落し、大きく損をしてしまうという事が予想されます。
この時に迅速にロスカットできれば良いのですが、売り注文が殺到している場合は売りたくても売れないという可能性も多々あります。
このとことから仮想通貨のトレードをする際には、他の取引所などでも売れるように事前に予防線を張っておくことも重要です。
■暴落後は調整!その後高騰する事も多い。暴落時に突っ込める人が億り人へ
最近では大きく下げトレンドになっていますが、これもいずれ調整が来て再び上昇トレンドへとシフトしていく事が多いです。
●調整について
ちなみにこの時の「調整」についてですが、これは誰かが価格を調整しているというのではなく、上げor下げトレンドに逆らうようにして起こる反対方向の値動きを迎えることを「調整」と呼びます。
そして過去のチャートからこの調整による幅を確認する事が出来る訳ですが、この調整の幅はある一定の法則があり、
「3割押し、5割押し、7割押し」といったものや、「フィボナッチの押し(戻し)」
というものがあります。
▼3割押し、5割押し、7割押し
これは例えば3割増しだとある安値から100%上昇した後、高値を付けてから30%下落して再び上昇に転じるというような事です。
5割押しであれば下落の幅が5割、7割押しであれば下落の幅が7割というようにそれぞれ言い表します。
そして調整の幅は直前の上げor下げトレンド後に反転した後、こうした3割・5割・7割といった幅に収まる可能性が高いと言われています。
▼フィボナッチの押し(戻し)
フィボナッチの押し(戻し)とは、イタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」が発見した不思議な数列による押し(戻し)の割合のことで、これは具体的には主に38.2%、50%、61.8%という数値が挙げられます。
つまりフィボナッチの押し(戻し)で言われるところの調整の幅は、直前の上げor下げトレンドによる値動きを100%とすれば、調整によるトレンド反転後は38.2%、50%、61.8%のところで収まる可能性が考えられるという事です。
特に
ビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアムといった時価総額の高い通貨であれば上記のような法則が適用
されます。
●勢いのある今の暴落時は逆にビットコインや仮想通貨の資産を増やすチャンス
ビットコインを始めとした仮想通貨の市場は未だ発展途上であり、これからもまだまだ全体的に価格が上がっていく可能性が十分に期待されています。
例えばビットコインではこれまでのチャートを確認しても分かる通り、随所で激しい価格変動があったりするものの、長期スパンでみれば確実に右肩上がりになっています。
そしてまだ普及すらされておらず利用価値も高いという事から、その将来性を信じるというのであれば、特に暴落時には非常に安く買えるという点で絶好の買い時になってきます。
逆に短い間のチャートだけで判断してロスカットして売るのは、今のタイミングではあまり望ましくはないと言えるでしょう。
■ビットコイン、アルトコイン共に全体的に値段は底上げしている
ビットコイン、アルトコイン共に全体的に値段は底上げしており、今後も価格は上昇していくものだと予想されています。
ちなみに主要アルトコインの2017年年始から年末にかけての値動きとしては以下のようになっています。(順位は時価総額ランキングになります)
- ●1位、ビットコイン
年始:\116,761.12
年末:\1,763,029.45
- ●2位、イーサリアム
年始:\1,060.02
年末:\83,762.11
- ●3位、ビットコインキャッシュ
8月(開始):\85,003.50
年末:\371,303.46
- ●4位、リップル
年始:\0.7400
年末:\133.42
- ●5位、ライトコイン
年始:\537.23
年末:\34,477.83
いずれも年始とは桁違いに価格が上がっています。
特にリップルの伸びはすごいですね…約180倍
他のコインも数十倍は当たり前です。
これ株やFXだったらあり得ない数字ですよね。
仮想通貨市場はこのように現在勢いがあり、利用価値が高いことからこれからもその将来性に期待されます。
■当然、2018年にも大暴落の可能性はある!考えられる今後の暴落の可能性
例えばビットコインだと2017年は、取引シェアの多い中国でICO規制やビットコインの取引が全面禁止されたり、ビットコインキャッシュやSegwit2xの分裂問題などで高騰や暴落を繰り返してきました。
そして
2017年の年始から年末にかけては多数のハードフォークが予定されていて、その相場も荒れると予想されています。
2018年の細かい暴落理由としては様々な事が考えられますが、大まかに言えるのはやはりビットコイン(仮想通貨)には資産価値がなく、本質的に価値がないと言われているという事です。
例えば株や不動産といった金融資産には配当や利子・家賃収入といったものが付いて来ますが、ビットコインにはこういったものがありません。
現にBIS(国際決済銀行)の報告書では「仮想通貨の本源的な価値はゼロである」と指摘していたり、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOからは「詐欺」と評されていたり、英国のクーツ銀行では「投資資産としての仮想通貨は一過性のもの」とされていたりします。
よって現在における価格の高騰もあくまでも投機的な理由で買われていて一時的にヒートアップしているに過ぎず、大口の投資家が一気に利確して抜けていけば、価格は暴落すると予想されます。
この大口の投資家たちが売り抜けるタイミングについてはこれといった事が言えませんが、2018年の間に大口に続々と利確されていって暴落するという可能性も十分に考えられています。
更に懸念されるのがビットコインからアルトコインの方に流れていくという事です。
これまでのビットコインの価格の高騰は、アルトコインからビットコインへの移行によるものが大きく関係していると言われており、2018年には再びビットコインからアルトコインに買い戻していくというような流れが来ると予想されます。
現にビットコインよりも性能の高いアルトコインは複数存在しており、2018年の割と早い段階から暴落が訪れる可能性もあると指摘されています。
■年始に納税の関係で暴落の恐れがあるとされている
一つの仮想通貨のみを購入してから全く売買をしていないという場合は課税対象にはなりませんが、その間に換金していたり他のアルトコインとトレードしていたりすれば納税する必要性があり確定申告をしなければなりません。
税金は日本円でしかできないので、日本年に替えるために仮想通貨の売りが急増することから、年末年始は暴落すると考えられています。
ただし年始を過ぎれば投資家たちも動き出すので、再び価格も上昇していくと予想されています。
■暴落時に取引所からアラームを受け取る方法
例えば国内では最大手である仮想通貨取引所のコインチェックの場合、暴落(暴騰)した際には登録しておいたメールに通知が来ます。
このように大きな値動きがあった時に通知が来れば、暴騰・暴落による機会損失をなくせるというメリットがあるので、是非このアラームを受け取れるように設定しておくと良いでしょう。
更にこのアラームの設定は自分好みにカスタマイズすることが可能で、通貨ペア・価格変動・価格到達時・変動値といった事が細かく設定できるようになっています。
その他メールアドレスの変更や電話での受け取りも設定できます。
メールでは通知が分からないという場合には電話で通知が行くようにしてくと良いでしょう。
●コインチェックでの「メール通知」設定方法
まずコインチェックのトップ画面の上部にある「取引所」をクリックします。
その後画面上部にある「価格アラート」から暴騰・暴落の通知設定を行うことが出来ます。
後は自分好みに合わせて変更したりしていくと良いでしょう。
■現在のビットコインの相場はバブルっていつもいってる気がするというのが私の本音wまだまだ仮想通貨は盛り上がる
現在のビットコインの相場はバブルであると多々言われています。
確かに今の相場の上がり具合では、勢いで暴騰しているという部分は少なからずあると言えるでしょう。
しかし仮想通貨は発行元の信頼度によって価格が左右されないという事や、世界中の国との間で手数料も安くすぐにやりとり出来たりするといった事から非常に利用価値が高いです。
しかもビットコインを始めとしたアルトコインではこうした決済目的での利用にとどまらず、その種類によっては決済以外にも様々な契約を交わせたり、持っているだけで利息が付いてくるものだったり、高い秘匿性が保証されたり、ギャンブルをすることが出来たりします。
ビットコインだけに限って言えば、バブルが崩壊するタイミングはそう遠い将来ではないのかもしれませんが、仮想通貨全体を考えるとやはり将来性があるように考えられますし、今よりずっと市場の規模は大きくなってくると思います。