急速な発展を遂げているインドですが、中国同様に大気汚染に悩まされているようです。そこで本日の天気のあれこれでは、インドの現状とその対策について書いていきたいと思います~
目次
- 1.インドの大気汚染は、今や中国と匹敵するレベル!
- 2.ニューデリーのPM2.5の年平均濃度は北京の約1.4倍!!
- 3.呼吸器への影響は1日50本のタバコをするのと同じという指摘も!!
- 4.休校や空港の滑走路が閉鎖される事態に!!
- 5.インドの大気汚染の大きな要因はディーゼル車の普及!
- 6.放水で大気汚染を解消する実験も!
- 7.まとめ
1.インドの大気汚染は、今や中国と匹敵するレベル!
大気汚染が深刻な国と言えば中国がまず思い浮かぶと思いますが、その中国をも匹敵する酷さとなっている国があります。そう、近年発展が目覚ましいインドです。WMOによって発表された調査結果によると、2015年に大気汚染が原因で亡くなった方は世界で420万人に上りますが、その内220万人は中国とインドで占めています。
ちなみに中国はこの10年で大気汚染関連死は若干ながら減少していますが、インドでは2005年の90万人から15年の110万人近くまで増えています。中国とインドの差はわずか1万8千人となっており、逆転する日も近いと思われます。
2.ニューデリーのPM2.5の年平均濃度は北京の約1.4倍!!
インドと中国の首都同士で比べてみると、ニューデリーのPM2.5の年平均濃度は、北京の1.4倍の数値が出ています。世界約3,000都市のうちでも11番目に高く、深刻な大気汚染に悩まされています。
3.呼吸器への影響は1日50本のタバコをするのと同じという指摘も!!
在印米大使館が公表している数値では、WHOの環境基準(日平均)の40倍にあたる1立方メートルあたり最大1,000マイクログラムを記録した地点もあるようです。呼吸器への影響は1日50本のタバコを吸うのと同じという指摘もあり、地元テレビでは殺人大気と報道されています。
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4.休校や空港の滑走路が閉鎖される事態に!!
環境基準をはるかに超える大気汚染により、ニューデリーにある学校では休校が相次いでいます。この他にも視界が200mくらいまでしかなく、空港の滑走路が一時閉鎖される事態も発生しています。健康被害だけでなく、経済面でも大きな影響が出てきつつあるようです。
5.インドの大気汚染の大きな要因はディーゼル車の普及!
インドで発生している大気汚染の半分以上が排ガスによるものだと言われています。インドでは経済成長に伴って、2002年から走る車が倍に増えています。首都圏だけでも毎日1,400台ずつ車が増えていると言われており、120万台を超える車が日々ニューデリーを行き来しています。
自家用車を減らすために、地下鉄などの公共交通機関の整備を進めていますが、まだまだ追いついておらず、抜本的な解決には至っていないようです。
6.放水で大気汚染を解消する実験も!
大気汚染に悩まされているインドでは、放水車を使って汚染物質の粉塵が舞い上がるのを防げるかどうかを試す実験も行われています。この実験は水を50mの高さまで吹き上げて広い範囲に散水するといった計画ですが、苦肉の策といった感じのようです。
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7.まとめ
深刻な大気汚染に悩まされているインドですが、放水車によって粉塵が舞い上がらないようにする実験が行われたようです。ただ、抜本的な解決にはほど遠く、自家用車を規制するなど早急な対策が求められています。
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