• この記事は5年前のものですが、Haskellでコードを書いて収益を上げるという先駆的モデルとも言えます。
  • 日本に住み日本で活動しているHaskellerおよびこれから興味をもってHaskellを学びたいと思う人達にも役に立つと思いました。
  • この記事の本文はSimon Peyton Jones氏が2012年に書いたものです。

なぜFP社に私は投資しようとしているか?

私はFP Completeの個人投資家です。
なぜ私は個人投資家になったと思いますか?

Haskell Comunityでは、
現在のモデルはオープンソースのボランティアに基づいています。
FP社と共に、私たちはいくつかの非常に大きな成果を成し遂げました。
私はGHCについて立場上偏っていますが、
印象的なのは、CabalとHackageでのライブラリの凄まじい進化です。
人々は常に新しいツールやライブラリーを作っています。
Haskell・Platformは大きな進歩を遂げており、コミュニティは相互の支持の強い文化を持っています。
それはとても素晴らしい事です。私はみんなを愛しています。

ですが、まだ成し遂げられていないものがあり
Haskellが受け入れにくい段階です。
下記に示す項目はとても重要です。

          1.よく管理されたライブラリ
          2.IDE
          3.よく統合されたツールのサポート
          4.トレーニング

上記に示した項目を作成するこれらの仕事は、大変な仕事故、
余裕のないボランティアはそれを受けることができません。
また同じように上記に示したこれらの仕事は、研究ではない為、
大学の学者は興味がありません。
Haskellがなぜ良く話に挙がるのに、なぜ使われないかの理由の1つであり、
Haskellが世界に貢献できることを制限しているとも言えます。

このギャップを埋めるためには、
商業領域でHaskellを偉大にすることによってビジネスを構築したい人が必要です。
それを持続可能にするのはお金を稼ぐ事であって、お金稼ぐ事が
もっと野心的な目標にスケール出来るという希望を持たらせてくれます。

それは何よりも素晴らしいのは、
Haskellのエコシステムで積極的な役割を果たすビジネスであり、

  • アイデア
  • ビジョン
  • コード

これらを共有する事により、私達が築いた基盤の上に何か別物を築き上げ、
さらに貢献を返してくれるようなビジネスです。
私はそれが FP Complete であると思います。

GaloisやWell Typedのような他の企業では、Haskellを多く使用しています。
FP Completeは、Haskell自身とそのツールとライブラリに焦点を当てた最初のものです。

勿論の事、FP Completeは、言語エコシステムからビジネスを作り出すという
難しい課題に直面しています。
ここで私が勇気付けられるのは、AaronとBartosz が、
私たちの多くの人たちと同じように、
テクノロジーの主な動機を持つテクノギークスではないことです。

私が何を意味するか疑問があれば、Haskell Weekly Newsを読んでください。
彼らはハスケルに興奮していますが、彼らはビジネスを構築したいと思っており、
彼らはそれをやれるだけの経験があります。
そして、私は Michael Snowman(Haskell Communityの巨人)が
他のいくつかと一緒にFP社に加わったという事実に非常に勇気づけられます。


個人的なメモとして、
私はFPCompleteで管理やコンサルティングの役割を果たさないでしょう。
私の仕事は、Microsoft Researchの研究者であり、
私に素晴らしい自由を与えてくれることです。
実際には私の研究は主にハスケルとGHCに焦点を当てていますが、
研究は#1(Priority1)の目標です。
GHCを人々が使用するためのすばらしい製品
(速く、信頼性が高く、使いやすいもの)にするために
私は自分の研究目標とのバランスを常に追求しています。
私がFP Completeについて興奮しているもう一つの理由は、
それがGHCを維持し開発する人々の生態系を「強化する」ことに役立つということです。

Haskellコミュニティ、FP Completeへようこそ!未来は明るいです。
一緒に楽しく過ごしましょう

FP社本文記事

Simon Peyton Jones