猫町倶楽部の読書会 課題本 アンドロイドは電気羊の夢を見るか
課題本を参加者みんなが読み
それについての感想を話したり聞いたりする事の楽しさを
前回の読書会で体験し、
これは是非また伺いたいと思っていたのです。
今回の課題本は
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」
前回の課題本である野火よりは明るい話だろう
とか思っていたら
こちらも意外と退廃的なムードが全体的に漂うお話でした。
色で言えばミドルトーンのグレーってイメージ。
今回はよくばり読書会から参加させて頂いたのですが
ここでの感想トークも非常に興味深い事を聞かせて頂いて
早めに着て良かったなぁと。
作者であるフィリップ・K・ディックの著書の傾向や
結婚歴の話なども教えて頂いて
ビックリしたり、納得したりといった具合でした。
本来の読書会が始まり感想を聞いていると
色んな視点での意見があって
聞いているとなるほどと思えたり考えさせられたりで
自分では気づけない視点を教えてもらえるのが
すごく興味深いし手応えを感じます。
私個人はこの作品を読んでいると
SFの骨格を用いて
ストーリーに多くのメタファーを散りばめる事で
2つの主題を表している様に思えてならないのです。
1つめは
「世の中のものは何が真実で何が偽りであるのか」
という読者への問いかけ。
2つめは
おそらく作者が生きていく上で大いに悩んだ末に獲得した
「それが客観的に見て偽りであろうと真実であろうと
己の感性を刺激し、感情の発露を促すものこそが
己にとっての真実である」
という人生哲学の一要素を表している様に
思えてしまうのです。
だからこそ、
話の筋上でザックリとした設定や
フワッとした結末であっても
そこまで違和感を覚えなかったんですよね。
特に私は小説のバックグラウンドに
目が向いてしまうタイプみたいだから
尚更なんだと思います。
(どういう事かというと
小説を読む楽しみとして作者のスターシステムや
作者の人生哲学、世界観を味わう事にも
強い興味がある様でして。
こういう読み方する人は
きっと少数派なんだろうなと自覚はしています。
むしろ居たらお友達になりたい! )
今回は2度目の参加という事で
少し余裕を持てたせいか
周りの皆さんの事も少し目がいく様になった様です。
おたけさんが
私の話にうんうんとうなづいてくれているのを見たり
清野さんが理解を示してくれたり
のぐっちゃんが私の言葉に肉付けしてくれたりで、
自分の感想をみんなに伝えて
共感を頂けるというのは
なんだか嬉しいものだなぁと思ってました。
何はともあれ、
B班でご一緒できた皆さん、ありがとう!
またよろしくお願いします。
そしてお話がなかなか出来なかった方々
また今度はお話出来たら良いなーって願ってます。
こう見えても私は人見知りだったりするんだな。
お声かけはすっごくドキドキしちゃうのよーーーー!!!
どうか、どうか、わかって下さいませ。
この記事へのコメント
これ、私がmixiにあげた日記だ!
なんでここで盗用してるの?
そういう事を出来てしまうあなたが
正直気持ち悪いです。
速やかに削除して下さい。
なんでここで盗用してるの?
そういう事を出来てしまうあなたが
正直気持ち悪いです。
速やかに削除して下さい。
Posted by 青山ゆり at 2017年12月23日 19:07
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