2014年3月21日(金)放送終了
フジテレビは開局以来、「日航機墜落事故」「オウム真理教強制捜査」「あさま山荘事件」など、さまざまな大事件、大事故を報じてきた。しかし、日本を震撼させた“世紀の大事件”には、伝え残された“新事実”が存在する。誰もが知る大事件の“誰も知らなかった新事実”を、独占スクープ映像に数々の貴重な初証言を交え、3時間の超大型報道番組でお送りする。
誰もが知る大事件、大事故の“誰も知らなかった新事実”が、長年にわたるフジテレビの取材で、次々と明らかになってきた。520名もの尊い命が奪われた「日航機墜落事故」の犠牲者の1人、故・坂本九のファンが奇跡的にビデオ撮影した消防団員たちの生存者救出の映像とともに、その消防団員たちが“奇跡の救出劇”の舞台裏を初証言する。また、日本を恐怖の渦に巻き込んだ「オウム真理教」の教祖・麻原彰晃の実の娘が語る信じがたい家庭生活や、ヘッドギア開発の実験台にされた壮絶な体験談。そして、麻原に手錠をかけた警察官が教祖逮捕までの一部始終をテレビで初告白するなど、事件事故から長い時間が経ったからこそ重い口を開いてくれた人々の貴重な新証言が明かされる。
さらに、数々の大事件で撮影された「歴代独占スクープ映像」も余さず蔵出しし、その舞台裏での“秘話”も紹介する。
テレビが見つめた激動の時代。あの日、あの場所で本当は何が起きていたのか…。
◆スクープ映像!坂本九のファンが撮った生存者救出
~日航機墜落事故~
1985年8月12日、520名もの尊い命が奪われた日航123便の墜落事故。犠牲者の一人である坂本九の大ファンだった男性は、日航123便に坂本が搭乗していたことをニュースで知り、ビデオ片手に地元の静岡から御巣鷹を目指した。奇跡的に墜落現場へたどり着くまでの過程、凄惨な現場、生存者救出の全貌を映像で記録。さらに、そこに映し出されていたのは、生存者救出に力を尽くす上野村消防団の姿だった。奇跡の「生存者発見」は、誰が、どう成し遂げたのか? その知られざる物語をフジテレビと坂本九のファンが撮影していた「ふたつのスクープ映像」を基に描きだす。
◆初告白!麻原彰晃の娘が語る“麻原ファミリーの狂気”
~オウム真理教強制捜査~
「尊師~尊師~尊師~♪」母は、包丁で野菜を切るとき、必ずそう唱えていた。“麻原彰晃”こと松本智津夫死刑囚の実の娘が麻原の奇妙な食生活や、ヘッドギア開発の実験台にされた壮絶な経験など、信じがたい「麻原家の家庭生活」を語る。戦後最大の無差別テロ事件となったあの地下鉄サリン事件(1995年3月20日)に至るまで、“麻原ファミリー”そのものも、また、狂気への道を突き進んでいたのだ。知られざるオウム真理教のもうひとつの物語が実の娘によって明かされる。さらに、サティアンの強制捜査で、麻原彰晃の隠し部屋を発見し、教祖に手錠をかけた刑事が、あの日の全貌をテレビ初告白。これまで明かされなかった「世紀の大捕り物」の舞台裏を描く。
◆事件から16年目に…夫・林健治氏の独占告白
~和歌山毒物カレー事件~
町の夏祭りでカレーにヒ素を混入し、4人を死亡させ、連日のようにメディアを騒がせた林眞須美死刑囚。実はこの事件は動機未解明のまま終わっていた。番組では夫・林健治氏に独占取材。眞須美死刑囚はなぜヒ素を混入したのか。その動機に迫った。結果、語られたのは耳を疑う独白「ヒ素をなめて7億稼いだ」。林夫妻の壮絶な詐欺人生をたどりつつ、林眞須美死刑囚の“今”を追う。
◆あの鉄球作戦の裏側で…「決死突入隊」の極秘作戦
~あさま山荘事件~
総世帯視聴率90%を記録した「あさま山荘事件」…しかし、本当の激闘は、テレビに映らない山荘内部で行われていた。あの鉄球作戦の裏側で、突入の極秘命令を受けた“決死隊員”たち。要塞と化した山荘内部で、想定外のトラブルが彼らに次々と襲いかかる。“防弾楯を貫通するライフル弾”、そして“裏目に出た鉄球作戦”。決死隊に同行した記録班の秘蔵写真をもとに、浅間山荘内部で起きていた知られざる「最終突入戦」を描く。
その他、寝ないで働かせる「過労死作戦」に、ニコチンを煮出したコーヒーを飲ませる「成人病作戦」、果ては風邪薬を飲ませ続ける「7000錠作戦」まで、多額の保険金殺人を企てた八木茂死刑囚の「本庄保険金殺人事件」の次なるターゲットだった男性の証言や、「赤軍」を名乗る男が起こした日本初のバスジャック「長崎バスジャック事件」での凶悪犯との壮絶な心理戦の解明など、テレビが見つめた激動の時代の大事件、大事故の新事実を追う。
【チーフプロデューサー】
石田英史
【取材統括】
青木良樹
【総合演出】
加藤健太郎
【制作】
フジテレビ報道局