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1589話
しん、と周囲には沈黙が満ちる。
聞こえてくるのは、それこそ風の音や森の中から聞こえてくる獣や鳥の鳴き声のみ。
沈黙と同時に周囲には緊張感も高まっている。
もっとも、緊張しているのはあくまでもレーブルリナ国側の者達だけであり、レイは一切緊張した様子はない。
そのレイに、目の前にいる者達をどうするかと聞かれたリュータスも、そこまで緊張している様子はなかった。
「そうだな……」
目の前の連中をどうするべきかと尋ねられたリュータスは、言葉に詰まる。
昨日まで……いや、数時間前までのリュータスの立場であれば、ジャーヤに所属している身として、敵対した相手の手先ということで殺してしまっても構わないと思っていただろう。
だが、今は違う。
ジャーヤという組織についていっても後はないと判断してしまった以上、既に自分はジャーヤの所属ではないのだ。
正確には、別にジャーヤから抜けるとジャーヤを率いている父親に言った訳でもないので、ジャーヤの方ではまだリュータスをジャーヤの人間と判断している可能性はあるが。
(ここで殺してしまうのが一番手っ取り早いのは間違いない。けど、それはつまりジャーヤを利する行為になる。なら、こいつらを逃がして、ジャーヤとぶつけた方がいいんじゃないか? ……ただ、そうなると問題はレイのことか)
リュータスがレイと一緒に行動しているというのは、既に目の前の連中にはしっかりと見られているのだ。
つまり、このまま逃がせばその件が上に知らされるのは間違いない。
ラジャラスやその取り巻き達は自分のプライドの為に隠し通そうとする可能性はあったが、兵士達は仕事としてここに来ている以上、上司に報告をする必要があるだろう。
もし兵士達までもが事情を各層とした場合、ラジャラスとその取り巻きが負った、右腕の切断という件が説明出来ないということもある。
(つまり、危険覚悟の上で逃がすかどうか……ただまぁ、ジャーヤにしろレーブルリナ国にしろ、このままだと間違いなく終わりなのは間違いないだろうから、心配のしすぎかもしれないけどな)
リュータスの予想は決して的外れといったものではない。
宗主国であるミレアーナ王国に手を出し、更にはそれが露見してしまい、おまけにレーブルリナ国とジャーヤの関係も既に明らかになっている。
どう楽観的に考えても、とてもではないがレーブルリナ国もジャーヤもそのまま……現在ように繁栄した状況が続くとは考えられない。
であれば、目の前の相手を特にどうにかする必要はないのではないか……いや、寧ろレーブルリナ国に対する貸しとして、このまま大人しく帰らせた方が最終的には得になるのではないか。
そう、リュータスは考える。
もっとも、数百人の兵士がほぼ全滅……一応命がある兵士もいるが、それでも多かれ少なかれ怪我をしているし、中には先程リュータスの目の前で気絶させられたように精神的な傷を負った者もいる。
それだけの被害を与えたリュータス達を相手に、感謝するような真似をするとは到底思えなかったが。
「まぁ、そうだな。このまま放っておいてもいいんじゃないか?」
『え?』
リュータスの半ば投げやりな言葉に、その場にいたレイ以外の者の口から同じ声が出る。
まさか、こうもあっさりと見逃されるとは思っていなかった為だ。
もしここにいるのが、ある程度事情を知っている者達であれば、リュータスも情報を引き出そうと考えただろう。
だが、実際にここにいるのは、何も知らない……恐らくは捨て駒としてここに派遣されたのだろう者達。
(まぁ、下手をすれば巨人と戦うことになるんだから、有能な奴を送るとは思えないよな。いや、あの程度の人数で千匹近い巨人に勝てる筈もなし。……元々全滅が前提の部隊派遣だったのか? となると、もしかして……)
ふとリュータスが思いついたのは、ここでラジャラス達の部隊が全滅したことにより、ジャーヤを完全に敵として表沙汰にする。
そしてジャーヤの件でやってきたミレアーナ王国の外交員達に対し、共通の敵を作り上げようとしたのでは? ということだった。
共通の敵がいれば、色々と言いたいことはあっても、お互いに仲良く出来るかもしれない……もしくは仲良く出来なくても、ジャーヤとの戦いで協力的な姿勢を見せれば、今回の一件はどうにかなる可能性はある。
そう考えた者がいたとしても、おかしくはなかった。
(なるほど。そうであれば、こうして急いで戦力を出してきたのもわかるな。失敗して元々……いや、寧ろ失敗することを望まれていたのか)
何となく今回の事情の裏を察したリュータスは、やがてゆっくりと口を開く。
「行け。お前達に何かしようとは思わない。早く戻って、今回の一件を説明すればいい」
リュータスの口から出た言葉に、真っ先に疑問を抱いたのはラジャラスの取り巻き……ではなく、その護衛の兵士達。
何故自分達をこうもあっさりと解放するのだ? と、そんな疑問を抱いたのだ。
ここで自分達を全員殺してしまえば、軍に……国に今回の一件が知られるのは、それだけ遅くなるのは間違いない。
であれば、何故ここで自分達をあっさりと解放する?
そんな疑問を抱いてもおかしくはなかった。
(何かがおかしい)
そう思うも、何がおかしいのかが分からない。
だが、おかしいと思っていても、ここに残っていては間違いなく死ぬ、もしくはそこまでいかなくても酷い目に遭うのは確実だった。
である以上、どのような理由があるのかは分からないが、さっさとこの場から立ち去るのが最善だという結果に間違いはない。
「分かった。俺達はこれで失礼させて貰う」
リュータスにそう告げたのは、兵士。
だが、当然ながらここで兵士がそのようなことを口にすれば、反発も出る。
「一兵士風情が、何を勝手に決めている!」
「自分が何を言ってるか、分かっているのか!」
「平民の分際で、我々がどうするのかを決めるというのか? 後でどうなるのか、分かっているのだろうな?」
ラジャラスの取り巻き達から、そのような不満が出るのは当然だった。
取り巻きではあっても、貴族の血筋であるのは間違いない。
そんな自分達が、何故一兵士如きの指示に従わなければならないのかと、不満を口にする。
数秒前まで、レイの存在に怯えていたのをあっさりと忘れたかのような、そんな態度にリュータスは呆れの表情を浮かべてしまう。
レイも呆れてはいたが、リュータスのようにあからさまに表情に出すことはなかった。
普段から表情を作ることになれているリュータスでも呆れの表情を浮かべてはいたのだろうが、レイはこのような貴族達を見るのは初めてではないし、ましてや珍しくもない。
今まで幾度となく、身勝手という言葉がそのまま形になったかのような貴族は、その目で見ているのだ。
だが、見慣れているからといって寛容になれる訳でもない。
口汚く兵士達を罵っているラジャラスの取り巻き達を見ながら、レイはこれ見よがしにデスサイズを振るう。
空気すらも斬り裂くかの如き、鋭い一撃。
ラジャラスの取り巻き達も、当然のようにその音は聞こえたのだろう。
慌てたようにその音の聞こえてきた方……レイを見る。
自分に視線が集まったのを理解したレイは、小さく笑みを浮かべた。
その笑みにラジャラスの取り巻き達がどのような意味を見出したのか、それはレイにも分からなかった。
だが、その笑みを見た者達は背寿司が冷たくなる。
「か、帰るぞ! この状況を急いで報告しなければならん!」
撤退や逃げ出すといった表現んではなく、現状を報告する為にこの場から退くのだと。
そう告げる取り巻きの言葉に、他の者達も同意する。
本来であれば敬われるべき貴族を相手に、こうも容易く刃を振るうレイに対し、恐怖したのだ。
……もっとも、レイはレーブルリナ国のような小国の貴族ではなく、その宗主国であるミレアーナ王国の貴族に対しても容赦なく刃を振るってきたのだ。
そんなレイが、目の前にいる者達に手加減をするという選択肢は一切なかった。
一人が報告に戻ると……より正確には逃げ出すと決めれば、後は早い。
右腕を失っているラジャラスとその取り巻きを連れてくるように兵士に命じると、急いでその場を後にする。
少し離れた場所にある馬車に向かって走り出す。
幸いにも御者は一連の騒動を見てもまだ逃げ出してはおらず、ラジャラスやその取り巻き達、そして護衛達は、数台の馬車にそれぞれ乗り込むと、即座にその場から立ち去っていった。
普段であれば護衛の兵士達を平民と蔑み、一緒の空気を吸うのも嫌っていたのだが……今、この時に限っては、それよりも護衛が身近にいるという方が優先されたのだろう。
「……まぁ、いらないなら俺が貰うか」
当然ながら急いでこの場から逃げ出した以上、ここに設置されている天幕の類はそのままだ。
新品同様のその天幕は、品質として考えれば、レイの目から見てもそこそこ高品質な代物だ。
実際、ラジャラスが今回の一件で部隊の指揮を任され、その見栄の為に無理をしてまで用意した天幕なのだから、それなりに高品質なのは当然だった。
もっとも、辺境のギルムで冒険者をしており、お偉いさんとも何度となく行動を共にしてきたレイだ。
今まで多くの希少な品を見ており、何気に審美眼という意味ではそれなりに高いものを持っている。
だからこそ、天幕をそれなりにいい物だと思ったのだろう。
土に突き刺さっている部分を引き抜き、それぞれミスティリングの中に収納していく。
新品の天幕だけあって、汚さないように注意しながらの作業。
そんなレイの行動を、リュータスは呆れたように眺めていた。
「そんなことをしてる暇があるのか?」
「今はそこまで急ぐ必要はないだろ? 巨人の件は特に心配はない。今頃はもう全部倒し終わってるかもしれないな」
「……本当に心配ないのか? 暴れ出したんだろ? 千匹近い巨人が」
「ああ」
あっさりとそう告げてくるレイに、リュータスは表情に出さないものの、心の底から驚く。
勿論、レイやその一味が自分では信じられない程の強さを持っているというのは知っていた。
それでも、まさか千匹近い巨人を相手にどうにか出来るとは、思えなかったのだ。
時間稼ぐといった真似なら、リュータスにも納得出来ただろう。
だが、レイが言ってるのはそのようなことではなく、明確に倒すと、そう言ったのだ。
それどころか、現在も戦っているのではなく、既に倒していると。
(予想はしていた。けど……その予想以上の力だな)
勿論、今回の一件はレイの率いるパーティ……紅蓮の翼だけの力で行われた訳ではない。
レイ達以外にも、姫将軍の異名を持つエレーナという戦力が合わさってのことだ。
だが、それでも……リュータスの目から見れば、レイ達の戦力は強力無比と呼ぶに相応しいだけのものがあるのは間違いなかった。
(レイ達に降伏した選択は、間違っていなかったな)
組織……それも国の上層部と繋がっている組織と、個人。
普通に考えれば、どう考えても前者の方につくだろう。
しかしリュータスは、そこで敢えて常識的な判断ではなく、レイについた。
一見すれば無法と呼ばれてもおかしくない選択だったが、今となってはそれが正解なのは、リュータスの目から見ればこれ以上ない程に明らかだった。
そんな視線を向けられたレイは、自分に向かって近づいてくるビューネを見ながら、リュータスに声を掛ける。
「それで、これからどうすればいいと思う? お前があいつらを逃がしたのは、何か理由があってのことなんだろ?」
「勿論」
リュータスはレイの言葉に即座に頷き、笑みを浮かべて口を開く。
「兵士達がこの洞窟にやって来たのは、恐らく負けさせる為」
「……負けさせる為? まぁ、あの指揮官らしい貴族を含めて、有能そうなのはいなかったが。敢えて上げるとすれば、兵士はそこそこの強さを持ってるように見えたな」
「だろう? 何故、ジャーヤという、国と繋がりを持つ組織の重要拠点にいる者達を殲滅する為に、あの程度の連中が派遣されてきたと思う? 幾らレーブルリナ国の上層部がとち狂っていても、あんな奴を送ってきたりは……」
「普通ならしないだろうな」
言葉を引き継ぐように、レイが告げる。
それにリュータスは頷き、あくまでも自分の推測だがと断りをいれた上で、推測を話す。
それはレイにとっても納得出来ることなのは間違いなこう、思わず頷く。
実際、そのことはレイも疑問に思っていたのだ。
あの程度の相手を指揮官にして派遣してくるとは、と。
だが、最初から負けさせるのが原因となれば、それはレイにも理解出来た。
「なるほどな。……なら、取りあえず洞窟に戻るか。巨人の方もそろそろ片付いているころだろうし」
そう告げ、レイはリュータスとビューネ、イエロと共に洞窟の方に戻るのだった。
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