新スタジアム「立地は都心部で」
鹿児島市が構想している新しいスタジアムについて検討する協議会が開かれ「立地は都心部が望ましい」などとする提言をまとめました。
協議会は来月、この提言を市長に提出することにしています。
この協議会はサッカーなどの競技を行う新しいスタジアムの建設の課題や効果について検討するために鹿児島市が設置したものです。
5回目となる22日の会合では、これまでの議論を踏まえて出席した委員たちが意見を交わし、最終的な提言がまとまりました。
提言では、地域のスポーツの振興やまちの新たなにぎわいの創出のため、新しいスタジアムは「必要」としたことや、立地については集客性や収益性の観点から「都心部」とすることが望ましいこと、それにスタジアムの整備や管理は民間の資金やノウハウを生かす「官民連携」が望ましいことなどが盛り込まれました。
このうち「都心部が望ましい」とされた立地の具体的な場所については整備の可能性など専門的な調査を行うべきだとする意見を提言に付け加えました。
サッカー等スタジアム整備検討協議会の井上佳朗会長は「この提言を出発点にして、鹿児島市などには市民の理解を得ながら実現に向けて検討を進めてほしい」と話していました。