オリンピック・パラリンピックメダルの豆知識
オリンピック・パラリンピックメダルを作るには?
国際オリンピック委員会(IOC)により規定されており、下記の要件を満たす必要があります。
(一部を抜粋)。
大きさ | 直径70mm~120mm |
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厚さ | 3mm~10mm(ロンドン2012大会では7mm) |
重さ | 500g~800g |
原材料 | 1位、2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるもの 1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り |
形 | 原則として、丸形(パリ1900大会では唯一の四角) |
リボン | 大会エンブレムと組織委員会の大会のルックが装飾 |
デザイン | オリンピックムーブメントの価値を表現、尊重すると同時に、文化的で美的要素をふまえ、組織委員会のルック要素やビジョンに沿ったデザイン |
夏季大会テーマ |
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冬季大会テーマ |
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大きさ | 直径70mm~120mm |
厚さ | 3mm~10mm(ロンドン2012大会では7mm) |
重さ | 500g~800g |
原材料 | 1位、2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるもの 1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り |
形 | 原則として、丸形(パリ1900大会では唯一の四角) |
リボン | 大会エンブレムと組織委員会の大会のルックが装飾 |
デザイン | オリンピックムーブメントの価値を表現、尊重すると同時に、文化的で美的要素をふまえ、組織委員会のルック要素やビジョンに沿ったデザイン |
夏季大会テーマ |
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冬季大会テーマ |
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メダルヒストリー
- アテネ1896大会では金メダルはなく、銀とオリーブの花輪が授与されました。
- 現在の夏季大会のメダルデザインにつながるパナシナイコスタジアムに立っているニーケ(ギリシア神話に登場する勝利の女神)のデザインが2003年6月IOC理事会により決定されました。
過去のメダルストーリー~友情のメダル~
1936年のベルリン大会。棒高跳び決勝は、大江季雄、西田修平という二人の日本勢を含む5人の争いとなりました。長時間におよんだ戦いは、アメリカのセフトンが4m35を跳んで優勝。大江、西田両選手の記録はともに4m25でしたが、この大会では、2位と3位が同じ記録だった場合、2人とも2位とするルールでした。ところが、組織委員会は、2位と3位が日本選手だったため、日本の監督と話し合い、1回でクリアした西田を2位、2回クリアした大江を3位と発表。ルールと異なる決定に西田は驚きましたが、西田は大江を2位の表彰台に立たせました。帰国後、事実を知った大江の家族が、西田のメダルと交換すべきとなり、西田は大江と話し合い、お互いのメダルを半分にして、接着剤でつけ左右で色が異なるメダルを作りました。このつなぎ合わせたメダルは「友情のメダル」として今も人々の記憶に刻まれています。
(参照:JOAオリンピック小事典 2016年発行)