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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1588/1588

1588話

「おい、レイ! 指揮官は出来るだけ無傷で捕らえるって話だっただろ! 何でいきなり右手を吹き飛ばしてるんだよ!」
「一応喋ることは出来るんだから、問題ないだろ」

 森から姿を現したレイとリュータスは、そんな言い争いをしながら歩く。
 ……走るのではなく、あえてゆっくりとした歩みで進むのだ。
 当然そのような真似をすれば、ラジャラスやその周辺にいた者達は二人の存在に気が付く。
 正確には、レイの左肩に止まっているイエロも含めれば、二人と一匹と呼ぶのが相応しいが。
 本来であればリュータスの護衛を任されている者達やビューネの姿はない、。
 ビューネは取りあえず事情を説明する為にヴィヘラのいる方に戻してあるし、護衛達はビューネと共に事情を説明する為に洞窟の中に向かわせた。
 護衛達は当然のようにリュータスの側から離れることに抵抗したが、リュータスの口から出た『レイの側以上に安全な場所はない』という言葉には、否定出来る要素が全くなかった。
 実際、レイの力をその目で見た護衛達にしてみれば、例えそこが戦場のど真ん中であっても、レイの側にいる方が安全だという言葉に納得出来たからだ。
 それを聞かされたレイは、何かを言おうとするも……結局は溜息を吐くと、それ以上は何も言わずにリュータスと共に兵士から聞き出した場所に向かうことにする。
 即ち、森の外にある指揮所。
 もっとも、まさかああも堂々と綺麗な天幕を用意してあるとは思っておらず、最初はそれこそ罠でないかとすら疑ってしまったのだが。
 そうして何をとち狂ったのか、長剣を手にしている偉そうな奴がいたので、取りあえずその男がお偉いさんだろうと判断し、使い捨ての槍を投擲したのだ。
 ……黄昏の槍ではなく使い捨ての槍だったのは、あの貴族の血が黄昏の槍に付着するのが嫌だったからというのが大きい。
 ともあれ、そんな訳で、現在レイとリュータスの二人は森から出て、天幕のある方に向かって歩みを進めていた。
 当然そのような状況になれば、護衛の兵士達もすぐに迎撃の態勢を整えるのだが……

(遅いな)

 不審人物……いや、既にお偉いさんと思われる相手が攻撃されたのだから、レイとリュータスは敵と認識されていてもおかしくはない。
 だが、護衛の兵士達が行動に移すのは、明らかに遅かった。
 少なくても、ミレアーナ王国の兵士であれば上官に叱責されてもおかしくないだろう遅さ。

(レーブルリナ国のような小国だと、しょうがないのかもしれないけどな)

 そもそも、戦闘をする機会すらそこまでないのだ。
 幾ら訓練を積んでいても、実戦経験がない、もしくは浅いというのは致命的だった。
 ……もっとも、兵士達の方にも言い分はある。
 真夏の暑さの中、これでもかと強烈な直射日光が降り注いでる中、天幕の外でずっと立たされていたのだ。
 おまけに、守るのはラジャラスのような典型的な駄目貴族。
 体力も暑さで消耗し、やる気もラジャラスの言動で大きく削られている。
 そのような状況で素早く動けという方が無理だった。
 だが、それでも護衛の兵士としてここに配置された以上、ラジャラスを守るという行動は必須だ。
 それこそ、右肩を何か――正確にはレイの投擲した槍――によって貫かれ、その衝撃で右腕がどこかに吹き飛んだラジャラスという存在を守れと言われてもだ。

「何者だ! それ以上近づけば敵と見なす」
「……じゃあ、これ以上近づかなければ敵じゃないのか?」

 護衛の兵士の牽制するような言葉に、ふと疑問に思ったレイはそう尋ねる。
 言った方も、まさかそんな言葉が返ってくるとは思っていなかったのか、動きを止めていた。
 てっきり自分の言葉は無視して攻撃してくるのだとばかり思っていたのだ。
 だが、レイが本当にそこで足を止めてしまったことにより、どうすればいいのか迷う。
 ラジャラスが右手を失うという重傷を負った以上、本当にここで足を止められても困るというのが正直なところだ。

「そ、それは……」

 言葉に詰まる。
 ここから何を言えばいいのか、それが分からなかったのだ。
 もしこの場で何とか友好的に話を持っていけば、ここで殺し合いになるようなことはないのではないか。
 ふと、レイと話していた兵士がそんなことを考える。
 それは決して間違ってはいないだろう。
 いや、寧ろ被害という点で考えれば最善と言ってもいい。
 少なくても、兵士にとっての最善はその選択肢だった。
 ただし、それはあくまでも兵士にとっての最善でしかない。
 他の者……ここにいる貴族にしてみれば、平民風情が貴族を害したのだ。
 それが許容出来る貴族は、ここには存在しなかった。

「この平民がぁっ!」

 真っ先にレイに向かって襲い掛かったのは、ラジャラスの取り巻きの一人。
 その手には、腰の鞘から抜かれたのだろうレイピアが握られていた。
 だが、ラジャラス程ではないにしろ太っているその貴族の放つ突きは、レイでなくても……それこそ、ギルムにいるもっと低ランク冒険者であっても、容易に回避することが出来る程度の鋭さしかない。
 実際、レイは余裕を持ってその突きを回避する。
 突然出てきた、戦いの素人と思われる人物の攻撃。
 その行為に、一瞬どう反応したらいいのか迷ってしまったのだ。
 殺そうと思えば、それこそ息をするよりも楽に殺せるのではないかと思える程度の力しかない相手だ。
 そのような存在を前にレイが多少なりとも躊躇ったのは、やはり予想外の行動だというのが大きかったのだろう。
 そもそも、ラジャラスの右肩が貫かれ、右腕が吹き飛ばされた光景を目にしているにも関わらず、何故この貴族がこうも自信満々なのかというのは、レイにもさっぱり分からない。
 だが、そんなレイの戸惑いをどう勘違いしたのか、その貴族はレイピアを手に自信に満ちた……いや、寧ろ過信と呼ぶに相応しい笑みを浮かべて口を開く。

「はっ、僕のレイピアを回避するとは、平民の分際でそこそこやるようだな。だが……稲妻と呼ばれた僕の突きを、いつまでも回避出来ると思うなよ!」

 その言葉と共に、再び貴族はレイに向けてレイピアを突き出してくる。
 だが、レイはその突きを見て一瞬動きを止めた。
 それはレイピアの突きが本人の言葉通り稲妻の如き速さだったから……では、当然ない。

「稲妻?」

 呟き、デスサイズを振るう。
 すると次の瞬間、男の右腕はレイピアを握ったまま空中を舞う。
 回転しているその右腕の先には、当然男の姿はない。
 それはつまり、男に右肩から先がデスサイズによって切断されたということを意味している。

「この程度の速度で稲妻だと? せめて俺の一撃くらいの速度を出してから、稲妻というの自称するんだな」
「え……あれ……」

 素早く、奇しくも男が自称した稲妻のような速度で振るわれたデスサイズの一撃は、鋭すぎたが故に、男が自分の腕を切断された痛みに気が付くことはなかった。
 しかし、それもレイの呟きと……何より自分の右腕が地面に落ちたのを見れば、自分がどのような状況なのかは理解せざるを得ない。
 そして現状を理解すれば、腕を切断された痛みも自然と……そして急激に湧き上がってくる。

「あ……ああ……あああああああああああああっ!」

 叫びながら、貴族の男は左腕で自分の右肩を押さえる。
 だが、そこに本来ならあるべきものはどこにもない。
 当然だろう。本来そこにある筈の右腕は、地面に転がっているのだから。

「痛い、痛い、痛い……ああああああっ! 僕の腕、僕の腕が……右腕がぁああああぁぁあ……」

 貴族の男の口からは、絶望と呼ぶべき嘆きが吐き出される。
 だが、その絶望も当然だった。
 レーブルリナ国というのは、ミレアーナ王国の従属国の中でも小国の中の小国だ。
 そのような小国だけに、切断された右腕をくっつけるようなポーションはともかく、本物と見間違うようなマジックアイテムの義手を用意することも難しい。
 いや、レーブルリナ国の中でも上位の貴族であれば、もしかしたらどうにかなるのかもしれないが、残念ながらここにいるのは貴族の中でも下から数えた方が早いだろう子爵と、その子爵の取り巻き達でしかない。
 そのような者達が、精巧なマジックアイテムの義手を入手出来るかと言われれば……まず不可能だろう。

「畜生、僕に、貴族にこんな真似をしていいと思ってるのかぁっ!」

 左手で右肩を押さえながら、男が叫ぶ。
 目からは涙が、鼻からは鼻水が、口からは涎が……顔のありとあらゆる場所から液体を吐き出しつつ叫ぶその様子は、とてもではないが貴族と言われて納得出来るものではない。

「さて、どうだろうな。そもそも、俺に攻撃してきて本当に反撃されないとでも思ってたのか? ……稲妻どころか、ミミズがのたくったようなあの程度の突きで」

 レイの口から出た言葉に、護衛の兵士からポーションを受け取り、右肩に掛けながら貴族はレイを睨み付ける。
 ある程度効果の高いポーションなのは、貴族の護衛としてここに配置されていた兵士達が持っていたポーションだからだろう。
 切断される腕をくっつけることは出来なくても、血を止め、痛みを幾らかでも緩和させる効果はあったらしい。
 ミミズがのたくったと表現された規則の男は、顔を真っ赤にしながら何かを言おうとする。
 だが、そんな貴族に付き合うのいも馬鹿らしいと、レイが右手に持っていた黄昏の槍の穂先を向けると、貴族の男は先程生まれて初めて感じた激痛を思い出したのか、それ以上口を開くことはない。

「さて、お前達には色々と情報を吐いて貰う必要があるな」

 レイの視線が向けられたのは、共に右腕を失った貴族の二人ではなく、五体満足な他の貴族達。
 貴族を貴族とも思わず、それこそ雑草でも刈るかのようにあっさりと右腕を切断するといった真似をしたレイを前に、真っ青な顔色となり、何も喋ることが出来ない。
 自分達は貴族なのだ。
 塵芥のような平民には、絶対に危害を加えられる筈がない。
 そう思っており、事実今日まではそのようにしてすごしてきた男達にとって、目の間にいるレイという人物はどうしようもなく不気味な存在でしかなかった。
 何も喋ることが出来ない貴族や護衛の兵士達。
 そのような者達を見ながら、レイは口を開く。

「レーブルリナ国とジャーヤは、手を組んでいる筈だ。なのに、何故今回のようなことになった?」
「ふ、ふ、ふ、ふざけるな! ジャーヤというのは犯罪組織だぞ! 何故レーブルリナ国がそのような組織と手を組む必要がある!」

 レイの言葉に、ラジャラスの取り巻きの一人が叫ぶ。
 レイという存在には強い恐怖を……そして、何をされるか分からないといった思いを抱いてはいるが、それでもレーブルリナ国の貴族として、レイの言葉を素直に見つめる訳にはいかなかった。

「……ほう」

 貴族の言葉に、レイが小さく呟く。
 その呟きに、レイに向かって避難の言葉を口にしたラジャラスの取り巻きが一瞬の怯えを走らせる。
 もしかして自分も攻撃されるのでは? と、そう思っての怯えだったが、レイは別に苛立ちを言葉にしたのではない。

(国の上層部とジャーヤが繋がっているのを知らない貴族がいるのは分かる。だが……そのジャーヤに対して攻撃を行うのなら、事情を知ってる奴を派遣するのが普通じゃないか? それとも、事情を知らないからこそ殲滅戦を指揮出来ると考えたのか?)

 ジャーヤと繋がりのある者であれば、殲滅をするようにと指示を出されても何らかの理由が手心を加える可能性がある。
 だが、レーブルリナ国とジャーヤの関係を何も知らないのであれば、手心を加えるような真似をする筈がない。
 ジャーヤと手を切ると考えた人物がそのような判断をしたという可能性が、レイにも理解出来ない訳ではなかった。
 もっとも、お互いの関係については公然の秘密に近い状態になっている。
 それを知らない者……となると、ラジャラスのような人物しか用意出来なかったのかもしれないが。

(そうなると、今度は寧ろ部隊を指揮している人物が無能であるが故に作戦が失敗する可能性もあると思うんだが)

 実際、今の自分達はこうしてラジャラス達を追い詰めている訳だし……と、デスサイズと黄昏の槍を手に、レイは目の前にいる者達に視線を向ける。
 改めて視線を向けられると、レイにふざけるなと言ってきた男も、視線を逸らす。
 勢いに乗ってレイに怒鳴ることは出来たのだろうが、その勢いが落ち着いてしまえば何も言えなくなったのだろう。
 護衛の兵士達も、自分が何かを言えば、最悪の結果をもたらしかねないと判断し、黙っていた。
 レイを見て騒いでもおかしくない、森から戻ってきた兵士は、騒がないようにと護衛の兵士によって気絶させられている。

「さて……じゃあ、こいつらをどうする? 全員殺してしまうか?」

 レイはリュータスに向かい、そう尋ねるのだった。

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