仮想通貨リップル(XRP)、10日間で価格6倍に 高速の取引処理と金融機関提携に期待
【仮想通貨リップルの2017年の1年間のチャート、コインマーケットキャップより】
仮想通貨リップル(XRP)、10日間で6倍に
仮想通貨リップル(XRP)がビットコインなど他の仮想通貨と比較して一段の価格上昇を見せた。
1リップルあたりの価格は12月22日に153円と10日前の25円前後から6倍に跳ね上がった。
仮想通貨の情報サイト「コインマーケットキャップ」によると時価総額は1兆円(90億ドル)から4兆7000億円(530億ドル)まで拡大した。
他の仮想通貨と比較して圧倒的に早い送金処理速度、安い手数料に注目が集まっている。
リップルを発行する米リップル社の技術を使って三井住友銀行やりそな銀行など37の金融機関が韓国の大手2金融機関と12月15日から送金実験を開始、リップルの持つ価値が「資産」ではなく「決済手段」として現実に広がっていくとの期待も広がる。
一方、ビットコインはリップルに価格を奪われる形になっており、12月22日12時の1ビットコインあたりの価格は160万円と12月18日の高値(225万円)から4日間で3割下落した。
リップル、ビットコインと比較して処理速度1300倍、手数料は7万倍
仮想通貨リップルで価値をやり取りする分散台帳技術ネットワークのXRPは12月22日、誕生から5周年を迎えた。
リップルの公式ツイッターアカウントはリップルの優位性をアピール、送金処理速度は3秒とビットコインと比較して1320倍で取引手数料は0.0004ドル(ビットコイン比較で7万575倍)だと主張した。
リップルは12月22日の早朝5時(日本時間)に5周年を迎える記者会見を開くと発表していた。
実際に発表されたのはリップル限定Tシャツの配布で希望者は一瞬で集まった。
大手企業との提携ではないかとの期待は裏切る形になったものの、リップルの価格は急騰した。