発売から間もなく一年半、かなり出遅れ感もありレビューだなんて今更感がハンパないですが、あまり触れられてない悪い点にもしっかり注目して記事を書きますので、購入を迷ってる方は是非お読みください。
みんな良いところから書くので、悪いところから書いて徐々に持ち上げていきます笑
収納はこんな感じです。
かわるビジネスリュックの悪いところ
コアポケットが入れずらい
明らかに一面の緑の合成感がハンパないのですが、コアポケットを開けると写真の通り、生地が張ります。
この生地が厄介で、2Lのペットボトルの出し入れをする際や少し嵩張るものを入れた際、若干の引っ掛かりがあります。
これが張り出してるおかげで仮にスリにあいそうになったり、物を取り出した際に他の小物を落としたりというのは防げそうですが、もう少し存在感を無くしてくれても良かったかなと思います。
マジックテープでパソコンが傷つくかも
PCポケットのマジックテープは、パソコンを仕舞うと勝手に綴じてくれる優れた構造をしているのですが、取り出しの際少し気を使ってパソコンを持ち上げないと、硬い部分に擦れて傷がつくかもしれません。
結構硬めの素材で、パソコンを傷つけないようにそっと仕舞うときも軽く指が当たると痛いですし、気をつけてないと細かい擦り傷が増えていきそうなので、慎重に出し入れするしかなさそうです。
やっぱり通勤ラッシュには大きい
このサイズ感なので、やはり通勤ラッシュの混雑時などはなかなか厳しめの大きさです。
後ろに背負うのは邪魔になりますし、前も結構キツめ。
横持ちモードにして素直に足元で提げて立つスタイルが一番無難かもしれません。
座席に座れたとしても、横置きにした幅がシート幅と同じサイズ。
縦置きすると顎を乗せるような感覚になり、いずれも窮屈。
慣れてはきたものの、やはり隣の人に申し訳なさは感じてしまいます。
容量を可変式にして欲しかった
かわるビジネスリュックは、飛行機の機内持ち込み可能サイズに適合しているので、受託手荷物として預け入れせずに飛行機に乗ることができます。
しかしビジネスリュックということで、機内持ち込みサイズとしてはかなり小さめなんですね。
出来ることならデイユースはいまのサイズで、飛行機に乗る時などはもう少しギリギリまで拡張できるように設計してもらえたら100点満点のリュックでした。
かわるビジネスリュックの良いところ
可変式の2層構造が優秀
このリュックの一番の特徴は、やはり2層構造の収納スペース。
上部にコアポケットを設けているため、小物類や頻繁に取り出しするものはそちらへ。
背中側からガバッと開けるメイン収納スペースは、コアポケットと排他利用になっており、コアポケットを使用すると上部のスペースが削られます。
それでもA4サイズは余裕で入りますので、それ以上の大きさのものを仕舞いたい時はコアポケットを空にしてたたみ、メインを拡げるといった使い方も可能です。
パソコンスペースの素材
起毛素材のパソコンスペースは非常に安心感があります。
いままではPC専用のポケットがないバッグを使ってきたので、柔らかい素材のパソコンケースにしまって突っ込んでいました。
しかし、そのパソコンケースも嵩張る上重くなりますので、このリュックのように裸で入れることを前提とした設計になっているのは素晴らしいです。
ビジネスとプライベートの両立が可能
かわるビジネスリュックの醍醐味といえる横持ち仕様。
通勤中はリュックスタイルにして、会社に着いたら横持ちスタイルに切り替える。
あるいは混雑時の電車の中は横持ちにするなど、シームレスに切り替えが可能です。
リュック仕様メインで想定されているので、横持ちは補助的な機能なのですが、横持ちにした時にもスタイリッシュなデザインで、設計者のこだわりを感じます。
ちょっと移動する時は背負うのがめんどくさかったりするので、やはり横持ちは素晴らしいですね。
絶妙なサイズ感のサイド収納
大草原でA4ノートとiPad 9.7インチを取り出そうとしている図です。
お分かりの通り、このリュックはメイン以外の収納がかなり優れています。
最初に紹介したコアポケット、パソコンスペース、このサイド収納、そしてもう一つハンカチやティッシュなどを仕舞えるミニポケットがあるのですが、この4つだけで普段の使い方は足りてしまいます。
サイド収納にA4ノートが縦横関係なしに入りますので、メモ帳や大学のノートくらいならここに忍ばせればもう背中側のメインを開ける必要がなくなるわけです。
コアポケットにペンケースを入れて飲み物を入れて、充電器を入れてもまだスペースがありますので、本や服をたくさん持ち歩かない限り裏側にアクセスしなくていいのは優れていますね。
荷物へのアクセスの良さ
リュックモードで背負ってる時、左肩の紐を外すとこのスタイルになります。
コアポケットの入り口がこちらを向く形になり、飲み物や財布、充電器などが容易に取り出せます。
一回おろしたり、ポケットを探るために床に置いたりという事が極端に減りました。
本当によく設計されています。
上でも紹介した通り、各々のポケットがきちんと役割を果たして絶妙なサイズ感で存在しており、しかも配置も適切なのでストレスなくアクセスできます。
撥水加工で小雨でも安心
素材が撥水加工で、雨でも染みることなく安心して出掛けられます。
流石に傘をささずに大雨に突っ込むのは危ないですが、どうしても傘をさしていてもカバンが濡れてたりなどが良くありますので、そのようなシチュエーションなら荷物が雨に濡れる心配もなさそうです。
バックパッカーにもかなりオススメのリュックなので、このサイズ感で見た目もスタイリッシュで撥水してくれるのなら文句なしです。
背中の通気性が確保される
背中の素材もこだわりが現れており、非常に立体的なのでかなり通気性に優れています。
長時間背負っていると不愉快になるリュックのあの感覚がなく、安物のリュックと違って張り付く感じがないのが最高です。
一度出かけたら長時間出歩く自分には、必要にして十分な性能です。
重心バランスがいい
背負っていただくとわかると思うのですが、背中が自然と伸びるように引っ張られる感覚になります。
肩や背中に荷重がかかってるというより、そのままリュックの真下に力が流れてるような感覚なので、本当に重さを感じない。
リュックで1kgないくらい、パソコンで1.5kgくらい、小物で1kgはないにしても、全体で3kgは常に背負って歩いてるわけですが、前のリュックやトートと比べると格段に負担が軽くなりました。
背筋も伸びるので、これから長旅にも期待ができそうなリュックです。
結論
値段以上だが、究極ではない
結構厳しめにレビューしてしまいましたが、現時点でこのリュックを超えるほどスタイリッシュで機能的なリュックはありません。
毎日このリュックで出かけると、結構嬉しい気持ちになれます。
だってカッコいいし、背負っててこんなに疲れないのも驚きです。
ただ、通勤時には少し大きいかなとも感じます。
これから数年間はこのリュックと一緒に旅したいと思いますので、旅行記をお待ちください。