フィリピンのデングワクチン集団接種、責任なすりあいの場外乱闘戦の様相です。
もともとデング熱は1回目の感染で不完全な免疫ができたところに2回目の感染が起こると重症化という話が以前からあったところに、ごく最近、そのメカニズムが明らかになりました。
だから、感染経験のない(Dengue Naiveな)人に接種したら、かえって重症化してしまうかもしれない・・・という説が本当になってしまい、フィリピンの集団接種も中止に。
そして場外乱闘戦。サノフィが、「だからあの時言ったじゃないの・・」と後出しじゃんけん的な主張、ロイターが取り上げCIDRAPが報じ、騒ぎが広がりそうです。
サノフィの主張は、
まだデングワクチンの安全性を証明する長期データはない。
だから大量集団接種ではなく、小バッジでと主張した。
しかしフィリピン政府は小児集団接種に走ってしまった・・・と。
なんだか後出しじゃんけん的な、これがうまく行っていたならこんな主張を今してないんだろなあみたいな事を言ってます。場外乱闘戦、まだ広がりそうですね。
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2017/12/news-scan-dec-11-2017