「休日だからどこかに遊びに行きたいけど、予定の空いている友達がいない…」というケースはよくありますよね。また「一人で動く方が好きだけど、一人でも恥ずかしくない場所に行きたい」ということもあるでしょう。一人でも楽しい場所を多く知っていると、これらのケースでより楽しく有効に時間を活用できます。そのように「おひとり様」の時間を楽しく過ごすための参考として、この記事では一人でも楽しい場所を紹介します。
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おひとり様初心者でも楽しみやすい!定番編
まずは一人でも楽しい場所として多くの人があげるだろう定番のスポットをまとめます。これらの場所はどんな地域でも大抵あるものです。それぞれの場所での遊び方や時間の過ごし方を熟知していれば、一人の時間がより楽しいものになるでしょう。
カフェ
カフェは一人でも楽しい場所の定番です。スターバックスなどの大手チェーンのカフェでも、半分以上のお客さんは一人で来ているでしょう。カフェでの過ごし方は普通にドリンクを飲んでフードを食べることはもちろん、読書や勉強、PC作業などさまざまです。
カフェごとに個性があり、利用する人ごとに向いているカフェが異なります。スタバは多くの人に人気ですがタバコが吸えないので、喫煙者の人はドトールやコメダ珈琲店など喫煙席があるカフェを選んだ方がいいでしょう。逆にPC作業をしたい人は、同じようにパソコンで作業をしている人が多くいるスタバを選んだ方がいいと言えます。
公園(ウォーキングなど)
公園で一人の時間を楽しむ方法はさまざまです。ウォーキングやジョギングに始まり、体操やストレッチ、縄跳びなどあらゆる運動ができます。運動をしなくても自然の中でのんびりするだけでもリフレッシュできますし、ポケモンGOなどで遊ぶのもいいでしょう。
公園によってはちょっとしたカフェがある、コーヒーやクレープなどのデリ(屋台)が出ているということもあります。これらの店舗では、通常のカフェや飲食店とは違った屋外ならではの開放感を味わいながら、飲食を楽しむことができるでしょう。
ショッピングモール・デパート
特に女性はショッピングモールやデパートなどの商業施設に出かけるのが好きな人も多いでしょう。友達や恋人、家族などと行くのも楽しいですが、一人で気の向くままにいろいろなお店を見るのも楽しいものです。駅チカなどは仕事帰りにも寄りやすいので、仕事を頑張った後の自分へのご褒美に買い物をするのもいいでしょう。
日頃から多くの店舗や商品をチェックしている人の方が、安くて質のいい品物を探すスキルに長けています。そのようなセンスを磨くためにも、一人の時間にウィンドウショッピングをするのは有効な時間の使い方でしょう。
ネットカフェ(漫画喫茶)
特にインドア派の人にとって、ネットカフェや漫画喫茶は一人でも特に楽しい場所の一つでしょう。最近のネットカフェ・漫画喫茶はドリンクバーのクオリティも上がっていて、飲み放題とは思えないほど美味しいドリンクを飲むことができます。ソフトクリームの食べ放題なども付いていることがあり、有料のフードメニューも充実しています。深夜に眠れない時など、どこかに出かけたくなったらネットカフェ・漫画喫茶に行くのもいいでしょう。
カラオケ
一人カラオケ(ヒトカラ)は、今では日本にすっかり定着した文化です。ひとりカラオケ専門も各地にオープンしており、ネットカフェでもヒトカラ用ブースを併設している店舗もあります。
一人カラオケの魅力は思う存分練習できることです。人と行くカラオケはコミュニケーション面で楽しめるのですが、相手に合わせて曲を選ぶ必要があります。自分がマスターしていない曲やマニアックな曲などは選びにくいものです。親友だったらそうした歌もある程度歌えることもあるでしょう。しかし、やはりまったく気兼ねなく全力で練習できるのは一人カラオケです。
カラオケ店によっては録画や録音もできます。それらのデータをカラオケ機器のネットワークを通じて、歌った後すぐに共有できるのです。このようなシステムを使えば一人カラオケでも歌を通したコミュニケーションが楽しめるでしょう。
ゲームセンター(ゲーセン)
ゲームが好きな人なら、一人の時間はゲームセンターで楽しむことも多いでしょう。多くのゲームは上手い人ほど長く遊べるようになっています。上手くなればなるほど少ない金額で長時間楽しめるのがゲームセンターの魅力です。
ゲームは不健康というイメージを持っている人もいますが、ゲームセンターでは健康的なゲームも多くあります。たとえば太鼓の達人やDance Dance Revolutionなどの音楽系のゲームはかなり体力を使うものです。パンチングマシンやバスケのシューティングゲームなどもあります。運動は苦手だけどゲームは得意という人は、こういう健康的なゲームから初めて運動習慣をつけるのもいいでしょう。
ドライブスポット
海沿いや山中のドライブウェイ、夜景のきれいな道路などのドライブスポットも一人で楽しい場所の一つです。人によっては景色がきれいなドライブスポットでなくても、車を運転すること自体が楽しいということもあるでしょう。車の運転は高度な判断能力が必要なため、いつもと違う道を楽しみながら運転することは脳の活性化にもいいと言われています。
特に男性の場合は運転が上手い、いいドライブスポットを知っているということはデートでも有利な要素の一つです。そのような要素を磨く訓練としても、一人でドライブをするのはプラスになるでしょう。
映画館
映画が好きな人なら一人で映画館に行くのもいいでしょう。自宅でレンタルDVDやネットの映画を観るのもいいですが、やはり映画館は臨場感がまったく違います。特に3D映画は断然映画館がいいでしょう。
映画を自宅でなく映画館で観るメリットは、その場に集まった他のお客さんと感情を共有できる点にあります。お祭りや宗教的な行事など、昔から人間は一つの場所に集まって泣いたり笑ったりすることを好んで来ました。映画館にもそのような人間の原始的な喜びが残っていると言えるでしょう。
バー・居酒屋
お酒や美味しい料理が好きな人なら、バーや居酒屋も一人で楽しく過ごせる場所です。カウンター席なら男性でも女性でも一人で飲んでいてまったく問題ありません。バーテンダーや店員さんとの会話を楽しむ人もいますし、一人で純粋に料理やお酒を楽しんでいる人もいます。中には読書をしたり、ノートに仕事や人生のプランを書き込んだりしている人もいるでしょう。
一人で静かに過ごすより人と一緒に騒ぎたいという人は、スポーツバーやライブバーに行くのもいいでしょう。スポーツバーなら野球やサッカーの中継などで盛り上がりますし、ライブバーならバンドと一緒に歌ったり、店舗や人によっては飛び入りの演奏をしたりもできます。飲み過ぎには注意が必要ですが、適度に飲んで心身をリラックスさせるのはとてもいいことでしょう。
一人の時間に教養を深めよう!文化・美術編
アートの世界では一人の時間を愛する孤高の芸術家が多く見られるものです。文化的な思索や芸術的な発想は、一人の時間だからこそ育まれることもあるでしょう。一人の時間にそのような教養を深めたい人のために、文化や美術のジャンルで一人でも楽しい場所をピックアップしていきます。
図書館
図書館のメリットはお金がかからないことです。新刊のリクエストを出すことで、自分が読みたい本を図書館に買ってもらうこともできます。もちろんすべてのリクエストが通るわけではありません。しかし、大規模な図書館だとメジャーな本はすべて揃っているので、マイナーな本のリクエストでもある程度通ることがあります。
図書館では音楽CDも借りることができますが、特に民族音楽やクラシックなどの文化的な音源が充実しています。民族音楽については、一般のCDショップより品揃えがいいこともあるでしょう。これらの音楽が好きな人にも図書館はいい場所だと言えます。
美術館
絵が好きな人なら、美術館も一人で楽しみやすい場所でしょう。「美術はよくわからない」という人の場合、作品自体よりむしろ美術館の空気そのものを味わうのも一つの楽しみ方です。美術はわからなくても、建物のおしゃれさは多くの人が理解できるでしょう。高級なレストランやホテルと同じで「美しい場所にいることに慣れる」こと自体に意味があります。こうした経験値が豊富になれば、立ち居振る舞いも自然と洗練されていくでしょう。
博物館
博物館は美術館より少しマイナーかもしれません。しかし、博物館の楽しみ方を解説したガイド本も多く出版されています。それらの本を参考にすると博物館に馴染みのない人でも楽しみやすいでしょう。博物館にもジャンルがいろいろあります。歴史が好きな人なら歴史系の博物館や企画展を見に行くなど、自分の得意分野から入っていくのがいいでしょう。
動物園・水族館
動物園や水族館は意外と一人でも楽しめる場所です。家族などグループで来ていても一時的に単独行動をすることはありますし、特に変に思われることはありません。動物や魚が好きな人が一人でこれらの場所に行くことはよくあります。特に動物に触れるタイプの動物園では、一人の生活で何となく寂しさを感じている時など癒しの効果もあっていいでしょう。
植物園
植物園は動物園よりも一人で行きやすい場所です。もともとガーデニングなどは一人ですることが多い作業なので、植物が好きな人は植物園やバラ園などにも一人で来ることがよくあります。グループの人から見ても「植物が好きで研究に来ているのだな」と思われることが多いので、一人で恥ずかしいということもありません。特に食虫植物など希少な植物も見られるので、知的好奇心も大きく刺激されるでしょう。
劇場(お笑い・演劇)
劇場でお笑いや演劇、ミュージカルなどを観るのも一人の時間のいい過ごし方です。笑うことが人間の免疫力を大きく高めることは、知っている人も多いでしょう。演劇やミュージカルで感動して涙を流したりするのも、同様に免疫力を高めるとされています。
健康にいいだけでなく美的センスが刺激されることもメリットです。お笑い芸人や落語家、俳優などの人々は発声や会話、立ち居振る舞いの達人でもあります。彼ら・彼女らを生で観る経験は、自分のコミュニケーション力を磨くことにもつながるでしょう。
遺跡・観光地
遺跡や観光地に一人旅に行くのも、一人の時間のいい過ごし方です。自分の住んでいる地域でも行ったことない遺跡や観光地は多くあるでしょう。そのような近場でもいいですし、新幹線やLCCで遠くまで出かけるのもオススメです。
朝イチで出かければ、北海道や沖縄でも日帰りで行くことはできます。現地での滞在時間は短くなりますが、飛行機や空港自体が好きという人は弾丸の日帰り旅行でも十分楽しめるでしょう。
パワースポット
スピリチュアルの分野に興味がある人なら、パワースポットに出かけるのもおすすめです。パワースポット自体にいいエネルギーをもらえるだけでなく、共通の趣味を持つ友達と話す時の話題作りにもなります。パワースポットに出かけるまでの移動もいい運動になりますし、健康面でもプラスになるでしょう。
健康のためにも体を動かすのが一番!スポーツ編
現代人の健康にはやはり運動が欠かせません。大部分の日本人は運動不足の傾向があるので、一人の時間に運動を楽しむ習慣をつけるのはとてもいいことです。ここでは一人で楽しめるスポーツに関するスポットをまとめます。
バッティングセンター
野球の心得がある人なら、バッティングセンターは一人でスポーツを楽しみやすい場所の一つでしょう。力いっぱいボールを打つことでストレス解消にもなります。筋力や動体視力も鍛えられる非常に健康的な趣味です。
通常、スポーツをする時は自分で道具を持っていく必要があります。しかし、バッティングセンターではバットもすでに用意されていて、自分で持っていく物はなにもありません。手ブラでスポーツをするために出かけられるというのもメリットでしょう。
プール
プールも一人で運動を楽しめる場所の代表です。無理に泳がなくても流れるプールを歩くだけでもかまいません。どこのプールでも健康のために一人で歩いている人がたくさんいます。歩くだけでも水の抵抗によってかなりのカロリーを消費できますから、ダイエットにもおすすめです。
フィットネスジム
フィットネスジムは月額会員として入会しなくても、一時利用ができる所が多くあります。500円などワンコインで利用できるパターンが主流です。バスタオルなど必要な道具もレンタルしてくれるジムなら、スポーツ用の服と靴など最低限の道具だけを持って行けば利用できます。ジョギングやウォーキングが趣味の人で、天気が悪くてこれらの運動ができないという時にもジムは役立つでしょう。
ボウリング
ボウリングが好きな人なら、一人でボウリングの練習をするのも時間の有効活用になります。平日の午前中やお昼の人が少ない時間帯なら、投げ放題の料金もかなり安くなります。ボウリングで筋力がつけば基礎代謝も増えますし、美容や健康で大きなプラスとなるでしょう。
山(登山・山歩き)
自然に触れることは多くの人にとって気持ちがいいものです。登山というと本格的な準備が必要な趣味に思われますが、山歩きに近い登山だったら特に複雑な準備は要りません。普段の私服で水筒や財布だけを持ってでかけてもいいのです。特に初心者の頃はとりあえず近場の山を公園の散歩の延長のように歩いてみるのがいいでしょう。
海(釣り・マリンスポーツなど)
夏なら海もおすすめです。釣りの道具があれば釣りもできますし、体力に自信があればマリンスポーツもいいでしょう。サーフィンやボディボードなどの教室に行けば、初心者でも楽しめるように上手に教えてくれます。また、免許があればジェットスキーなどをレンタルするのもいいでしょう。人間はもともと海の生き物ですから、海に触れることは心身の健康にもいいと言われます。
リラックスして健康になろう!美容・リラクゼーション編
一人で過ごす時間のほとんどは休日ですが、やはり休日には仕事で溜まった疲れを取りたいもの。リラックスして疲れを取り除き、万全の状態でまた仕事に臨めるようにしましょう。ここでは一人の時間にリラックスするための、美容・リラクゼーション系のスポットをまとめます。
マッサージ店
社会人の方が一番多く利用するリラクゼーション系の店舗はマッサージ店でしょう。肩のコリなどをほぐす一般的なマッサージから、タイ式・インド式などそれぞれの個性を追求したマッサージ店もあります。
スーパー銭湯
スーパー銭湯も一人の時間にリフレッシュしやすい場所です。自宅では楽しめない泡風呂や薬湯なども楽しむことができます。また、スーパー銭湯の中にはローカルアイドルのライブなどイベントを多く開催している所もあります。普通のライブイベントなどは一人で参加しにくいという人でも、スーパー銭湯のイベントなら気軽に観覧できるでしょう。
スーパー銭湯よりも本格的な温泉を楽しみたい場合には、近場の温泉街などに行くのもありです。途中のドライブもいい気分転換になりますし、湯治の効果で健康状態が改善されることもあるでしょう。
ネイルサロン
女性ならネイルサロンも一人で楽しめる場所の一つです。ネイルによって爪が綺麗になるだけでなく、おしゃれなサロンの空気に触れることで美的感覚が養われるメリットもあります。ネイルの技術は年々進化しているため、現代では安い価格でもおしゃれなネイルをできるようになりました。まだネイルサロンに行ったことがない女性も、一人の時間に自分を磨く方法の一つにしてみるといいでしょう。
エステサロン
エステサロンも一人の時間に自分磨きができる場所の一つです。男性でエステサロンに通う人も年々増えています。それに伴ってメンズエステの店舗数も増えていますし、サービスの内容やコストパフォーマンスも向上しています。
エステサロンの施術は美肌や痩身だけでなく脱毛もできます。脱毛専門のサロンに通うのもいいですし、脱毛のサービスを提供しているエステサロンに通うのもいいでしょう。特に男性で髭や体毛の脱毛をする人は年々増えています。脱毛も含めて外見に関して磨きたい部分がある人は、一人の時間にエステサロンに通うのもいいでしょう。
ヘッドスパ専門店
美容院や理容室は髪が伸びていないと行きづらいもの。ヘッドスパだけで利用することもできますが、そうしたお客さんは少ないので何となく抵抗があるという人も多いでしょう。その点、ヘッドスパ専門店だったらヘッドスパだけで利用できます。一人の時間に頭皮を気持ちよくしたいと思った時などにおすすめです。
ヘッドスパ専門店では、高級なヘアサロンを上回るトリートメントを味わうことができます。通常のシャンプーでは取れない毛穴の奥に詰まった汚れを徹底清掃してくれるのが便利です。頭皮や毛髪を健康にしたい人で近所にヘッドスパ専門店がある人は、一度試しに利用してみるといいでしょう。
接骨院・整骨院
接骨院や整骨院というと、脱臼や打撲などのケガをした時に通う場所というイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、マッサージのように日常生活の健康を促進するために通ってもいいのです。そのようなメニューを提供する接骨院・整骨院は年々増えています。
姿勢を美しくする施術やプログラム、表情筋を鍛えるメニューなど内容も豊富です。アンチエイジングに取り組んでいる人は、自分の美容と健康のレベルをより高くするために、接骨院や整骨院を利用するのもいいでしょう。
自分の世界を広げよう!趣味編
趣味が増えると、一人でも楽しめる場所が増えます。趣味によっては自宅がそのまま、一人でも楽しい場所になるものです。ここでは新たな趣味の獲得につながる場所で、一人でも出かけられる所を紹介します。
街歩き(散歩・写真撮影・人間&ビジネス観察)
街をぶらぶらと歩くのも一人の時間の楽しい過ごし方です。散歩自体が健康にいいですし、スマホやコンパクトデジカメで綺麗な建物などを撮影するのもいいでしょう。最近のスマホはデジカメとまったく遜色ないほど高画質です。スマホを片手に何気なく風景を撮っていくだけでも、写真撮影のスキルはどんどん上達していくでしょう。
歩きながら人間観察をする、店舗などを見ながらいろんなビジネスを観察するなども面白いものです。人間観察はファッションや立ち居振る舞いを磨くことにつながりますし、ビジネスの観察は自分の本業にもつながるでしょう。経済のニュースやビジネス書などの内容も、街の様子を観察する習慣があるとより頭に入りやすくなるものです。
地域ごとの個性が見つかるのも街歩きの楽しみと言えます。たとえば同じ東京都内でも渋谷や表参道、新宿やお台場などはそれぞれ街の風景も集まる人の層も異なっているでしょう。そのような地理に関する面白さを発見できる点でも、街歩きはおすすめの趣味です。
鉄道一人旅(ローカル線など)
鉄道マニアの人はもちろん、マニアでなくても鉄道の一人旅は面白いものです。特に山奥や海沿いなどのローカル線は、その電車自体が観光地と言えます。日常を遠く離れた自然の多い場所でローカル線にゆったり揺られていると、ストレスも消えていくでしょう。
ボランティア活動
ボランティア活動は一人でも参加できるものが多くあります。ネットで探してもいいですし、街の広報誌などを見て応募してもいいでしょう。近場で自分に合いそうな活動がなければ、あえて近隣の自治体など遠くに行ってみるのも手です。
ボランティア活動をしながら、自分が本業で働く意味をあらためて見つめ直すこともできるでしょう。仕事観だけでなく人生観を変えるできごとに遭遇する可能性もあります。普段出会わない人との出会いも多くあるのもメリットです。気になるボランティアの分野が前々からある人などは、一人の時間に一度挑戦してみるといいでしょう。
カルチャースクール
カルチャースクールに参加する人の大部分が最初は一人で参加しています。そのため、一人で通うこともまったく問題ありません。内容はダンスやエアロビクスなどのスポーツ系から、生花や茶道などの文化系までさまざまです。何でも自分が前々からやりたいと思っていたことをやるといいでしょう。
野球場(観戦)
野球場の観戦は一人で来る人も多くいます。男性ならまったく普通です。女性でも応援するチームのユニフォームなどを着て応援団の近くにいけば、完全に溶け込むことができます。応援で声を出すのが恥ずかしいという人でも、飲食をしながら野球場の雰囲気を楽しめます。座席で応援するだけでなく、通路を一通り歩いて球場全体の景色を楽しむのも面白いでしょう。
サッカー場(観戦)
サッカーの観戦も野球と同様一人でもできます。特に応援で盛り上がりたい人は、応援するチームのユニフォームやグッズで全身を固めていくといいでしょう。サッカーのサポーターの結束は強いので、それだけで初めての人たちとも一緒に盛り上がれます。スポーツバーで応援しながら飲むお酒も美味しいですが、スタジアムで飲むお酒はまた一味違うものです。
ライブハウス
音楽ライブも意外と一人で楽しめるものです。特に座席がないオールスタンディングのライブは一人でも楽しみやすいでしょう。一度会場に入ったら一人か友達がいるかなど、誰もわからなくなるからです。熱烈なファンが多く、ライブのボルテージが高いことで評判のあるアーティストを選ぶといいでしょう。もちろん、自分が好きなアーティストがいればどんなジャンルやスタイルでもかまいません。盛り上がるライブは観客の運動量も多く、大部分の人が汗だくになります。楽しんで運動ができるという点でもメリットがあるでしょう。
行ったことがない場所に行きたい!ユニーク編
一人でも楽しい場所でメジャーな所は大体行ったという人もいるはずです。そのような人はどこかユニークな場所、変わった場所を知りたいものでしょう。そのような人のために、一人でも楽しい場所でユニークなスポットをまとめます。
裁判所(傍聴)
裁判の傍聴は申し込めば一般人でもできます。人気の高い裁判は抽選になりますが、定員に達しなければ抽選なしで傍聴できる仕組みです。裁判の傍聴は意外と奥が深いもので『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』という大ヒット作もあります。
この作品は裁判の傍聴から見える人間模様を題材にしたエッセイが原作です。エッセイが漫画化され、さらにドラマや映画になりました。特に裁判の内容によっては、良くも悪くも通常では絶対に会えないような人を法定で見ることになります。「こんな人生があるのか」と驚くことが多いでしょう。
被告の無実の可能性は当然考慮すべきですが、誰が見ても明らかに被告に非があると感じられる裁判は多くあります。そのような被告を見ることは、自分の人生を見直すいいきっかけになるでしょう。「こんな悪事を働いてまで一体何を手に入れようとしたのだろう」と思いつつ「自分も大なり小なり似たようなところはないだろうか」と自省することができます。人によってはお寺に通って仏道修行をするような効果もあるでしょう。
撮影会(モデル・自然など)
フォトスタジオやモデル事務所などが主催する撮影会も、一人で参加できるイベントです。イベントによっては、一眼レフなしでコンパクトデジカメを持って参加する方もいます。また、イベントによっては人数限定で一眼レフを借りることも可能です。撮影する対象はモデルさんのこともあれば、野鳥などの自然を撮影することもあります。ほとんどのイベントが初心者のおひとり様の参加も歓迎しているので、気軽に挑戦してみるといいでしょう。
猫カフェ
猫カフェは、行ったことがない人の想像以上にさまざまな使い方ができます。普通に飲食をしたり友達とおしゃべりに行くのはもちろん、パソコンを持ち込んで仕事をしたり、勉強をしたりすることもできます。漫画喫茶のように豊富なマンガや雑誌を揃えている猫カフェもあります。猫と遊ぶことももちろんOKで、数量限定でおやつをあげることも可能です。
孤独は人間の寿命を縮めるという統計はいくつか見られます。一方で、人間関係が少なくても動植物と関わっている人は寿命が長くなるという統計も見られます。何となく寂しさを感じている人は、猫カフェに遊びに行ってみるのもいいでしょう。
メイドカフェ
メイドカフェも一人で行きやすい場所です。ほとんどのお客さんは一人で来店しています。いわゆるオタクの男性が行くイメージがあるかもしれませんが、店舗によっては万人向けになっています。特に一部の外国人観光客にとって、重要な観光スポットだからです。外国人によっては東京スカイツリー・東京タワーなどよりも興味を持っている場合もあります。日本に観光に来た外国人かが行きたがるスポットでもあるからです。
メイドカフェのバリエーションの一つで「アニソンバー」というものもあります。基本はカラオケバーで、歌う曲がアニメソング・映画やドラマの主題歌・ボーカロイド曲などに限定されています。これらの曲が好きな人には、メイドカフェに興味がなくても音楽を純粋に楽しめる場所となるでしょう。メイドさんが手拍子や合いの手を入れてくれのるも楽しいポイントです。曲によってはメイドさんとデュエットもできるので、誰かとデュエットで歌いたい気分の時にもいいでしょう。
まとめ
一人でも楽しい場所は予想外に多くあります。また、その人の趣味や人生観、あるいは体力次第で楽しめる場所はさらに増えるでしょう。哲学者のショーペンハウアーも「喜びのために外部の力を必要とせず、自分の中からのみ喜びを生み出せる人が最も幸せである」という内容を、さまざまな名言や文章で語っています。一人で楽しい場所を多く開拓することは、そうした哲学にも通じるでしょう。
おひとり様生活の上級者の中には「むしろ一人で行きにくい場所に行きたい」という人もいるかもしれません。そのような人にはまず「遊園地」がおすすめです。マイナビニュースが2012年5月に会員998人に取ったアンケートで、一人で行けないスポットの1位に遊園地が入っています。
2位は焼肉店で3位がバイキング、4位が同率で居酒屋とカラオケです。バイキングまでは20%以上の人が「一人で行けない」と答えています。一方、4位の居酒屋とカラオケは13.3%なので、逆に言えば86.7%の人が一人で行っても問題ないと考えているわけです。
このアンケートを見ても「国内のほとんどの場所は一人で行っても恥ずかしくない」と、多くの人が思っていることがわかります。店舗や場所の雰囲気にもよりますが、実際に一人で行ってみると抵抗がないというケースは多いでしょう。一人の時間を有意義に過ごすため、この記事で紹介した内容を参考にしていただけたらと思います。