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オウサマ、花道堂々 下田で水仙まつり開幕

◆水族館のペンギン出張

スイセンが咲く遊歩道をパレードするペンギン=下田市須崎の爪木崎水仙園で

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 下田市須崎の爪木崎水仙園で二十日、恒例の水仙まつりが開幕した。来年二月十日までさまざまな催しが繰り広げられる。開幕を記念し、市内の下田海中水族館のオウサマペンギンが出張パレードし、開幕に花を添えた。

 市観光協会主催で今年で五十二回目。同園は相模灘を望む須崎半島先端に位置し、海岸一帯の十万平方メートルに三百万本のニホンスイセンが群生している。遊歩道が整備され、爪木埼灯台まで海や空の絶景を眺めながら散策できる。観光協会によると、今年は比較的温暖な気候が続いたため、平年よりも花の生育が早く現在は三分咲き程度。見頃は来年一月上旬の見込み。

 開幕式で、観光協会の山田孝志会長は「花の咲き具合は良好。多くの人をおもてなしの気持ちで迎えたい」とあいさつ。テープカットの後、体長九〇センチの雌雄のペンギン二羽が先導して、市内の浜崎小学校の一年生十八人とともに遊歩道をパレードした。観光客らは、黄色の花柱に白い花びらのスイセンとペンギンの共演をカメラに収めるなどして満喫していた。

 期間中の一月七、十四、二十一日は午前十時から、郷土料理の池之段煮味噌(いけんだにみそ)鍋を先着二百人に無料で振る舞う。問い合わせは市観光協会=電0558(22)1531=へ。

(中谷秀樹)

 

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