挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1587/1587

1587話

 レイ達のいる森から、少し離れた場所。
 そこには、天幕が用意され、二十人近くの兵士達の姿があった。
 森にいれば木々によって和らげられる真夏の太陽の日差しを多少なりとも防ぐ為の天幕だったが、その天幕は非常に綺麗で……それこそ、これまで実戦で使われたことは殆どないのではないかと思わせるものがある。
 そんな天幕の下で、一人の男が苛立たしげに叫ぶ。

「ええいっ、報告はどうした! 既に兵士達が森に入ってから、三時間は経っているぞ! なのに、何故まだ報告の一つもない!」

 そう叫ぶのは、体重百kgを下回ることはないだろう体格をした、太った男。
 鼻の下に髭が生えているが、頬を弛ませている丸い顔のせいか、威厳というものはない。
 ……いや、それ以前に全身から弛んだ雰囲気とでも呼ぶべきものがあり、それが余計に威厳というものを感じさせないでいた。

「ラジャラス様、所詮平民共です。森の中で手こずっているのではないでしょうか」

 太った男……ラジャラスと呼ばれた男の周囲にいる男の一人が、自分は優れているという優越感を滲ませつつ、そう告げる。
 すると他にも数人いる男達が、それに同意するように頷く。
 ……そんなラジャラスと取り巻き達を、天幕の外で警護に当たっている兵士達は苛立たしげな思いを抱きつつ、それを表情に出さないようにして聞き流す。
 本来であれば、ラジャラスを守るのなら天幕の中で守ればいい。
 だが、レーブルリナ国の貴族のラジャラスにとって、平民とはゴミに等しい存在でしかない。
 そんなゴミが自分と同じ天幕の中にいるのは、絶対に許されるべきことではなかった。
 そのような態度を、自分の中だけで現すのであればまだしも、如実に態度に出るような真似をしているのだ。
 当然のように、周囲に配置されている護衛の兵士達は面白い訳がない。
 ましてや、ここに配置されている護衛の兵士達はいずれもが訓練の中でも際だった成績を上げている、腕の立つ者達だ。
 勿論部隊を指揮する隊長の護衛なのだから、腕の立つ者が配置されるというのは兵士達も納得出来る。納得出来るのだが……それでも自分達を指揮するのが、目の前にいるような人物であれば納得出来る筈もない。

(このオークが俺達の指揮官だぁ? ふざけるなってんだ。そもそも、部隊を指揮する立場にある奴が、何でああも太ってるんだよ)

 護衛の兵士の一人が、苛立ちを我慢することも出来ずに喚き散らすラジャラスを見ながら、苛立たしく思う。
 自分の中にある苛立ちが表情に出ないようにする為には、相応の苦労がある。

「そもそも、何でこんなに暑い場所で俺が待たなきゃなんねえんだ!」
「それは、やはりこの部隊を指揮するにはラジャラス様の力が必要になるからですよ」
「そうそう、この兵士達は所詮頭の悪い平民です。貴族たる我らが……ラジャラス様が指揮してやらねば、何をどうすることか」

 取り巻きにそう言われ、多少なりとも自尊心が満足したのだろう。
 ラジャラスは数秒前に浮かべていた苛立たしげな表情を、若干ではあるが緩める。
 ……当然そんな会話が聞こえていた兵士達の方は、面白くはないのだが。
 しかし、ラジャラスは貴族だ。……それも、悪い意味で貴族らしい貴族。
 もしここでラジャラスに不愉快な思いをさせれば、どのような報復が来るかは分からない。
 所詮レーブルリナ国という小国の貴族……それも爵位で言えば下から数えた方が早い子爵でしかないのだが、それだけにラジャラスは自分の貴族らしさに固執しており、それが理由で今まで色々な騒動を巻き起こしてきた。
 兵士達の中には、ラジャラスによって軍を辞めざるをえなくなった者もいる。
 それだけに、どれだけ苛立ちがあるからといってラジャラスに逆らうような真似をするのは絶対にやってはいけないことだった。

(腐れ貴族が。流れ矢でも飛んできて死なねえかな)

 兵士の一人がそう思った瞬間、森の中から走り出てきた人影に気が付く。
 一瞬敵かと思った兵士だったが、その兵士が見覚えのありう人物であるということを理解し、安堵の息を吐く。
 森の中から出てきた兵士に気が付いたのは、貴族に内心で悪態をついていた兵士だけではない。
 他の護衛の兵士達も、当然のようにそのことに気が付く。
 そして兵士達が気が付いてから数十秒……森から現れた兵士が天幕の近くまでやってきたことにより、ようやくラジャラスやその取り巻き達はその兵士に気が付く。

「うん? お前は何だ? 誰の許しを貰ってここに顔を出して……」
「お待ちを、ラジャラス様」

 兵士の顔を見て不愉快そうに呟くラジャラスだったが、取り巻きがそれに待ったを掛ける。
 取り巻きとしても、ラジャラスの不満を買いたくはなかった。
 だが、森から戻ってきたということは、何らかの情報を……それこそ任務を完了したという報告を持ってきたのではないかと、そう思ったからだ。
 そのような報告を持ってきた兵士を斬り捨てるような真似をすれば、後々色々と不味いことになるのは明白だった。
 勿論ラジャラスの取り巻きとして、平民に情けを掛けるといった真似をするつもりはなかったが、特に何の理由もなく兵士を処罰すれば、後々問題になるのは明らかなのだ。

「何だ?」
「この者は、恐らく任務を完了したという報告を持ってきたのではないかと。ラジャラス様の指揮で行われた以上、最初にその報告をするのはラジャラス様になります。その為、この平民も自分の身の程をわきまえ、こうして走ってきたのではないかと」
「そうですとも、さすがラジャラス様。指揮もお見事です。そこにいるだけで、兵士達のやる気も違ってきますな」

 取り巻き達の言葉に、ラジャラスは激しく息を切らしている兵士を見る。
 そこにあるのは、数秒前とは違って満足そうな色だ。

(馬鹿が)

 そんなラジャラスと取り巻き達を見て、先程まで内心で不満を口にしていた兵士が、再びその不満を露わにする。
 当然だろう。もし本当に森の中にいた敵を殲滅してやってきたのであれば、兵士の表情が青ざめ、恐怖に引き攣っていたりする筈がない。
 であれば、間違いなく何かがあったのだ。
 それも、数百人という兵士を向かわせたにも関わらず、どうにもならない何かが。
 嫌な、非常に嫌な予感を覚えながら、護衛の兵士は息を切らせている兵士の様子を見る。

「はぁ、はぁ、はぁ……」
「ええい、いつまでそうしている! 早く何があったのか報告しろ! 勿論、俺にとっていい報告なのは間違いないんだろうな!」

 兵士の様子に我慢出来なくなったラジャラスは、苛立ちも露わに叫ぶ。
 そんなラジャラスの言葉に反応した訳ではないだろうが、それでもある程度息切れが収まってきた兵士が口を開く。

「森に入った味方……ぜ、全滅です!」

 しん、と。
 その兵士の口から出た言葉に、誰もが何を言っているのか意味が分からないと、沈黙を守る。
 どこからか聞こえてくる、鳥の鳴き声。
 先程からラジャラスに対して苛立ちを見せていた護衛の兵士も、何を言われたのか理解出来なかった。
 敵の殲滅は成功したが、被害が大きい。
 もしくは、敵が強くて苦戦している。
 そのような報告であれば、護衛の兵士も納得出来ただろう。
 だが……兵士が持ってきた報告は、味方の全滅。
 とてもではないが、まともに受け取ることは出来なかった。

「い、いや、もしかしたらまだ生きてる人はいるかもしれません。ですが、あいつに……あの男に……ああ……ああああああああああああああああっ!」

 何かを喋ろうとした瞬間、兵士はまともに言葉を口に出来なくなる。
 それこそ、必死に押し込められていた恐怖が、その歯止めを失ったかの如く。

(何だ? 何があった?)

 護衛の兵士は、急に叫びだした兵士の様子を見ながら、混乱する。
 何がどうなれば、こうなるのか。
 それが全く理解出来なかったからだ。
 そして理解出来ないのは、他の者も同様。
 いや、自分の思い通りにならないことがら、ラジャラスにとっては一番許せなかった。

「ええいっ、叫ぶな! 無様に叫んでないで、何があったのか、早く説明しろ! この役立たずが!」

 恐怖に叫んでいる兵士をに向かい、取り巻きの一人が持っていた長剣を奪い取り、兵士に向かって振り下ろす。
 勿論ラジャラスも兵士を殺すといったつもりはない。
 長剣は鞘に収まっており、鈍器としてはともかく長剣としては使えないのだから。
 肉を叩く鈍い音が周囲に響く。
 だが……その程度では、兵士は我に返らない。いや、返れない。
 それだけ兵士が見た光景は、圧倒的だったのだろう。
 デスサイズと黄昏の槍を手に、血の中を舞うレイ。
 その光景は、兵士とって畏怖と恐怖の象徴でしかなかったのだろう。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 頭を掻き毟る兵士に、ラジャラスは幾度となく長剣の収まった鞘を振り下ろす。

「ラジャラス様、その辺りで! 今ここで殺してしまっては、何の情報も得ることが出来ません!」

 このままでは本気で兵士を殺してしまう。
 そう判断した取り巻きが、慌ててラジャラスを制止する。
 平民の兵士が一人死んだところで、何の問題もないのはラジャラスだけではなくその取り巻きにとっても同様だった。
 だが、もしここでこの兵士を殺してしまえば、森の中で何か起きたのかという情報は何一つ得られなくなる。
 それは不味い……という程度に、取り巻きは現状を理解していた。

「ぬぅ……だが、この者は自分に与えられた役割すら、満足にこなせなかったのだぞ。であれば、仕置きは必要だろう」

 ラジャラスの言葉には、不満があった。
 目の前の兵士に対する仕置きもそうだが、何より今もうるさく喚いているのが気に食わず、そのような相手を叩きのめすことに快感を感じていたというのもある。
 だが……ラジャラスは、相手の状態をしっかりと確認してからそのような真似をすべきだった。
 半ば狂ってしまって喚いている兵士に攻撃をするということが、どのような意味を理解していないままで行動すべきではなかったのだ。
 狂っているということは、既に兵士は常識というものを完全に忘れてしまっている。
 ……そう。普段であれば、攻撃をしても相手が貴族であれば……ラジャラスであれば、絶対に反撃出来ない相手だというのを分かっているだろう。
 だが、常識がなくなっている今の兵士であれば、自分に攻撃してきた相手に対して反撃に出てもおかしくはない。

「ああああああああああああああああああああっ!」
「ええい、うる……」

 うるさい、と。
 そう叫びながら再び鞘に入った長剣で兵士を叩き付けようと思ったラジャラスだったが、次の瞬間には強い衝撃を受ける。

「ぐべぇ……」

 本人は、何が起きたのか全く分からなかった。
 それこそ、気が付けば顔が地面についていた……つまり、倒れていたのだ。
 何が、と首を傾げながら起き上がろうとし、その瞬間頬に痛みが走る。

「ぐっ!」

 痛い、と。
 普段の生活により肉が余り、垂れている頬に手を伸ばす。
 すると、次の瞬間には再び痛みが……激しい痛みがラジャラスを襲う。

「痛っ、何だ? 何が……」

 そうして腹の肉に邪魔されながらも何とか起き上がったラジャラスが目にしたのは、護衛の兵士達によって取り押さえられている兵士の姿。
 先程までと同様、激しく喚き散らしている。
 ようやく起き上がったラジャラスを見て、何が起きたのか分からずに呆然としていた取り巻き達も我に返る。

「ラジャラス様、大丈夫ですか!」
「おのれ、平民風情が貴族に手を上げるなど、何を考えている!」
「殺せ、殺すのだ!」

 そんな風に喚いている取り巻き達の様子を見て、ラジャラスはようやく何が起きたのかを理解する。
 今、自分はあの兵士に……平民如きに殴られ、吹き飛ばされ、地面を舐めることになったのだと。
 それを理解した瞬間、急激に頭に血が上ってくる。
 平民風情が、と。
 苛立ちに頭がどうにかなりそうになりながらも、ラジャラスは周囲を見回す。
 そうして目に入ったのは、精緻な飾りを施された鞘と、そこから抜けて刃をあらわにした長剣。
 その長剣を見た瞬間、我を忘れて朝見に手を伸ばす。

「貴様……殺す!」

 殺気……と呼ぶには稚拙なものだったが、それでも本人はそんなことを全く気にした様子はなく、長剣を手に護衛の兵士に取り押さえられている兵士に向かって歩き出す。
 その姿に、取り巻きの一人が気が付いたのだろう。慌てたように叫ぶ。

「ラジャラス様! 今は事情を聞く為に……ぐべっ!」
「うるさい。俺の前に立つな!」

 取り巻きにの腹を突き刺した長剣を引き抜き、叫ぶラジャラス。
 だが……次の瞬間、森の中から飛んできた何かが、ラジャラスの長剣を持っている右手を吹き飛ばすのだった。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全125部分)
  • 31958 user
  • 最終掲載日:2017/11/28 11:51
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全251部分)
  • 24141 user
  • 最終掲載日:2017/12/19 00:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 32961 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全208部分)
  • 24152 user
  • 最終掲載日:2017/12/15 20:53
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 35703 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

◆カドカワBOOKSより、書籍版11巻、コミカライズ版5巻発売中! アニメ放送は2018年1月予定です。 ※書籍版とWEB版は順番や内容が異なる箇所があります。//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全558部分)
  • 38792 user
  • 最終掲載日:2017/12/17 18:00
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全254部分)
  • 23740 user
  • 最終掲載日:2017/12/15 12:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 27031 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全386部分)
  • 32452 user
  • 最終掲載日:2017/12/20 12:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全823部分)
  • 31340 user
  • 最終掲載日:2017/12/14 00:00
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1745部分)
  • 29326 user
  • 最終掲載日:2017/12/21 12:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 31274 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全395部分)
  • 34794 user
  • 最終掲載日:2017/12/19 22:41
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1328部分)
  • 29924 user
  • 最終掲載日:2017/12/21 00:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 24382 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 29073 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、当面は三週ごとの更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全226部分)
  • 26428 user
  • 最終掲載日:2017/12/16 07:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全487部分)
  • 26133 user
  • 最終掲載日:2017/12/20 18:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全855部分)
  • 24652 user
  • 最終掲載日:2017/12/19 10:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全177部分)
  • 28624 user
  • 最終掲載日:2017/11/29 00:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全191部分)
  • 25773 user
  • 最終掲載日:2017/12/11 21:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全293部分)
  • 38940 user
  • 最終掲載日:2017/12/16 18:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全458部分)
  • 25200 user
  • 最終掲載日:2017/12/17 09:24
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全134部分)
  • 24632 user
  • 最終掲載日:2017/12/17 22:54
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全238部分)
  • 24456 user
  • 最終掲載日:2017/12/18 18:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全532部分)
  • 27968 user
  • 最終掲載日:2017/12/17 23:39
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全114部分)
  • 25526 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 15:19
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全185部分)
  • 28589 user
  • 最終掲載日:2017/12/20 00:00