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元電通マン岸勇希のセクハラについて、本当はどうすれば良かったのか

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はあちゅうのセクハラ告発大炎上まとめ - Hagex-day info

 

この話題ももって後3日ってとこですかな。

日本版Metooと期待されたけど、同じ流れではもはや支持は得られまい。

 

セクハラ・パワハラで苦しんでいる人々は多かろうが、残念ながらしばらく今まで通りの平常運転ジャパンで生活するしかない。

 

だが時間が戻るなら?どうすれば成功に導けたか。

 

本家Metooの始まりは、偶発的だ。一人のジャーナリストが映画プロデューサーのワインスタインを疑ったことから調査し、彼のスキャンダルを暴いたことから始まっている。

その記事の10日後、どんどん暴露が始まり、女優のアリッサ・ミラノがMetooタグに同じような被害を書き込むように呼びかけたことで一大ムーブメントとなった。そこからハリウッドを巻き込み連鎖的に議員など地位の高い人々が失脚していった。

 

日本の場合は、先鞭をつけつつあったのは伊藤詩織氏のレイプ問題だった。ジャーナリストが性被害を訴えるということはセンセーショナルであったが、仕事をもらおうとしていたんじゃないかと疑いをかけれ中傷が先んじたし、結局疑惑をかけられた山口敬之氏は不起訴となって沈下した感もある。

 

個人的には相手が悪かったようにも思う。総理大臣と仲の良いジャーナリストと言うのは非常に難しい。

 

日本でMetooムーブメントは起こらないのでは?と思われた先のBuzzFeedはあちゅうの記事が出たわけで、問題に切り込んでほしい界隈は一気に燃え上がったが結果はご存知の通りである。

 

どうすれば社会問題になったのだろうか。

 

1.告発だけに専念すべき

発言は告発関係や人権配慮のみであれば、みなが真摯に耳を傾けるが、誰かを嘲笑したり何らかの宣伝を行えば売名ととられられる。しばらくはそこに専念するというのが肝心なのではないか。

 

2.プロデューサーは裏方に回るべき

ぶっちゃけ周りの人が我が物顔で出てきて自己主張し始めて破綻したよね、ってとこはあきらかだ。はあちゅう氏が告発者兼任プロデューサーみたいなところがあって、おまけに告発演出に関しては下手くそもいいとこで、世間を味方につけることができなかったことが完全に敗因だし、なんだったヘイト集めて流れを潰した上で、後発の芽もぶっ潰した感もある。告発を演出するにしても告発者以外は目立たないほうがいいよね。告発者の告発以外の宣伝も控えたほうがいいいよね。

 

3.訴訟を起こす(できれば集団で)

私怨で叩くだけではない、と証明するためには被害者を集めて個人だけでなく電通に対しても訴訟を起こすべきだった。会社の責任を問えば「社会的意義」を法的にも問えた。時間はかかっても正当性は抜群である。なんだったらファーストペンギンたるはあちゅうはすぐに引っ込んで、もっと弱い立場の人を表に出したほうが同情をもらいやすいとは思う。

 

4.被害者仲間を巻き込みやすい環境を作る

一人の被害者が孤軍奮闘するよりも。複数の被害者に話をつけることの方が効果的だ。その意味で電通被害者仲間で集団訴訟すれば相当なインパクトがあっただろうに、被害者中心に物事を進めなかったweb広告屋たちが随分足引っ張ったよね。

 

Metooだって最初はハリウッドで、次第に波及していった成り行きがあるわけで、最初は電通初め広告業界ぶっ倒す勢いで良かったように思う。

 

まとめ

Metooはアメリカの男女平等で女性が主張できるという神話を崩したが、それは偶然の産物だっただろう。もし日本で意図的にそれを起こしたいなら、慎重かつクレバーな旗振り役が必要だと思う。私怨だけでも主張だけでもない、熱いマインドが必要なんじゃないか。後きちっと言ったもん勝ちにならないように加害者を捜査させるぐらいの根拠が必要だと思う。