日本の取引所は厳しい戦いになるんじゃないかな……。
世界最大の取引所に。
まだそんなに知られてませんが、Binanceってすごいんですよこれ。中国拠点の仮想通貨取引所です。
先日は世界最大の取引高を記録。ここでしかトレードできない銘柄も多いので、グイグイ人気を高めているようです。
というわけで、Binanceの強みを整理していきたいと思います。
圧倒的な銘柄数。
なんといっても、Binanceの強みは品揃え。日本の取引所ではありえない種類の銘柄が上場しています。
その数は……記事執筆時点でおそらく80種類ほど。すごい勢いで増えています。最近まで50種類もなかったような……。
それもそのはず。よくよくアナウンスを見ると、一週間に6銘柄増えてますw 1ヶ月で20種類くらい増えているのはそういうことだったのか……。
日本ではcoincheckが品揃えでは最大手ですが、わずか13種類……。そのうち10倍差になるでしょう。
なぜこんなに差が出るかというと、Binanceは日本円でトレードできない海外取引所なので、金融庁の銘柄審査(通称「ホワイトリスト」)の対象外なんです。
日本円は使えませんが、ビットコインやイーサリアムを送金すれば ごく普通にトレードできます。
ZaifあたりでBTCかETHを買って、Binanceに送り込めばOK。特に不都合はありません。
Binanceは日本語化もしており、日本にもオフィスを持っています。日本人が普通に使う分には、特に違和感はないはず。
いやー……ぶっちゃけこれ、勝ち目ない戦いのように思えてきます。だって、品揃え多いほうがよくないですか?後述しますが、Binanceは手数料も安いですし。
日本の金融庁管轄下の取引所と比較すると、「田舎の八百屋」と「大規模ショッピングモール」くらいの違いがあるように感じます。やや無理ゲー。
この圧倒的な銘柄数の差をどうカバーしていくのか、日本の取引所は試されますね……。
手数料が安い!
銘柄が圧倒的に多いだけでなく、Binanceは手数料も有利。
Binance公式の「BNBトークン」を使うと、実質0.05%で取引ができるようになります。スイッチONにするだけ。
1万円のトレードにかかる手数料は、わずか5円。しかもすべての通貨ペアで手数料は共通。すごいことですね……。
日本ではZaifがけっこう頑張ってますが、それでも0.1%〜0.3%ですからねぇ。maker/takerの違いもわかりにくいです。
ちなみにBTCに関してはマイナス手数料があるので、実はZaifのが有利だったりします。JPYをビットコインに買えるときはZaifがおすすめです。
通貨ペアが多い!
これあんまり気づかれないメリットですが、BinanceはBTC以外の通貨ペアが充実しているんです。
ビットコインは最近とにかく手数料が高くて、しかも送金に時間がかかります。
Binanceにビットコインを送っても、なかなか反映されない上に、手数料で目減りするんですよね……。
そういうときに使えるのがBTC以外の通貨ペア。イーサリアム(ETH)ペアならビットコインより送金も早く、手数料も割安です。
最近のビットコイン渋滞の状況を考えると、こういう感じでトレードするのがよさそうですね。
ただし、銘柄によってはBTC建てのトレードしか用意していない場合もあります。
そういうときはBTC送るしかないので、トレードする前によく確認しておきましょう。
フォークコインの付与も早い。
Binanceは分裂(フォーク)コインの付与もいち早く行ってくれます。
直近でもビットコインの分裂である「BCX」「Super Bitcoin」が付与されてます。日本では見向きもされてないコインですが……w
フォークコインは無価値になっていくと思われますが、まぁ、もらえるものはもらっておきたいですよね。
ビットコイン預けるだけで増えていくので、まぁ、ここらへんもBinanceは賢いです。
キャンペーン連発!
Binanceは様々なキャンペーンをバシバシ開催しています。常に何らかのキャンペーンが走ってますね。
うお、トレード頑張るとマセラティもらえるそうですよw ヤバいですねw
なんせ世界レベルの殴り合いなので上位を取るのはほぼ不可能ですが、資産がある人ならいけるかも……w ヘビーユーザーになったらいいことあるかもですね。
ICOプラットフォームも!
BinanceはICOプラットフォーム「Launchpad」も持っています。
一回これ中国政府に規制食らって閉じてるんですよね。最近合法的なかたちで復活したようです。
ざっくりいうと「有望なICOに優先的に投資できるチャンスが得られる」という感じになっているようです。現在掲載されているプロジェクトは瞬殺でした……。
これらのICOトークンはもちろんBinanceに速攻で上場します。これは想像ですが、Binanceは発行されたトークンの一部を手数料として徴収しているはず。
- BinanceでICOを実施。トークンがめっちゃ売れてプロジェクトメンバーハッピー。
- 有望なトークンを手数料としてゲットできてBinanceハッピー。
- 世界最大級のBinanceに上場して価値が上がれば(少なくとも短期的には)購入者もハッピー!!
この構図になってるんじゃないかなぁ。Binanceハンパないっすね……。
勝てるのだろうか……。
まとめるとこんな感じ。
- 圧倒的な銘柄数
- シンプルで格安な手数料
- 充実の通貨ペア(BTC混雑してもOK!)
- 豪華なキャンペーン
- 有望なICOトークンへの投資機会
…………うーん!! これ日本の取引所勝てないんじゃないかな……。
Binance、2018年は世界的な巨人になっていく予感がします。
現物取引では、シェア30%くらい取っていっても不思議ではないレベル。クラウドマイニングとかもやるんだろうなぁ。
そう考えると、BinanceのBNBトークンに投資するのはありかもですね〜。
Binanceとしても価格上昇させるインセンティブがあるわけですし。実はぼくもちょっと持ってます。
日本の取引所ではないので、本人確認なしでトレードできます。
また使ったことがない方は、サクッと登録して触ってみてください。やっぱり圧倒的です……。
使い方の解説も書いてます。合わせてどうぞ。
関連記事:手数料が安い!Binance(バイナンス)の使い方を解説。