2人の死刑執行…一家4人殺害の元少年も
読売新聞 / 2017年12月19日 11時47分
法務省は19日、千葉県市川市で1992年に会社役員一家4人を殺害するなどした関
関死刑囚は3回目、松井死刑囚は4回目の再審請求中だった。死刑の執行は7月13日以来で、2012年以降の安倍政権下では12度目(計21人)。犯行時に少年だった死刑囚に対する刑の執行は、連続射殺事件で1997年に刑が執行された永山則夫死刑囚(犯行時19歳)以来。
同省によると、これにより、執行されていない収容中の死刑確定者は122人となった。
確定判決によると、関死刑囚は92年3月、市川市内の会社役員(当時42歳)の自宅に押し入り、役員の母(同83歳)を電気コードで絞殺。その後、帰宅した会社役員と妻(同36歳)を包丁で刺殺して現金や預金通帳を奪い、次女(同4歳)も包丁で突き刺して殺害するなどした。
1審・千葉地裁は94年8月に死刑判決を言い渡し、東京高裁も支持。最高裁は2001年12月、「
松井死刑囚は1994年2月、交際していた女性(当時42歳)をハンマーで殴り殺し、女性の父親(同69歳)と母親(同65歳)の2人も撲殺。隣に住む女性の妹(同39歳)夫婦方にも侵入し、妹とその長女(同6歳)を殺そうと首を絞めるなどした。1審・前橋地裁高崎支部は同年11月、死刑判決を言い渡し、東京高裁も支持。最高裁は99年9月、松井死刑囚の上告を棄却した。
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読売新聞は、罪を犯した未成年者について、少年の健全育成を目的とした少年法の理念を尊重し、原則、匿名で報道しています。しかし、国家が人の命を奪う死刑が執行された対象が誰なのかは重大な社会的関心事であるため、実名で報道します。
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